【初心者さんはここから】ゼンタングル®︎の基本パターンを丁寧に解説
2023/10/30
ゼンタングル®︎は、一見難しそうに見えますが実際には1つ1つのパターンは非常にシンプル。
これらの基本的なパターンを組み合わせることで、独特な美しいデザインが生まれます。
特別な技術や才能がなくても、誰でも美しい作品を作ることができるところが魅力の1つです。
本記事では、
・ゼンタングル®︎の基本的な模様
・ゼンタングル®︎の基本パターン
・ゼンタングル®︎の基本の描き方
をその魅力とともにお伝えします。
初心者の方でも手軽に楽しめるゼンタングル®︎を、一緒に学んでいきましょう。
心を落ち着かせ、ペンを紙に滑らせることで、日常のストレスや雑念から解放される瞬間を体験することができますよ。
これらの基本的なパターンを組み合わせることで、独特な美しいデザインが生まれます。
特別な技術や才能がなくても、誰でも美しい作品を作ることができるところが魅力の1つです。
本記事では、
・ゼンタングル®︎の基本的な模様
・ゼンタングル®︎の基本パターン
・ゼンタングル®︎の基本の描き方
をその魅力とともにお伝えします。
初心者の方でも手軽に楽しめるゼンタングル®︎を、一緒に学んでいきましょう。
心を落ち着かせ、ペンを紙に滑らせることで、日常のストレスや雑念から解放される瞬間を体験することができますよ。
目次
こんなことがわかります
- ゼンタングル®︎に必要な道具
- ゼンタングル®︎の模様やパターンについて
- ゼンタングル®︎の基本的な書き方
こんな方におすすめ
- ゼンタングル®︎に興味がある方
- 基本パターンや書き方が知りたい方
- 本格的にゼンタングル®︎を習ってみたい方
ゼンタングル®︎とは?
ゼンタングル®︎は、「ゼン(禅・Zen)」と「タングル(tangle)」からなる造語です。
「ゼン」は日本の禅仏教の「禅」に由来し、一方、英語で「絡まる」を意味する「タングル」は、「複雑な模様や線」を指しています。
ゼンタングル®︎は、言葉の成り立ちにもあるように、複雑な線や模様を描きながら
ゼンタングル®︎は、タイルと呼ばれる紙に、点や直線・曲線からなるさまざまな繊細な模様やデザイン(タングル)を描き、瞑想的な心の状態を楽しむアートとして考案されました。
ゼンタングルのより詳しい解説は、「初心者もオンラインで簡単に!ゼンタングル®とは?新感覚アートの始め方」の記事をご覧ください。
ゼンタングル®︎を始めるための基本道具
ゼンタングル®︎を始めるための基本的な道具はシンプルですが、質の良いものを選ぶことで描画の楽しさや完成度が向上します。
慣れてきたら、自分の好みやスタイルに合わせて道具を追加するのも良いでしょう。
以下が基本的な道具のリストです。
- タイル(紙)
- ペン
- 鉛筆
- 擦筆(さっぴつ)
【タイル(紙)】
ゼンタングル®︎は特定の「タイル」と呼ばれる正方形の紙に描くことが多い。
タイルのサイズは、通常8.9cm x 8.9cm
タイル以外の代替品は、水彩画用紙、ケント紙、エンボスペーパー、カリグラフィー用紙、レタリング用紙など厚手で滑らかな紙質がおすすめ。
【ペン】
ミリ単位で細かい線が引けるペンが好ましい
0.1mm、0.3mm、0.5mmなど、先の太さが異なるものを数本揃えると便利
【鉛筆】
柔らかめの鉛筆
下描きや影付けに使用
【擦筆(さっぴつ)】
紙を巻いて、ペン状にしたもの
ゼンタングル®︎の基本ステップ4つ&基本の書き方紹介
ゼンタングル®︎|基本4ステップ
ゼンタングル®︎の魅力は、どんな複雑な模様も基本のステップの組み合わせで成り立っていること。
本章では、基本的な4つのステップを解説します。
ステップ1:クレセントムーン
ステップ2:ホリバー
ステップ3:ティップル
ステップ4:フルークス
【ステップ1:クレセントムーン】
クレセントムーンは「三日月」という意味です。
このパターンは、小さな三日月の形を繰り返し描いて埋める方法です。
まず、パターンの書き出し部分に三日月の形(半円を描き黒で塗りつぶした形)を描き、次に、その三日月を覆うように半円を描き強調させます(強調させることを「オーラ」と言う)。
オーラ同士がぶつかったところをつなげていくと、動的なウェーブの模様が完成します。
【ステップ2:ホリバー】
ホリバーは、平行線を重ねて描いていく方法です。
まず、タイルの一方向に線を描き、間隔を均等に保ちながら並行に線を描きます。
描いた平行線に重ならないように、奥に奥にと平行線を描き進めタイル全体に繰り返していきます。
平行線を曲線にしたり、平行線の間やバックにさまざまなデザインや模様を描き加えてたりしてもOKです。
【ステップ3:ティップル】
ティップルは、小さな丸やドットを使用してデザインを描く技法です。
ランダムに描いても、規則正しく整然としたパターンで描いても。
ペンで大小さまざまなドットをタイルに描き、鉛筆で濃淡をつけることによって、質感や深度を表現することができます。
【ステップ4:フルークス】
フルークスは、はじめに格子を描き、その格子1つ1つの中に同じ絵柄を描くデザインです。
1つの格子の中にオーラを描き進め、最後の小さいオーラは黒く塗りつぶします。
全て描き終えると、1つ1つの格子が重なり合っているように見えるのが特徴です。
ゼンタングル®︎|基本の書き方
