【ソイキャンドル作り方】自然な素材でアロマを長く楽しむ方法
2023/09/19
ソイキャンドルは、環境にやさしい自然な素材でできているにも関わらず香りの持続力が高いことをご存知ですか?
香りを保持しやすいソイワックスが豊かに広がる香りを運んでくれます。
そんな魅力たっぷりのソイキャンドルですが、実は自分でカスタマイズしながら手作りすることが可能です。
本記事では、ソイキャンドルの材料や作り方、長く楽しむ方法、よくある質問を紹介します。
「本格的にキャンドル作りを学びたい!」という方のために、後半にプロから学べる講座の紹介もあります。
ぜひ最後まで読んで、ソイキャンドルライフを楽しんでくださいね。
目次
こんなことがわかります
- ソイキャンドルの特徴や長く楽しむ方法
- 必要な材料や作り方のポイント
- プロから学ぶキャンドル講座
こんな方におすすめ
- ソイキャンドル作りに興味がある方
- ソイキャンドルをうまく作る方法を知りたい方
- 本格的にソイキャンドル作りを学んで見たい方
ソイキャンドルとは?
ソイキャンドルは、天然の大豆から生成されたソイワックスを使用して作られたキャンドルです。
再生可能な環境にやさしい素材で、香りの持続性にも優れているため、環境への配慮と高品質な香りを求める方々に愛用されています。
100%大豆から生成されたソイワックスを使用したソイキャンドルは、燃焼時に有害な物質を含まないため、お子様から年配者まで幅広い年齢層の方が安心して使用できるキャンドルです。
ソイキャンドルの特徴
キャンドルにはソイワックスの他に、石油が原料のパラフィンワックスやミツバチの分泌腺から抽出される密蝋などがあります。
本章では、数あるキャンドルの原材料の中でも自然由来のソイワックスから制作するソイキャンドルの特徴を解説します。
ソイキャンドルの特徴は、次の通りです。
- 燃焼時間が長く香りが広がりやすい
- 環境にやさしい
- 燃焼時の煙が少ない
燃焼時間が長く香りが広がりやすい
ソイワックスは、通常の石油由来のワックス(パラフィンワックス)と比べて燃焼時間が長い傾向にあります。
また、ソイワックスは香りをしっかりと保持しゆっくりと放出する特性があるため、長時間にわたって心地よい香りを楽しむことができます。
環境にやさしい
ソイワックスは大豆から作られる天然のワックスです。
石油系のパラフィンワックスと比較して環境にやさしい特性があります。
燃焼時の煙が少ない
ソイキャンドルは燃え方が非常にクリーンで、煙や有害な物質をほとんど発生しません。
室内を快適な状態に保ちながら、豊かな香りを楽しむことができるのは嬉しいポイントですね。
ソイキャンドルを長く楽しむ使い方
ソイキャンドルは、ちょっとした工夫で長く楽しむことができます。
以下のポイントを意識して使用すると良いですよ。
- 燃焼時間を調整
- 正しい芯選びとメンテナンス
- 点火と消火をひと工夫
燃焼時間を調整
ソイキャンドルは長時間燃焼する特性がありますが、燃焼時間は2〜3時間程度にしましょう。
こうすることでキャンドルの表面上部が均一に溶けるため、トンネリング現象を防ぎ見た目も綺麗にソイキャンドルを使うことができますよ。
表面が滑らかになることで、次回使用時も芯に火をつけやすくなります。反対に短時間で燃焼すると、中央が陥没しキャンドルの内側がぽっかり穴の空いた形状になってしまいます。
その状態で固まってしまうと見た目も悪く、芯への点火も難しくなるので注意しましょう。
正しい芯選びとメンテナンス
ソイキャンドル制作時に適切な芯を選び、常に芯の長さを5mm程度に切り揃えて使用してください。
芯が長すぎると炎が大きくなりすぎてしまい、キャンドルの炎が不安定になる可能性があります。また、燃え方が不均一になるためキャンドル全体の燃焼時間が短くなってしまいます。
ソイキャンドルに適した芯は、「ソイキャンドルを作るために必要な材料・道具・作り方」を参照ください。
ソイキャンドルに適した芯は、「ソイキャンドルを作るために必要な材料・道具・作り方」を参照ください。
点火と消火をひと工夫
【点火時】
芯をまっすぐ立てて、芯の根元に点火しましょう。
柄の長いライターを使うと操作しやすいです。
柄の長いライターを使うと操作しやすいです。
【消火時】
炎は吹き消さず、ピンセットなどの不燃性のもので芯を掴み溶けているロウ部分に浸して消しましょう。
ソイキャンドルを作るために必要な材料・道具・作り方
本章では、ソイキャンドルの制作に必要な材料と道具を紹介します。
ソイキャンドルの作成手順は、【簡単】アロマキャンドルの作り方を解説!必要な材料や上手く作るコツを参考にしてください。
【材料】
- ソイワックス
- キャンドル用の香料
- キャンドル用の着色料
- 芯と座金
- キャンドル容器(または、型取り用のモールド)
【道具】
- IHヒーター
- 小鍋やフライパン
- 電子温度計
- キッチンスケール
- ボウル
- 割りばし
ソイキャンドルのQ&A
燃焼時間が長かったり環境に配慮した素材を使用していたりと、魅力たっぷりのソイキャンドル。
本章では、そんなソイキャンドルに関するQ&Aを紹介します。
ソイキャンドルに関するよくある質問は次の通りです。
- アロマオイルの選び方は?
