本コースは「直してでも使いたい」と思う器が欠けてしまった時、本物の漆を使って繕う方法を学ぶことができる講座です。

漆は時間も手間もかかりますが、身体にも器にもやさしい天然のものです。

一緒に「漆」という素材を楽しみながら、繕い方を学んでいきましょう。

本漆の金継ぎに挑戦してみませんか?

「金継ぎ」とは、割れや欠け、ひびなどで破損した器を直す修復技法として古くから日本で受け継がれてきた文化です。

今回は、本物の漆を使用して「器の欠け」をお直ししていきます。

漆はかぶれることもありますが、きちんと扱えば安全で、縄文時代から使われてきた自然の塗料です。
器も、土や石といった自然物で作られています。
その自然物でできた器を、自然物の漆で直すことは、器にも優しくできます。

食べ物を入れたり口をつけて使うもの、普段使いの器だからこそ、身体にも器にも無理のない「漆」という素材を使って繕ってみませんか?

初めての方でも大丈夫◎

本コースでは、陶磁器の欠けの直し方や、本漆の扱い方を丁寧にお伝えしていきます。

初心者の方でも安心して受講いただけます。

漆をはじめ、初めて使うものも多いかと思います。
漆の扱い方はもちろん、道具の使い方や綺麗に仕上げるコツ、ポイントをご紹介していきますので、
一緒にステップアップしていきましょう。

気軽に楽しくお直ししてもらえるように

例えばお洋服のボタンがほつれたら、付け直してまた着られるようになります。
それと同じように、器に小さな欠けができたら、気軽にお直しして使っていただけたらと思います。

一緒に「漆」という素材を楽しみながら、健やかにお直ししていきましょう。

金継ぎ師guu.からのお願い

金継ぎとは「割れてしまった器を直す方法」のことです。

金継ぎは、大切な器が割れたり、欠けたりして悲しい気持ちを、器と一緒に繕っていく、
心にも器にもやさしい直し方です。

本コースは「直してでも使いたい」という器が欠けてしまって、悲しい気持ちになった時に、
ご自分でもお直ししていただけるようにと考え、開講することにいたしました。

だからもし「金継ぎをしたいから何か割ろう」という方がいらっしゃったら、
敢えて割ってしまうようなことは、どうか避けていただきますようお願いしております。

手元に割れたものがなく、それでも本コースの受講をお考えの方は、
ご家族やご友人に尋ねてみたり、骨董市やフリマアプリなどで割れたものを探してみてください。
心よりお願い申し上げます。

また、金継ぎした器は電子レンジなどの使用ができなくなります。
直すものを選ぶときには気をつけましょう。

漆かぶれについて

本コースでは本物の漆を使います。個人差はありますが、かぶれることがあります。

多くの場合は直接触れた場合に起きますので、必ず使い捨て手袋のご用意をお願いいたします。

直接触れなくても、体調などでアレルギー反応が出る場合もあります。
なるべく肌の露出の少ない服装で作業することをおすすめいたします。

ご購入の際はこれらのことをご了承いただき、ご自身の責任においてご判断ください。
また、医療保障などは負いかねますので、何卒ご了承くださいませ。

予告編動画


受講レベルに関して

初級者向け

こんな方におすすめ

・「大切な器を直したい」という方
・「直してでも使いたい」と思う器をお持ちの方
・「簡易金継ぎはやったことあるけど本漆を使った方法も知りたい」という方

以外にも、工芸に興味のある方にもおすすめのレッスンです。


カリキュラム

全6レッスン

LESSON1

Introduction(導入)

Welcome!金継ぎ師guu.先生からご挨拶。
学んでいくことを確認していきましょう!
直せる器や、使用する道具をご紹介します。

学習のポイント
・先生からのメッセージ
・本コースで学ぶこと
・漆かぶれの注意点
・使用する道具の紹介
LESSON2

金継ぎと漆のこと

最初は金継ぎについて、漆についての基礎知識を学んでいきましょう。あわせて、漆の乾かし方、筆の洗い方もお伝えしてきます。

学習のポイント
・金継ぎと漆の基礎知識
・なぜムロが必要なのか
・筆の洗い方のコツ
LESSON3

下準備

いよいよ実践です。筆の扱い方やヤスリがけを学んでいきましょう。

学習のポイント
・ヤスリがけのコツ
・筆の扱い方
・瀬〆漆を塗って拭き取る
LESSON4

欠けを埋める

錆漆を作って実際に欠けを埋めていきます。マスキングにもコツがありますので、しっかりと確認していきましょう。

学習のポイント
・マスキングのコツ
・錆漆の作り方
・錆漆の研ぎ方
LESSON5

黒漆を塗る

続いて、黒漆を塗っていきましょう。黒漆にも研ぎ方や塗りのポイントがありますので、実践の中で学んでいきましょう。

学習のポイント
・黒漆の塗り方
・黒漆の研ぎ方のコツ
LESSON6

金粉を蒔く

いよいよ金継ぎも最終段階です。金粉を蒔いていく準備やコツを確認しながら、丁寧に仕上げていきましょう。

学習のポイント
・ベンガラ漆を塗るときのコツ
・なぜ半乾きにするのか
・金粉を蒔くときのコツ

学習・制作時間目安


キットについて

こちらのキットは、受注販売商品です。通常より発送にお時間をいただきます。

・瀬〆漆
・黒呂色漆
・ベンガラ漆
・砥の粉
・定盤
・プラスチックのヘラ
・竹べら
・筆2本
・耐水ペーパー(#800と#1500)
・スポイト
・マスキングテープ
・ダイヤモンドヤスリ
・デザインナイフ
・金消粉
・真綿

ご準備いただくもの

・使い捨て手袋
・はさみ
・小皿
・サラダ油
・無水エタノール
・ティッシュペーパー
・段ボール箱
・霧吹き
・布巾
・A4サイズ程度の紙
・コインなど重石になるもの

「直してでも使いたい」と思う器を本漆でお直ししています。
ご依頼いただいてお直しすることもあれば、金継ぎ教室やZoomでのパーソナルレッスンで、
金継ぎをお教えしています。
この度ご縁をいただき、FANTISTさんでは、コースレッスンを開講させていただくことになりました。

金継ぎとは「割れた器をお直しする方法」です。
本漆を使った金継ぎはかぶれる心配もありますが、きちんと扱えば安全で、身体にも器にもやさしい自然のものです。
陶磁器はもともと土や石でできています。その自然物でできたものを、自然塗料の漆でお直しすることは、器にとっても健康的だと考えています。
「直してでも使いたい」と思う器が割れてしまったとき、直す手段があることを思い出していただけたら嬉しいです。

https://kintsugi-guu.jimdofree.com/

受講までの流れ

よくある質問

Q コースレッスンとは?

A カリキュラムを通した学びの中で、スキル習得を目指せるレッスンです。
受講期間中は、何度でも見直せるので、忙しい方でも自分のペースで学べます。

Q 質問などはできますか?

A 各レッスンごとにチャットを使ったやりとりが可能です。
受講中のご質問、制作した作品の添削・写真のご共有まで、多岐にわたるやりとりが可能です。
開講中の講師より、お返事いたします。

Q 受講(視聴)期限はありますか?

A 各コース受講期限が設定されています。
受講開始ボタン押下後、カウントは開始されます。なお、期限内であれば、いつでも視聴可能です。