【初心者向け】刺繍の糸は何本どりがベスト?刺繍の疑問にお答え

2023/04/27

手持ちのアイテムにオリジナルの模様やモチーフをプラスできる刺繍。

刺繍は手を動かす楽しみや完成した達成感もあり、趣味のひとつとして人気です。

必要な道具も少なく身近な刺繍ですが、一度やってみると「刺繍の糸って何本どりがいいの?」「刺繍糸がたくさんあってどう選べばいいのかわからない」と疑問もたくさん出てくるもの。

そこで今回は、初心者さんがつまずきやすい刺繍の疑問にお答えします。

刺繍をこれから始めたい方、刺繍は難しそうで挑戦する勇気が出ない方も参考にしてみてくださいね。

こんなことがわかります

  • 刺繍の初心者の方がつまずくポイント
  • 刺繍で挑戦してみたいモチーフ作例
  • 刺繍がうまくいかない時の解消方法

こんな方におすすめです

  • これから刺繍を始めようと思っている方
  • 刺繍糸の引き出し方などでつまずいている方
  • 1度刺繍をしたけれど挫折してしまった方

初心者でも気軽に始められる刺繍

刺繍に必要な道具は意外と少なく、初心者さんでも気軽に始められます。
まずは刺繍の魅力についてチェックしていきましょう。

PARCEL「金銀の星たちでつむぐ刺繍アートの壁飾り・PARCELの星空刺繍講座

道具は「布」と「針・糸・刺繍枠」でOK

刺繍に必要な道具とは、
・刺繍を施したい布
・針と糸と刺繍枠

最低限これらがあれば始められます。

もちろん図案を使って刺繍したい場合は、必要な図案とチャコペンシルやトレーシングペーパーなど転写するための道具も必要ですが、基本の道具は少なめです。

ハンドメイドの中では材料・道具が少なく、どこにいても針と糸さえ持っていればできるので、意外と気軽に始められます。

刺繍を始めるにあたっての準備は 刺繍を始めるための準備、基礎知識をご紹介!で、詳しく解説しています。

普段使いのアイテムが特別なものに

例えば絵画のような大きな作品作りは時間も技術も必要ですが、ワンポイント刺繍なら比較的簡単です。

このワンポイントは
・子どもグッズの名入れ
・無地のTシャツを好きなデザインに
・ハンカチや靴下などを特別なものに

など、さまざまなところで活用できます。

刺繍の種類などは、【初心者でも出来る】世界の刺繍を楽しもう!〜人気の刺繍6選〜で、解説しています。

刺繍するだけで普段使っているものがオリジナリティのある特別なアイテムになるので、SNSでも人気を集めているのです。

ただし、刺繍は覚えることも多く「簡単そうに見えてうまくいかない…」と途中で挫折する方もいるのが実情。

次は、刺繍初心者さんがつまずきやすい疑問を解説します。

trims「8種類のステッチが学べる!かわいい動物刺繍講座

初心者がつまずきやすい刺繍の疑問とは?

初心者さんが最初につまずくのは「刺繍は針と糸がいると聞いていたけど、専用のものは自分の知っている道具と少し違う…」という点です。

刺繍糸は束になっており、この中から糸を引き抜き使います。また、太さがさまざまありどれを選べばよいかも分かりませんよね。

これらの刺繍の疑問について、詳しくチェックしていきましょう。

刺繍糸は何本取ればいいの?

刺繍糸とは細い糸が6本集まりゆるやかな1束にまとめられています。

一般的な裁縫に使う糸とは形状が異なるので、この使い方から迷う初心者さんも多いです。

束になっている刺繍糸は、2~3本取りが基本。

取り方にはバリエーションがあり、1本取りをすることもあれば束のまままとめて6本取りとしてステッチを刺すこともあります。

取った糸の本数によってかわるのは、作品の印象。

よく見かけるワンポイント刺繍では、2~3本取りが使われることが多いです。

どうやって糸を抜き抜くの?

束になっている糸は、まず6本の束を糸束から引き出しカットします。

長さは40~50センチが使いやすくておすすめです。

大体肩幅くらいが40~50センチなので、参考にしてくださいね。

次にカットした糸から必要本数を引き抜きます。
引き抜いた糸はキレイに揃えておきましょう。

下長根朗子「はじめての刺繍入門コース

刺繍糸はどう選べばいい?

刺繍糸は太さが異なり、それぞれの太さによって番号が振られています。

これを号数と呼び、号数が大きくなるほど刺繍糸は細くなります。

初心者さんが「どの号数を選べばいい?」と悩んだら、特に指定がない場合は定番の25番がおすすめです。

25番は使用頻度が高く、フランス刺繍やクロスステッチにも使われています。25番は軽いため、糸の強度としては弱めの部類です。

とはいえどの生地にも使いやすく汎用性が高いため初心者の方にも扱いやすい太さになっています。

刺繍を続けるうちに布に合った号数や作品に合わせた号数が必要となった場合は、25番以外のものも用意するとよいでしょう。

下長根朗子「はじめての刺繍入門コース

刺繍を始めたい!最初から作品作りでOK?

