【ソイキャンドル作り方】自然な素材でアロマを長く楽しむ方法
2024/11/19
「ソイキャンドルの作り方が知りたい!」
「癒しの香りを長く楽しむためのコツは?」
「初心者でも作れるかな…」
大豆からできたソイワックスを使っている『ソイキャンドル』は、環境にやさしい自然な素材でできているにも関わらず、豊かに広がる香りを楽しませてくれるアイテムで、初心者さんでも簡単に手作りすることができます。
しかし、使う材料の選び方や、癒しの香りを長く楽しむためには、ちょっとしたポイントをおさえておくことが重要です。
そこで本記事では、ソイキャンドルの材料や簡単な作り方と、香りを長く楽しむためのコツを解説します。
記事の後半では、「本格的にキャンドル作りを学びたい!」という方のために、プロから学べる講座も紹介しています。
ぜひ最後まで読んで、魅力たっぷりのソイキャンドルライフを楽しんでくださいね。
目次
こんなことがわかります
- ソイキャンドルの特徴や長く楽しむ方法
- 必要な材料や作り方のポイント
- プロから学ぶキャンドル講座
こんな方におすすめ
- ソイキャンドル作りに興味がある方
- ソイキャンドルをうまく作る方法を知りたい方
- 本格的にソイキャンドル作りを学んで見たい方
ソイキャンドルとは?
ソイキャンドルは、天然の大豆から生成されたソイワックスを使用して作られたキャンドルです。
再生可能な環境にやさしい素材で、香りの持続性にも優れているため、環境への配慮と高品質な香りを求める方々に愛用されています。
100%大豆から生成されたソイワックスを使用したソイキャンドルは、燃焼時に有害な物質を含まず、空気の清浄効果があるとも言われるお子様から年配者まで幅広い年齢層の方が安心して使用できるキャンドルです。
通常のキャンドルと同様、お子様やペットから届かない場所で、火の近くに物を置かないよう注意して、炎の揺らぎや安らぎの香りを楽しみましょう。
TOKYO CANDLE「はじめてのキャンドル入門コース」
ソイキャンドルの特徴
キャンドルにはソイワックスの他に、石油が原料のパラフィンワックスやミツバチの分泌腺から抽出される密蝋などがあります。
本章では、数あるキャンドルの原材料の中でも自然由来のソイワックスから制作するソイキャンドルの特徴を解説します。
ソイキャンドルの特徴は、次の通りです。
【ソイキャンドルの特徴】
【ソイキャンドルの特徴】
- 燃焼時間が長く香りが広がりやすい
- 環境にやさしい
- 燃焼時の煙が少ない
燃焼時間が長く香りが広がりやすい
ソイワックスは、通常の石油由来のワックス(パラフィンワックス)と比べて燃焼時間が長い傾向にあります。
また、ソイワックスは香りをしっかりと保持しゆっくりと放出する特性があるため、長時間にわたって心地よい香りと癒しを楽しむことができます。
earth candle「アロマソイボタニカルキャンドルの作り方(紙カップver.)」
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環境にやさしい
ソイワックスは大豆から作られる天然のワックスです。石油系のパラフィンワックスと比較して環境にやさしい特性があります。
燃焼時の煙が少ない
ソイキャンドルは燃え方が非常にクリーンで、煙や有害な物質をほとんど発生しません。
室内を快適な状態に保ちながら、豊かな香りを楽しむことができるのは嬉しいポイントですね。
earth candle「earth candleが教える!基礎から応用まで学ぶナチュラルワックスキャンドル講座」
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ソイキャンドルを長く楽しむ使い方
ソイキャンドルは、ちょっとした工夫で長く楽しむことができます。以下のポイントを意識して使用すると良いですよ。
【ソイキャンドルを長く楽しむ使い方】
- 燃焼時間を調整
- 正しい芯選びとメンテナンス
- 点火と消火をひと工夫
燃焼時間を調整
ソイキャンドルは長時間燃焼する特性がありますが、燃焼時間は2〜3時間程度にしましょう。
こうすることでキャンドルの表面上部が均一に溶けるため、トンネリング現象を防ぎ見た目も綺麗にソイキャンドルを使うことができますよ。
表面が滑らかになることで、次回使用時も芯に火をつけやすくなります。
反対に短時間で燃焼すると、中央が陥没しキャンドルの内側がぽっかり穴の空いた形状になってしまいます。その状態で固まってしまうと見た目も悪く、芯への点火も難しくなるので注意しましょう。
earth candle「クリスタルグラスキャンドルの作り方」
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正しい芯選びとメンテナンス
ソイキャンドル制作時に適切な芯を選び、常に芯の長さを5mm程度に切りそろえて使用してください。
芯が長すぎると炎が大きくなりすぎてしまい、キャンドルの炎が不安定になる可能性があります。
また、燃え方が不均一になるためキャンドル全体の燃焼時間が短くなってしまいます。ソイワックスに適切な芯は、【質問3】ソイキャンドルの芯の選び方は?をご参照ください。
TOKYO CANDLE「はじめてのキャンドル入門コース」
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点火と消火をひと工夫
【点火時】
芯をまっすぐ立てて、芯の根元に点火しましょう。柄の長いライターを使うと操作しやすいです。
【消火時】
炎は吹き消さず、ピンセットなどの不燃性のもので芯を掴み、溶けているロウ部分に浸して消しましょう。
炎が消えた後は、芯がロウから出るように芯の位置を調整しておくと次回点灯時に点火しやすいですよ。
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ソイキャンドルを作るために必要な材料・道具
本章では、ソイキャンドルの制作に必要な材料と道具を紹介します。
【材料】
- ソイワックス
- キャンドル用の香料
- キャンドル用の着色料
- 芯と座金
- キャンドル容器(または、型取り用のモールド)
【道具】
- IHヒーター
- 小鍋やフライパン
- 電子温度計
- キッチンスケール
- ボウル
- 割りばし
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ソイキャンドルの作り方
材料と道具をそろえたら、さっそくソイキャンドルを作ってみましょう!