- ソイキャンドルの着色方法は?
- ソイキャンドルの芯の選び方は?
- キャンドルの容器はどんなものがおすすめ?
- ソイキャンドルにはどのようなデザインや装飾がある?
アロマオイルの選び方は?
香料には、人の手が加えられているキャンドル用のオイルと、自然由来のアロマオイル(エッセンシャルオイル)があります。
ソイキャンドルに使用する香料は、安価で強い香りが付けやすいキャンドル用のオイルがおすすめです。キャンドル用オイルは、合成香料が添加されたものでアロマオイルは植物から抽出した天然の香料です。
ソイキャンドルの着色方法は?
キャンドルに色をつけるには、キャンドル用の固形または液体の着色剤を使います。
ごく少量でも着色できるため、耳かき1杯程度の量から少しずつ着色しましょう。色を調合する場合は、試しに少量のワックスに色付け剤を混ぜて色味を確認しながら必要に応じて他の色を混ぜ合わせます。
ソイキャンドルの芯の選び方は?
ソイキャンドルはHTPという芯糸がおすすめです。
HTPは、細かい綿糸に紙のフィラメントを一緒に編んだ芯です。燃えやすいHTPは、自然素材であるソイワックスを燃えやすくしてくれる効果があります。
キャンドルの容器はどんなものがおすすめ?
キャンドルの容器は、小ぶりのガラス容器や陶器がおすすめです。
耐熱性があり、作りたいキャンドルの形状に合うものを選びましょう。
ガラスや金属製の容器が一般的ですが、自由な形状を持つシリコン型も使えます。
ソイキャンドルにはどのようなデザインや装飾がある?
ソイキャンドルはさまざまなデザインが可能です。
- ドライフラワーやハーブを表面に埋め込む
- マーブル模様を作る
- 韓国キャンドルで人気のボンボンキャンドル
- カラーを変えて層にする など
好みの可愛いデザインのキャンドル作りを楽しんでくださいね。
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ソイキャンドルの作例・講座紹介
さまざまな種類があるソイキャンドル。
本章では、ソイキャンドルの作品例を3種類紹介します。
ボタニカルソイキャンドルの作り方
ソイキャンドルの中でも人気の高いのがボタニカルキャンドルです。
ボタニカルキャンドルのポイントは、何と言っても側面にかわいく並んだドライフラワーやドライフルーツたち。
講座では、キャンドルの外側に綺麗に装飾を並べるコツや表面をつるつるに仕上げる方法、立体感を出す方法を教えてくれます。
キャンドル専用の型ではなく、お手持ちの型でも制作できる初心者さんにもおすすめの講座です。
ホワイトマーブルキャンドルの作り方
2層に分かれて散りばめられた金箔が美しいマーブルキャンドルです。
- キャンドルに金箔を使ってみたい
- ソイキャンドルのレパートリーが欲しい
- 韓国染料を使ってみたい
- キャンドルのレパートリーや教室のレッスンメニューを増やしたい
そんな方は、ぜひ本講座を試してみてください。
初心者さんでも簡単に作れて、経験者さんはアレンジにも使える小技が詰まっていますよ。
ソイキャンドルで作るスイーツキャンドルの作り方
可愛くて思わずにっこりしちゃうようなスイーツキャンドルたち。インテリアとして飾っても、大切な方へのプレゼントにもぴったりです。
本コースでは、本物と見間違えるほどクオリティの高いキャンドル作りが学べます。キャンドル作りだけではなく、完成したキャンドルをお洒落に撮影する方法やラッピング技術まで教えてくれますよ。
キット付き講座を選択すれば、申し込んで自宅で待っているだけでフルセットを届けてくれるので、材料を買いそろえに行く必要もなくキャンドル作りを始められます。
ソイキャンドルで癒しの時間を
環境に配慮したソイワックスを使ったソイキャンドルは、豊かな香りが広がる空間を演出してくれます。
好みのスタイル・好みの香りで世界に1つだけのオリジナルキャンドルを作ってみましょう。
自分の「好き!」が詰まったキャンドルには特別な愛着が湧きますよ。
キャンドル作りを堪能した後は、心地よいお気に入りの香りに包まれた至福のひとときをお楽しみください。