アロマキャンドルの失敗しない作り方とは?ほどよい香りで作る方法

2023/04/27

キャンドルの見た目と一緒に香りも楽しめるアロマキャンドル。

部屋に置いておくと心休まるリラックスアイテムとして、多くの方から人気です。

そんなアロマキャンドルは手作りすることもできますが、香りづけのときに「香料を入れたけれど匂いがしない…」「どのくらい香料を入れればよいのかわからない」と悩むことも多いです。

今回はアロマキャンドルの失敗しない作り方、ほどよい香りで作る方法をご紹介します。

こんなことが分かります

  • アロマキャンドルのほどよい香りで作る方法
  • アロマキャンドルの香りをより強くする方法
  • アロマキャンドルを良い状態で保つ方法

こんな方におすすめです

  • アロマキャンドル作りに興味のある方
  • アロマキャンドルの香りを強くする方法を知りたい方
  • アロマキャンドル作りにこれから挑戦してみたい方

人気のキャンドル、アロマキャンドルとは?

キャンドルの中でも人気のアロマキャンドルとは、「キャンドルに香りを付けたもの」です。

キャンドルはインテリアとしても楽しめますが、香りがあるとよりリラックス効果も期待できますよね。

アロマキャンドルはキャンドルそのものにも香りが付いていますが、火をともしろうやワックスが溶けるとより香ります。

この香りはキャンドルに香料を入れるとできるもので、アロマキャンドルでは「香りづけ」が大切なポイント。
香りを楽しむために、香水メーカーやコスメブランドがアロマキャンドルを販売することも多いです。

【簡単】アロマキャンドルの作り方を解説!必要な材料や上手く作るコツ内で、詳しく解説しています。

アロマキャンドルの「香りづけ」に使う香料の種類

アロマキャンドルは手作りもできますが、香りづけのために香料を用意します。

一般的な手作りキャンドルで使うものは、以下の3種類。ひとつずつチェックしていきましょう。

キャンドル用の香料

香料の中にはキャンドル用のものがあります。

アロマキャンドル作り専用に作られたものなので、安全性が高く安心して活用できるのが特徴です。
キャンドル用の香料は資材メーカーのネット通販で購入できます。

アロマオイル(精油)

アロマオイルはアロマキャンドルに使われる一般的な香料です。

ここでいうアロマオイルは植物の香り成分を抽出した精油のことであり、材料によってさまざまな香りを楽しめます。

アロマオイル同士を組み合わせて好みの香りを作ることもでき、自分好みのアロマキャンドルを作りたい方におすすめです。

市販の香水

市販の香水でアロマキャンドルを作ることもできます。
香水キャンドルとも呼ばれているアイテムです。

残った市販の香水やサンプル用の香水で作ることも多いですが、自分が好きな香りでないとアロマキャンドルを楽しめないので、事前に香りのチェックをしておくと安心です。

アロマキャンドルの香りをより強く出すには?

アロマキャンドルを作ってみると感じるのが、「香料を入れたのにあまり香りが出ない…」という悩みです。

これにはいくつかの原因が考えられるので、香りをより強くするための方法をご紹介します。

Natural aroma life「アロマキャンドルを作る時に知っておきたい精油の知識と使い方

強い香りを使う

アロマオイルや香水の香りそのものがふんわりと柔らかであれば、ほのかな香りしか残りません。

好みにもよりますが、物足りないと思ったら強い香りを選ぶようにしましょう。

  • マンダリン、グレープフルーツなどシトラス系
  • ホワイトムスク、カシミアムスクなどムスク系
  • ツリやジャスミンなどオリエンタルなフローラル系
以上の香りはよく香るといわれているもの。少しずつ足して試してみるのがおすすめです。

標準よりも「2%」多く香料を使う

香りをより出すためには、いつもよりほんの少し多めに香料を入れてみましょう。

多めというのは「標準よりも2%多い」といわれていますが、必ずワックスの種類による許容量内に留めます。
その上で事前に燃焼実験をし、きちんとキャンドルが機能するかを確かめなくてはなりません。

香料はいくらでも入れてよいわけではなく、入れすぎるとワックスと香料が分離し、芯の目詰まりもおこします。

火を止めてから香料を入れる

ワックスを溶かす段階の高温状態では、香りが飛んでいきやすいです。

火をかけながらアロマオイルや香水を入れるのではなく、火から鍋をおろした状態で香料を追加しましょう。

アロマオイルは可燃性であり、引火温度が低い人工香料が含まれるものでもアルコールが入っていることもあります。引火の危険もあるので、火にかけたまま香料を入れるのは危険です。

ワックスの温度は60度くらいが香りが飛ばず正しく香料が活きる温度とされています。
火からおろし、温度計で測りながら香料を入れるとよいでしょう。

アロマキャンドルの香りを長持ちさせるには?