今回は、香りつけあり・装飾なしのソイキャンドルの作り方を紹介します。ソイキャンドルの作成手順は次の通りです。
【ソイキャンドルの作り方】
1.容器に芯と座金をセッティングする
2.IHヒーターでワックスを溶かす
3.香料を加える
4.容器にワックスを注ぐ
5.完全に固まったら完成!
工程を1つ1つ確認していきましょう。
【ソイキャンドルの作り方】
1.容器に芯と座金をセッティングする
2.IHヒーターでワックスを溶かす
3.香料を加える
4.容器にワックスを注ぐ
5.完全に固まったら完成!
工程を1つ1つ確認していきましょう。
【作り方1】容器に芯と座金をセッティングする
容器についたゴミや水分をしっかりと拭き取ってから、芯を座金に通して固定します。
割り箸に芯を通して、容器の中央にくるようにセッティングしておきましょう。
【作り方2】IHヒーターでワックスを溶かす
ホーロー鍋にソイワックスを入れ、電子温度計で温度を確認しながらIHヒーターで加熱します。
ソイワックスの融点は45度〜60度前後と幅があるため、使用するワックスに記載されている融点を参考に加熱していきましょう。
【作り方3】香料を加える
ソイワックスの温度が65〜70度になったら、キャンドル用のアロマオイルを加え、割り箸などで軽くかき混ぜてください。
温度が高くなりすぎるソイワックス自体が劣化してしまうため、85度以上にならないように注意しながら加熱しましょう。
ソイキャンドルへの色つけ(色つけをする場合)は、香りつけをした後でおこないます。詳しい着色方法は、【質問2】ソイキャンドルの着色方法は?にて後述します。
【作り方4】容器にワックスを注ぐ
容器に溶かしたワックスを流し入れます。
表面がでこぼこするのを防ぐため、注ぎ入れたら容器はできるだけ触らないようにしましょう。
【作り方5】完全に固まったら完成!
キャンドルの表面は1時間程度で固まりはじめますが、全体が完全に固まるまでには12〜24時間かかります(外気温によって固まるまでの時間に幅があります)。
中までしっかりと固まったら、芯を1cm程度の長さにカットして完成です!
ソイキャンドルのQ&A
燃焼時間が長かったり環境に配慮した素材を使用していたりと、魅力たっぷりのソイキャンドル。
本章では、そんなソイキャンドルに関するQ&Aを紹介します。
ソイキャンドルに関するよくある質問は次の通りです。
【ソイキャンドルに関するよくある質問】
【ソイキャンドルに関するよくある質問】
- アロマオイルの選び方は?
- ソイキャンドルの着色方法は?
- ソイキャンドルの芯の選び方は?
- キャンドルの容器はどんなものがおすすめ?
- ソイキャンドルにはどのようなデザインや装飾がある?
【質問1】アロマオイルの選び方は?
香料には、人の手が加えられているキャンドル用のオイルと、自然由来のアロマオイル(エッセンシャルオイル)があります。
キャンドル用オイルは、合成香料が添加されたものでアロマオイルは植物から抽出した天然の香料です。
ソイキャンドルに使用する香料は、安価で強い香りが付けやすいキャンドル用のオイルがおすすめです。アロマオイルは、高品質でさまざまな効果が期待できますが、高価で強い香りがしづらいという特徴があります。
ソイキャンドルに使用する香料は、安価で強い香りが付けやすいキャンドル用のオイルがおすすめです。アロマオイルは、高品質でさまざまな効果が期待できますが、高価で強い香りがしづらいという特徴があります。
アロマオイルのより詳細な選び方は、『アロマキャンドルの『香りづけ』に使う香料の種類』も参考にしてみてください。
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【質問2】ソイキャンドルの着色方法は?
キャンドルに色をつけるには、キャンドル用の着色剤(顔料または染料)を使用するのがおすすめです。
ごく少量でも着色できるため、耳かき1杯程度の量から少しずつ着色しましょう。色を調合する場合は、試しに少量のワックスに色付け剤を混ぜて、色味を確認しながら必要に応じて他の色を混ぜ合わせます。
ソイキャンドルの着色に関して詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
【質問3】ソイキャンドルの芯の選び方は?