ゼンタングル®︎は、瞑想の一種と捉えられるほど心持ちが大切です。
本章では、基本の書き方とともに気持ちの整え方もあわせて紹介します。
【1.深呼吸をしてリラックスした状態で始める】
ゼンタングル®︎は、「間違い」や「完璧」を追求するものではなく、リラックスして、描くこと自体を楽しむことが大切。
【1.タイルの境界線を引く】
道具を準備したら、鉛筆を使用してタイルの4つの角に小さいドットをつけ、これらのドットを緩やかな曲線で結びタイルの境界線を形成する
【2.『ストリング』と呼ばれるガイドラインを引く】
鉛筆でタイルの内部にゼンタングル®︎のセクションを分けるランダムな線を引く
【3.タングル(模様)を描く】
選んだセクションにペンで模様を描いていく
初心者さんは基本的なタングルから始めると良いでしょう
タイルを回しながら、描きやすい向きで描くのがおすすめ
【4.影をつける】
描写に鉛筆で影をつけることで、デザインに深みが
影をつける場所を選び鉛筆で軽く色をつけ、擦筆を使用して滑らかにぼかす
【5.作品に署名や日付を入れて完成!】
さまざまなタングルを試して、自分らしいスタイルを見つけましょう。
模様(パターン)の種類 〜4パターン〜
タングルの模様(パターン)は公式のものだけで100種類以上あり、今もなお毎年発表され増え続けています。
本章では、初心者さんにもおすすめの代表的なパターンを4つ紹介します。
- 植物に見立てたタングル
- 線(ライン状)のタングル
- グリット(格子状)のタングル
- 丸い(粒状)のタングル
植物に見立てたタングル
自然界の植物や葉っぱ、花などの形状や模様をベースとしたデザインです。
植物に見立てたタングルは、カーブや曲線を豊富に使うことで、自然の流れや成長を表現し
生命力や自然の美しさを感じさせる作品を生み出します。
長くつなげて線のように描いたり、広く伸びやかに大きな面を表現したり、単純なタングルの中に植物に見立てたタングルを描いてボリューミーに仕上げたりと、便利なタングルです。
高増祐子「はじめて描く、癒しのゼンタングル®︎講座」
線(ライン状)のタングル
線状のタングルは、直線やカーブ、波など、さまざまな長さや形のラインを使って描かれます。
シンプルでありながら、重ね合わせや交差によって複雑な模様を生み出すことができ、洗練された印象を与えてくれます。
グリット(格子状)のタングル
格子状の基本的な構造をベースとして、その内部にさまざまなデザインや模様を描き入れるスタイルです。
四角やダイヤ形、三角形などで描かれることが多く、グリットだけでシンプルに仕上げるものから、格子の中に小さな模様を描いたりと、バラエティ豊かでユニークなデザインが生まれます。
成冨史絵「【ゼンタングル®︎・レッスン】を体験しよう!」
成冨史絵「【ゼンタングル®︎・レッスン】を体験しよう!」
丸い(粒状の)タングル
丸・粒状のタングルは、ドットや円、球状の要素を主に使用したデザインです。
小さな丸い形状を組み合わせることで、波打つような模様や立体感のあるデザインを作り出すことができます。
大小さまざまな丸を重ねたり、並べて線にしたり、隙間に埋めたりと使い方はさまざま。
ゼンタングル®︎が学べるオンラインレッスン〜3講座〜
ゼンタングルは、紙とペンさえあれば始められる手軽さが魅力の1つです。
しかし、実際に描き始めるとその緻密さと奥深さに圧倒されることも。
そんな時は、自宅にいながらプロに学べるオンライン講座がおすすめです。
初心者さん向けの講座から、中級者・上級者さん向けの講座まで紹介するので、ご自身のスキルに合った講座を選んでくださいね。
ゼンタングル®︎レッスンを体験しよう!講座
「ゼンタングル®︎を少し学んでみたい!」という初心者さん向けのトライアルクラスです。
家にある道具で始めることができ、「もっと描いてみたい!」と思った方は公式の道具を揃える手順で大丈夫。
お試しクラスではありますが、ゼンタングル®︎の基本のステップを学び、集中とリラックス、美しい作品作りの達成感を味わうことができる講座です。
ゼンタングル®︎で描く|ハートのサンキューカード講座
茶色の用紙でハートのサンキューカードを作る初心者さん向けの講座です。
驚くほど簡単なステップで、可愛いお花と立体的なハートが描けるようになります。
ゼンタングル®︎を描いたことがある方も、レッスンで習った内容は応用が効くため、ペンや紙の色を変えて長く楽しむことができますよ。
自宅にある道具で始めることができるのは嬉しいポイントですね。
ゼンタングル®︎a bouquet of hearts講座
ゼンタングル®︎に少し慣れてきた中級者・上級者向けの講座です。
長方形のタイルに、タングルやジェムを描きハートのブーケに仕上げます。
水彩色鉛筆での着色方法も学べるため、カラフルな作品に挑戦してみたい方にぴったりの講座です。
「少し難しそう・・・」と感じた方も、わからない箇所は講師にチャットで質問できるので、安心してくださいね。
『正解』も『間違い』もないゼンタングルの世界
今回お伝えしたパターン技法を軸に、自らの感性やスタイルを取り入れながら、描くプロセスそのものを楽しむことがゼンタングルの醍醐味。
ゼンタングルは、単なる模様の描画だけではなく、日常の喧騒から離れ瞑想的なリラクゼーションをもたらしてくれます。
ペンと紙さえあれば始められるゼンタングル。