このコースは、漆を使った金継ぎの基本を学べるレッスンです。

今回は、欠けた器を直し方を解説します。

漆の扱い方から、実際の修復方法までを丁寧に解説しますので、初めての方でも理解しやすく、楽しみながら金継ぎを学んでいただけます。

世界的に人気が高まっている日本の伝統文化「金継ぎ」

金継ぎとは、割れたり欠けたりした器を漆(うるし)で修復し、継いだ部分を金などで装飾する、日本の伝統的な技法です。

金継ぎの特徴は傷跡を隠すのではなくあえて目立たせること。

単に修理するのではなく、装飾することで新たな価値を生み出すことに魅力があります。

はじめて漆を使った本格的な金継ぎに挑戦したい方におすすめ

今回は、「小さな欠けの直し方」をテーマに、漆の基本的な知識と金継ぎのスキルを習得します。

漆の性質や道具の扱い方美しい仕上がりにするためのコツなどを、実技を交えながら詳しく解説します。

ご自宅で手軽に始められる金継ぎ。
安全に作業を進めるためのコツもご紹介します。

漆かぶれについて

漆は、素手で触れると9割の方がかぶれると言われています。

金継ぎで使用する漆の量は少量ですが、必ず手袋を着用するなど、肌に触れないように十分な保護対策を行ってください。

体質によっては、保護対策をしてもかぶれてしまうことがあります。

その場合は、すぐに漆の作業を中止し、皮膚科を受診しましょう。

【お願い】
漆によるトラブルについては、当方では責任を負いかねます。
ご自身の責任のもと、作業を行ってください。

saca kintsugi講師から学びの進め方について

漆の扱いに慣れるには少し時間がかかると思います。
毎回1時間程度、集中して作業ができる時間をみつけてレッスンに取り組んでみてください。週に2回作業が出来ると1ヶ月ほどで欠けた器を直すことが出来ます。

本コースは1レッスン6,7分、トータル42分のレッスン動画です。
何度も見返して練習がしやすいように要点をまとめた動画にしました。
実際に作業をするときはたっぷりと時間をとって行うようにしてください。

予告編動画


受講レベルに関して

初級者向け

こんな方におすすめ

・本格的な金継ぎを体験したい方
・金継ぎキットを買って挑戦してみたけど挫折してしまった方
・欠けた器を直したい方
・漆を安全に扱う方法を知りたい方


カリキュラム

全6レッスン

LESSON1

Introduction(導入)

Welcome!先生からご挨拶。学んでいくことを確認していきましょう!また、準備するものの確認もしていきます。最初は漆の扱い方から学んでいきます。漆でかぶれてしまわないように必ず保護をして作業していきましょう。

学習のポイント
・講師からのメッセージ
・各レッスンで学ぶこと
・準備するもの
LESSON2

漆を塗ってみよう

では早速実際に漆を塗っていきましょう。準備、後片付けのやり方まで丁寧に解説していきます。一つ一つしっかりと習得していきましょう。

学習のポイント
・準備、後片付けのやり方
・漆の塗り方
・漆の乾かし方
LESSON3

下地作り①(漆研ぎ・錆漆の作り方)

続いて下地作りをレッスンしていきます。基本的な漆の研ぎ方から、錆漆の作り方、使い方まで実践しながら学んでいきましょう。

学習のポイント
・耐水ペーパーの使い方
・漆の研ぎ方
・錆漆の作り方、使い方
LESSON4

下地作り②(錆漆を研ぐ)

乾いた錆漆の研ぎ方を説明していきます。錆漆の固め方、乾かし方を学んで、錆付けを繰り返していきましょう。

学習のポイント
・乾いた錆漆の研ぎ方
・錆漆の固め、乾かし方
・錆付けを繰り返す
LESSON5

下地作り③(黒漆の作り方)

このレッスンでは、黒漆の作り方を習得していただけます。基本的なプロセスと、綺麗に塗る方法やコツを学んでいきましょう。

学習のポイント
・黒漆の作り方
・綺麗に塗る方法
LESSON6

仕上げ、金継ぎした器の取り扱い

弁柄漆を作り金粉を蒔いて仕上げていきましょう。また、金継ぎをした器の扱い方もお伝えしていきます。

学習のポイント
・弁柄漆の作り方
・漆が縮んでしまったときの対処法
・金粉の蒔き方
・金継ぎした器の扱い方

ご準備いただくもの

・市販の金継ぎキット(動画ではTSUGUKITを使用)
※こちらの商品です:https://shop-kintsugi.com/shop/
・欠けた器
・エプロン
・アームカバー
・ビニール手袋
・サラダ油
・アルコール(無水エタノール)
・サランラップ
・ティッシュ
・カッター
・ハサミ
・水を入れる小さめの容器
・蓋付きプラケース
・温度湿度計
・ペーパータオル
・ビニールシート
・養生テープ

大切なものがこわれてしまったときの悲しい気持ちは誰しも一度は体験したことがあると思います。
金継ぎはそんな気持ちを救ってくれる癒しの技術です。
普段は本漆を使う伝統的な金継ぎと現代金継ぎの両方で、年間100個ほど器を直しています。
「直して使う」を身近に感じていただけると嬉しいです。

新潟県出身
多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業
長野県安曇野市在住

http://saca.jp

受講までの流れ

よくある質問

Q コースレッスンとは?

A カリキュラムを通した学びの中で、スキル習得を目指せるレッスンです。
受講期間中は、何度でも見直せるので、忙しい方でも自分のペースで学べます。

Q 質問などはできますか?

A 各レッスンごとにチャットを使ったやりとりが可能です。
受講中のご質問、制作した作品の添削・写真のご共有まで、多岐にわたるやりとりが可能です。
開講中の講師より、お返事いたします。

Q 受講(視聴)期限はありますか?

A 各コース受講期限が設定されています。
受講開始ボタン押下後、カウントは開始されます。なお、期限内であれば、いつでも視聴可能です。