ソイキャンドルには、HTPという芯糸が適しています。
HTPは、細かい綿糸に紙のフィラメントを一緒に編んだ芯です。燃えやすく、自然素材であるソイワックスの燃焼を助けて、香りをしっかりと放出してくれる効果があります。
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【質問4】キャンドルの容器はどんなものがおすすめ?
キャンドルの容器は、小ぶりのガラス容器や陶器がおすすめです。
特に初心者さんは、容器を小さくすることで使用するワックスの量が少なくなるため、取り扱いが容易になり、失敗のリスクやかかる費用が減ります。
そして、容器の大きさには関わらず、耐熱性があり、作りたいキャンドルの形状に合うものを選びましょう。
ガラスや金属製の容器が一般的ですが、自由な形状を持つシリコン型も使えます。
earth candle「クリスタルグラスキャンドルの作り方」
ガラスや金属製の容器が一般的ですが、自由な形状を持つシリコン型も使えます。
earth candle「クリスタルグラスキャンドルの作り方」
【質問5】ソイキャンドルにはどのようなデザインや装飾がある?
ソイキャンドルはさまざまなデザインが可能です。
【ソイキャンドルのデザイン・装飾のバリエーション】
【ソイキャンドルのデザイン・装飾のバリエーション】
- ドライフラワーやハーブを表面に埋め込む
- マーブル模様を作る
- 韓国キャンドルで人気のボンボンキャンドル
- カラーを変えて層にする など
思わずうっとりしてしまうような、あなた好みの可愛いデザインでキャンドル作りを楽しんでくださいね。
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ソイキャンドルの作例・講座紹介
さまざまな種類があるソイキャンドル。
本章では、ソイキャンドルの作品例を3種類紹介します。
【ソイキャンドルの作品例】
【ソイキャンドルの作品例】
1.ボタニカルソイキャンドル
2.ホワイトマーブルキャンドル
3.スイーツキャンドル
可愛い!おしゃれ!が詰まった『ボタニカルソイキャンドル』の作り方
ソイキャンドルの中でも人気の高いのがボタニカルキャンドル。ボタニカルキャンドルのポイントは、何と言っても側面にかわいく並んだドライフラワーやドライフルーツたち。
この講座では、キャンドルの側面を華やかに彩るコツ、表面をつるつるに仕上げる方法、立体感を出すテクニックまで、丁寧に学ぶことができます。
キャンドル専用の型がなくても、お手持ちの型でも簡単に制作できるので、初心者さんでも安心です。
高級感漂う『ホワイトマーブルキャンドル』の作り方
柔らかいホワイトが2層に分かれ、美しく散りばめられた金箔が煌めくマーブルキャンドルです。
何気なくご自宅に飾るだけでも、一気に高級感漂うインテリアに。
- キャンドルに金箔を使ってみたい
- ソイキャンドルのレパートリーが欲しい
- 韓国染料を使ってみたい
- キャンドルのレパートリーや教室のレッスンメニューを増やしたい
そんな方にぴったりの講座です。
初心者さんでも簡単に作れて、経験者さんも納得の小技が詰まっているので、作品のアレンジや教室のレッスンメニューとしての幅も広がります。
本物みたいに可愛い!ソイキャンドルで作る『スイーツキャンドル』の作り方
思わず食べたくなるような可愛いスイーツキャンドルたちが、お部屋のインテリアに華やかさをそえてくれます。
本講座では、まるで本物のスイーツ!と見間違えるほどのクオリティを目指して、キャンドル作りの細かい技術まで丁寧に教えてくれるので、初心者さんでも安心です。
さらに、完成したキャンドルをおしゃれに撮影する方法や、ラッピング技術まで習得できるので、大切な人への特別なギフトにもぴったり。
キット付き講座を選択すれば、申し込んで自宅で待っているだけでフルセットを届けてくれるので、材料を買いそろえに行く必要もなくキャンドル作りを始められます。作って楽しい、飾って可愛い『韓国キャンドル』を作ってみませんか?
ソイキャンドルには、思わず見とれてしまうような多彩なアレンジがたくさん!
ソイキャンドルには、思わず見とれてしまうような多彩なアレンジがたくさん!
他にも、色鮮やかなデザインやおしゃれな作品が勢ぞろいです。ぜひ、あなたの「これが好き!」と思うソイキャンドルを探してみてください。
ソイキャンドルで癒しの時間を
環境に配慮したソイワックスを使ったソイキャンドルは、豊かな香りが広がる癒しの空間を演出してくれます。
好みのスタイル・好みの香りで世界に1つだけのオリジナルキャンドルを作ってみるのもおすすめです。
自分の「好き!」が詰まった手作りキャンドルを灯すひとときは、心満たされる格別なリラックスタイムとなることでしょう。キャンドル作りを堪能した後は、心地よいお気に入りの香りに包まれた至福のひとときをお楽しみください。
earth candle「ソイグラデーションキャンドルの作り方」
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