新感覚アート『ゼンタングル®︎』の始め方|初心者もオンラインで簡単に!

2024/08/13
オンラインで簡単にゼンタングル®︎を学べたらいいな
初心者でもゼンタングル®︎のパターンアートに挑戦できるかな?
ゼンタングル®︎は何から始めたらいいんだろう…

アメリカを中心に流行しているゼンタングル®︎は、パターンアートの一種で、日本でもゼンタングル®に挑戦する方が増えています。

ゼンタングル®︎は、ペンと紙さえあればすぐにでも始められますが、「何から練習すればいいんだろう…」と悩むことも。

そこでこの記事では、話題のゼンタングル®とは何か、ゼンタングル®のやり方やオンラインで学ぶ方法まで、ゼンタングル®︎の魅力をたっぷりと紹介します。

癒し効果も期待できる新感覚アートを始めてみましょう。

こんなことが分かります

  • ゼンダングルの基本について
  • ゼンダングルの特徴と種類
  • ゼンダングルの学び方・手段について

こんな方におすすめです

  • 瞑想やマインドフルネスなどに興味のある方
  • ゼンダングルアートについて知りたい方
  • ゼンダングルにこれから挑戦してみたい方

絵心がなくてもOK!ゼンタングル®とはアメリカ発祥のパターンアート

ゼンタングル®とは、アメリカ発祥のパターンアートです。パターンというのは図形や図像を組み合わせた模様のことを指し、これをメソッドに従って紙に描いていくのがゼンタングル®です。

アメリカを中心に流行中のアートですが、絵心がなくても、紙とペンさえあれば始められるとあって国内でも注目され始めています。

ここでは『ゼンタングル®とは何か』について解説します。
 
引用:FANTIST はじめて描く、癒しのゼンタングル®︎講座

絵心がなくてもOK!ゼンタングル®とはアメリカ発祥のパターンアート

ゼンタングル®とは、アメリカ発祥のパターンアートです。

パターンというのは図形や図像を組み合わせた模様のことを指し、これをあるメソッドに従って紙に描くのがゼンタングル®です。

アメリカを中心に流行中のアートですが、絵心がなくても、紙とペンさえあれば始められるとあって国内でも注目され始めています。

まずは、ゼンタングル®とは何かをご紹介します。

高増祐子「はじめて描く、癒しのゼンタングル®︎講座

日本の『禅』から着想を得たアートのこと

ゼンタングル®は、アメリカ在住のリック・ロバーツさん、マリア・トーマスさんご夫婦が考案したパターンアートです。夫婦が発表したゼンタングル®メソッドにそって手を動かすだけで、幻想的な絵を描くことができます。

ゼンタングル®というと聞きなれない名称かもしれませんが、この『ゼン』は日本の禅が語源。『タングル(tangle)』は絡まるという意味をもち、『ゼン』と『タングル』2つの言葉でできた造語がゼンタングル®です。

高増祐子「Tan tile work

ストレス解消や瞑想的効果が期待できる

日本の禅を思い浮かべてみましょう。自分自身の意識と向き合い、邪念を捨てて瞑想するのが禅です。

ゼンタングル®も同じように意識を『絵を描くこと』のみに集中し、あらゆる思考を1度ストップさせて心身を休ませることを目的にしています。

ゼンタングル®は瞑想やマインドフルネスと同じようにストレス解消効果が期待でき、普段家事や育児、仕事で疲れている方におすすめです。

また、瞑想と同じように『紙とペンを用意すればどこでもできる』ため、気軽さもメリットといえるでしょう。

藤村歩「絵心不要のアートの世界!線を楽しむゼンタングル®︎講座

ゼンタングル®アートは2種類に分けられる

ゼンタングル®メソッドによると、ゼンタングル®︎アートは2種類に分けられます。

【ゼンタングル®︎アート2種類】
  • トラディショナル
  • ZIA
日本国内でよく見られるのは、トラディショナルです。
トラディショナルゼンタングル®は、『白い紙に黒いインクで描く』といった描き方が指定されています。

ただ厳密なルールというよりはリラックスや集中に意識を向かわせるために、ある程度の描き方が決められていると考えておきましょう。

一方で、ZIAにはルールがありません。ZIAは比較的トラディショナルゼンタングル®に慣れた方が、次のステップとして取り入れるのに適したメソッドです。

高増祐子「Green Window

ゼンタングル®の特徴3つを紹介

ゼンタングル®は独特なアートで、内容も特徴的です。特徴を大きく3つにまとめたので、1つずつ紹介します。

【ゼンタングル®︎の特徴】
1.天地左右がなくどこから描き始めてもOK
2.正解がない
3.失敗もない

成冨史絵「【ゼンタングル®︎】を体験しよう!