アロマキャンドルをより長く楽しむために、香りを長持ちさせる方法もご紹介します。

インテリアとしてキャンドルを楽しむときは、置く場所や保管方法にもこだわってくださいね。

TOKYO CANDLE「はじめてのキャンドル入門コース

アロマキャンドルを使うときの置き場所に注意

アロマキャンドルはほとんどの場合自室やリビングに置いてインテリアとして楽しみますよね。

その場合は適した環境に置くことがおすすめです。
  • 直射日光や高温を避ける
  • 乾燥した場所を避ける
  • 風の当たる場所もNG
例えばエアコンの真下にアロマキャンドルを置いておくと、直風があたって火を付けるとススが出ることもあり、匂いが飛びやすいです。

直射日光はキャンドルが着色していた場合色褪せの原因にもなるので、日陰に置くとよいでしょう。

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アロマキャンドルの適切な保管場所とは

アロマキャンドルをすぐに使わず保管する場合は、こちらも適した環境を選びましょう。

  • 高温多湿を避ける
  • 乾燥や直射日光を避ける
  • 涼しい場所で
プレゼント用のキャンドルなどは梱包材に入れ、直射日光を避けて保管するとベスト。
匂いも飛びにくいので長持ちできます。

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1時間以上、2~3時間以内で火をともす

火をつけて楽しむ場合は、短時間・長時間を避けるのがポイントです。

短時間の燃焼を何度か繰り返すと、芯の周りだけが残り真ん中だけ溶けます。
アロマキャンドルの寿命が短くなるので注意しておきましょう。

一方で3時間以上と長時間キャンドルを使うと、ワックス全体が溶け出しキャンドルの形が崩れることも。
キャンドルが溶ける変化も魅力のひとつですが、炎が大きくなり引火の危険もあるため燃焼時間には気を付けましょう。適した時間は1時間以上、2〜3時間以内です。

アロマキャンドルの香りを十分に楽しめる時間なので、就寝前やおうちのリラックスタイムで活用してみてくださいね。

アロマキャンドルのおしゃれな作例

ここからはアロマキャンドルの実際の作例を見ていきましょう。

アロマキャンドルは香りを楽しむだけじゃなく、インテリアやフレグランスとしても楽しめます。

ルームフレグランスにも。アロマキャンドルサシェ

こちらはほんのりと香りがするアロマワックスサシェ。

写真を見るとわかるように、クローゼットや壁に掛けて楽しめる形になっていて、火をつけなくてもルームフレグランスとして楽しめます。

アロマキャンドルは見た目や入れる花材にもこだわるとより個性が出せますよね。
プレゼントとしても喜ばれるアレンジ方法です。

華やかなインテリアに!アロマキャンドルポット

こちらはドライフラワーを取り入れた、ポットタイプ(置き型)のアロマキャンドル。

見た目にも華やかで、インテリアとして使うとおしゃれな雰囲気を楽しめます。

玄関やトイレなど、飾りたい場所に置くとアロマキャンドルポットなら長持ちするのも嬉しいポイント。
お気に入りの香りづけをして、世界でひとつだけのオリジナルインテリアを作れます。

本格見えするナチュラルアロマキャンドル

こちらのアロマキャンドルは、精油を配合した完全オリジナルの香りを付けたもの。

空き瓶にワックスを入れることで、まるで市販品のような見た目も本格的です。

全体的にナチュラルな見た目なので、贈り物としてもおすすめ。
純度の高いアロマキャンドルを瓶に詰めて、インテリアとしても楽しめます。

アロマキャンドルの作り方を失敗しないためには?

アロマキャンドルはご紹介したように、香料とワックスの比率が大切なポイント。

この比率はアロマキャンドルを何度か作らないと体得できませんし、キャンドルの知識も必要です。香りづけをするだけなら簡単ですが、匂いが付きすぎたり反対に付かなくて悩むことも多いでしょう。

香りづけ初心者さんは、基本の作り方だけでも学んで知ることがおすすめです。アロマキャンドルを習うには、
  • ハンドメイド教室
  • 書籍
  • オンライン講座
などの手段が考えられます。時間がない方や自分のペースでキャンドル作りを学びたい方は、オンライン講座を選んでみてはいかがでしょうか?

道具が必要な場合はキット付きの講座もあるので、気軽にアロマキャンドルに触れることができます。

手作りアロマキャンドルで自分好みの香りを楽しもう!

アロマキャンドルは香りが最大の特徴なので、自分好みの世界に一つだけのキャンドルを手作りしてみたいですよね。

自分で作ったアロマキャンドルは好みの見た目、香りにできるので、キャンドルだけでなくインテリアやフレグランスとしても楽しみが広がります。

ご紹介した香りづけのポイントを試しながら、アロマキャンドル作りに挑戦してみましょう。
自分では上手くいかない方は、アロマキャンドルを習うのもおすすめです。

Natural aroma life「アロマキャンドルを作る時に知っておきたい精油の知識と使い方

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