早速刺繍を始めたい!と思ったら、いきなり作品作りから始めてもよいのでしょうか?

作りたいものが決まっており、何かの手順にそって刺繍するのであれば、いきなり作品作りから始めてもかまいません。

ただし、刺繍の指南書を見ると縫い方がさまざまありいきなり複数種類の刺し方をやり始めると、前述したように「どこかで失敗して挫折…」と諦めてしまうかもしれませんね。

刺繍には基本の刺し方があるため、練習のために試し縫いをしてみるのもおすすめです。

基本の刺し方をマスターし慣れたら作品に取り掛かるとよいでしょう。

簡単なモチーフから始めて何か一つ作品を完成させると、達成感もあり次回につながりやすいです。

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初心者にもおすすめな刺繍の作例

初心者さんにもおすすめできる刺繍の作例を、ここからはご紹介します。

素朴な雰囲気でナチュラルな作品を参考に、自分だけの刺繍を楽しんでくださいね。

絵本の世界のような猫の刺繍

ハンカチや子どものお洋服、ポーチにも活用できる猫のワンポイント刺繍。

ナチュラルな雰囲気の猫さんは絵本の中から飛び出してきたようで、優しく和やかな雰囲気です。

こちらの刺繍は3つの簡単なステッチだけで構成されています。
基本的なステッチを使っているため、刺繍を始めたての初心者さんにもおすすめです。

立体的なふわふわ刺繍のモチーフ

見た目にもあたたかな刺繍でできたモチーフたち。

こちらは基本のステッチに加えてターキーノットステッチを使ったワンポイント刺繍です。

スミルナステッチと呼ばれる刺し方は、毛足が長くふんわりと立体感のある仕上がりが特徴。
写真のようなお花の刺繍や動物の刺繍に使うと、今にも動き出しそうな本格的な仕上がりを引き出してくれます。

定番人気の動物モチーフ刺繍

こちらは「くま・白鳥・ぞう」の動物モチーフ刺繍。

動物の刺繍は定番人気で、素朴な雰囲気と小さくてもかわいい印象が特徴的です。

こちらの刺繍は基本的なステッチのみで構成。作りながら刺繍の基礎を学べるので、試し縫いのためにモチーフに挑戦してみるのもおすすめです。

動物モチーフは写真のようなポーチに入れても、ハンカチやお洋服などに入れても活用できますよね。
1度刺し方を覚えると、次の刺繍にも応用できます。

刺繍が上手くいかない初心者さんにおすすめの方法

初心者さんが刺繍を始めても、結局うまくいかず続けられないのは実はよくあることです。

最後に刺繍初心者さんが知っておきたいアドバイスを3つご紹介します。

まずは図案通りに作ってみる

インスタグラムでも人気の刺繍。

「かわいいし針と糸は持っているしとりあえずやってみよう!」と始めると意外と不明な点が多く、失敗しがちです。
まずは図案を用意し、その通りに一作品作ってみましょう。

先ほど「試し縫いから始めるのがおすすめ」とお伝えしましたが、図案にそって刺してみると自分の苦手な刺し方や不得意な部分も把握しやすいです。

下長根朗子「はじめての刺繍入門コース

書籍などで学ぶ

刺繍はさまざまな指南本、教本が販売されています。

書籍などを利用して刺繍を学んでみるのもおすすめです。

図案を用意して独学で始めてもよいのですが、書籍だとより初心者に優しい基礎知識が含まれています。
中には図案付きのものもあるので、書籍と道具さえ揃えれば始められるのも嬉しいポイントです。

刺繍アーティストや刺繍の先生から直接学ぶ

「書籍を読んでみたけど難しくてわからなかった」「途中でうまくできないところが出てきた」という方には、刺繍教室やオンライン講座で刺繍の先生から直接学ぶのもおすすめです。

受講するコースによってはその中で使うキットもあわせて注文できるので、
初心者さんがつまずきやすい「刺繍糸はどれを選べばいいの?」「刺繍針のおすすめって?」という点もクリアできます。

教室に通う時間がなかなか取れない、自分のペースで隙間時間に刺繍を楽しみたいという方は、より気軽なオンライン講座が向いているでしょう。

開講する先生とも連絡が取れれば、教室に通うことなく自宅で失敗知らずの刺繍を楽しめます。

基礎が学べる「はじめての刺繍入門コース」はこちら
作品作りの実践が学べる「コースレッスン」はこちら

初心者でも刺繍を諦めない!疑問を解決して楽しい趣味を

刺繍は本来気軽に始められるもの。

場所を選ばず楽しめるため、その魅力から人気のあるハンドメイドのひとつです。

今回ご紹介した初心者さんのつまずきやすいポイントをチェックして、楽しく刺繍を続けてみてくださいね。

どうしても上手くいかない場合は、刺繍を学んでみるのもおすすめです。

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