特徴1.天地左右がなくどこから描き始めてもOK

絵画は普通天地左右があり、上と下が決まっています。

しかし、ゼンタングル®は天地左右がないため、どこから描き始めてもよく、どこで終わってもかまいません。

子どもは絵画の概念が備わっていないため、大人が予想もしないところから描き始めることがよくあります。
ゼンタングル®も同じように、既存の概念を1度忘れて、自由に描くことから始めます。

ふるはし美鳥「ゼンタングル®︎で描く リボンのサンキューカード

特徴2.正解はない

ゼンタングル®はお手本を用いることもありますが、お手本通りに描くことが正解ではありません。
10人いたら10通りのパターンがあり、作品のできもすべて異なります。

正解がないアートなので、たとえお手本と異なっていても、線が歪んでいても、大きくても小さくてもどれも1つの作品として認められます。そのため、技術は必要なく誰でもゼンタングル®を楽しめるのです。

ふるはし美鳥「ゼンタングル®︎で描く ハートのサンキューカード

特徴3.失敗もない

通常、絵画は失敗したときに消しゴムなどで修正しますが、ゼンタングル®にはそもそも失敗という概念がありません。消しゴムや修正ペンは使わず、ペンだけで描きあげます。

もし途中で「間違えた!」と思っても、先ほど説明したように『正解はない』のがゼンタングル®。
間違えたところから新しい線を引き、またスタートすればよいのです。

失敗が存在しないので、他の作品と比較することなく自分だけの自由な創造力で描写を楽しめます。

藤村歩「ゼンダングル・wine glass with redの描き方

早速ゼンタングル®を始めよう!

ゼンタングル®は思い立ったらすぐ始められます。
必要な道具を用意し、やり方をチェックしていきましょう。

ゼンタングル®に必要な道具

ゼンタングル®︎を始めるにあたって、最低限必要なものは以下の3つだけです。

【ゼンタングル®︎に必要な道具】
  • えんぴつ
  • ペン
使いやすいものや好みの大きさ、太さのものを用意しましょう。鉛筆で描いた線にぼかしを加えるため、擦筆(さっぴつ)という道具もあると、より本格的な作品に。

より詳しい道具の選び方は、次の記事で紹介しています。
【初心者さんはここから】ゼンタングル®︎の基本パターンを丁寧に解説

藤村歩「絵心不要のアートの世界!カラータイルで光と影を楽しむゼンタングル®︎講座

ゼンタングル®の基本的な描き方

ゼンタングル®の基本的な描き方を手順にそって解説します。

【ゼンタングル®︎|基本的な描き方の手順】
1.気持ちを落ち着けて集中する
2.点を描く
3.境界線(ふち)を描く
4.分割する線を描く
5.パターン(模様)を描き、仕上げる

藤村歩「絵心不要のアートの世界!線を楽しむゼンタングル®︎講座

手順1:気持ちを落ち着けて集中する

ゼンタングル®︎は、いきなり描き始めることはしません。

描き始める前に、まずリラックスしてゆっくり深呼吸をしましょう。瞑想やマインドフルネスと同じように『今このとき』に集中して、意識を目の前の道具に向けます。

「このあとで仕事の残りをやらなくちゃ」「晩ご飯は何にしよう?」など、いろいろな考えが集中を邪魔するかもしれません。そのたびに意識をペンと紙に向けることで、考えすぎを防いでよりリラックス効果を高められます。
『意識を戻す』など、心の中で自分に声掛けをすると集中しやすくなりますよ。

 高増祐子「はじめて描く、癒しのゼンタングル®︎講座

手順2:点を描く

鉛筆を使って、紙の四隅に点を描きます。
点は鉛筆で紙をつついただけのものでも、筆圧をかけたやや大きなものでも大丈夫です。

均等に点を打つ必要もなく、全体のバランスをある程度整えるために描くものと考えましょう。

高増祐子「はじめて描く、癒しのゼンタングル®︎講座

手順3:境界線(ふち)を描く

鉛筆を使って先ほどの点と点を線でつなぎ、四角形を描きます。

線は必ず直線でなくても、歪んでいても途切れていても構いません。このとき描いた境界線の内側に、パターンを描いていきます。

高増祐子「はじめて描く、癒しのゼンタングル®︎講座

手順4:分割する線を描く

引き続き鉛筆を使って、境界線の内側を分割する線を描きましょう。
線は、ジグザグでもクロスでも丸でも、境界線の内側空間を分けられれば何でもOKです。

途中で消したくなることもあるかもしれませんが、ゼンタングル®︎では1度描いた線は消せません。

新しいパターンを描くと線が消えることもあるので、あまり深く考えず自由に描くのがポイントです。

手順5:パターン(模様)を描き、仕上げる

鉛筆からペンに持ち替え、境界線内を区切った各セクションごとにパターンを描きましょう。

パターンは自分が思いついた図形や線、形を繰り返すだけでOK。正解はないので、集中しながらも自由に筆を進めていきます。パターンを密集させることで、よりゼンタングル®︎らしさが出ます。

必要に応じて、鉛筆で陰影をつけてもよいでしょう。

影を書き込んだり模様が浮き出ているような奥行きを出したり、ボーダーや縁取りで自分なりの装飾を楽しむのもおすすめです。空白の部分があっても、それも作品の一部なのでそのままでも大丈夫。

また、パターンの描き込みは、紙をくるくると動かしながら、描きやすい方向から描いてもかまいません。

出来上がったら、空いた場所にサインを入れて完成です。
描いた日にちをサインと一緒に描いても良いでしょう。前述した通り、ゼンタングル®︎は天地左右がないので、どこにサインを書いてもOKです。

高増祐子「はじめて描く、癒しのゼンタングル®︎講座

作品が完成したら感謝する

ゼンタングル®︎作品が完成したら、作品を鑑賞して楽しみ、ゼンタングル®︎を描く時間があることに、また楽しむ心のゆとりがあることにも感謝して穏やかな気持ちで終わりましょう。

より本格的なゼンタングル®を楽しむならオンライン講座がおすすめ

ゼンタングル®は簡単に始められますが、何もない状態から『パターンを描く』と言われても「何を書けばいいの?」と思いつかない方も多いのでは。

そこでここでは、ゼンタングル®を学ぶ方法をいくつか紹介します。

高増祐子「はじめて描く、癒しのゼンタングル®︎講座

ゼンタングル®にはメソッドがある

自由に描いてもかまわないゼンタングル®ですが、ゼンタングル®には前述したようにメソッドがあります。

より本格的にゼンタングル®︎を楽しみたいなら、1度基本を身につけておくのがおすすめです。

書籍でも学べるゼンタングル®

ゼンタングル®社では、以下2冊の公式書籍を発行しています。

【ゼンタングル®︎社の公式書籍】
  • The Book of Zentangle
  • zentangle PRIMER
書籍は、ゼンタングル®の発想やメソッド、メソッドのねらい、パターンの見本などで構成されており、ゼンタングル®︎の全体像を把握できる内容となっています。

購入するためには海外通販のやりとりが必要で、さらに英文で解説されているので少し敷居が高いかもしれません。しかし、英文が理解できなくてもゼンタングル®の美しいパターンが見れるため、ゼンタングル®ファンにはおすすめです。

また、日本国内の愛好家向けに、ゼンタングル®の指南本も発売されています。書籍で学びたい方はぜひチェックしてみてくださいね。

Tomomi Galeano「立体作品に仕上げる、ゼンタングル®︎講座

ストレスなく学べるオンライン講座もおすすめ

書籍だと「ここはどうやって描いているんだろう?」分かりにくい部分があったり、本を買うだけで満足してしまうという方は、気軽に学べるオンライン講座がおすすめです。

オンライン講座なら、ゼンタングル®のメソッドを理解しやすく、疑問に思った点や「これでいいのかな?」と不安に思う部分も講師に質問すればすぐに解決して次に進めます。

ゼンタングル®の大きなメリットは、紙とペンがあればどこでも始められるところ。
オンライン講座だと教室などに通う必要もなく、自宅にいながら自分の好きなタイミングで学べます。

「ゼンタングル®を始めてみたいな」と思っている方は、ぜひオンライン講座も検討してみてくださいね。

初心者〜中級者さんにおすすめのオンライン講座や実際に講座を受けた方の体験談は、以下の記事で詳しく紹介しています。
はじめて描くゼンタングル®︎|リラックス効果が高く通信講座でも学べる!|体験談あり
 
FANTIST パターンアート▼
https://fantist.com/category/pattern-art

ヒーリング効果も!ゼンタングル®でアートの世界に癒されよう

ヒーリング効果も期待できる新感覚のアートとして注目を集めるゼンタングル®。

「普段忙しくてストレスが溜まる…」「せっかくなら心癒される趣味に挑戦したい」と考えている方は、ぜひリラックス効果やヒーリング効果が期待できるゼンタングル®を始めてみましょう。

ふるはし美鳥「FANTIST ゼンタングル®︎で描く お花のブックマーク

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