【手芸が苦手な方でも大丈夫】ほっこり温かい紙刺繍の魅力
2024/02/15
『紙刺繍』は、その名の通り、布ではなく紙に刺繍をする手芸です。
身近にある材料で制作することができ、出来上がった作品を部屋に飾ったり大切な人に贈ったりできるとあって、自分の時間を充実させたい方に人気があります。
本記事は、「紙刺繍についてくわしく知りたい!」という方に向けて、紙刺繍に使用する材料や作り方、デザインアイデアまでくわしく解説します。
記事の後半では、紙刺繍を基本からしっかり学びたい方のために、好きな場所でプロから学べるオンライン講座も紹介。
だれでも挑戦できる紙刺繍の魅力を、ぜひ堪能してみてください。
身近にある材料で制作することができ、出来上がった作品を部屋に飾ったり大切な人に贈ったりできるとあって、自分の時間を充実させたい方に人気があります。
本記事は、「紙刺繍についてくわしく知りたい!」という方に向けて、紙刺繍に使用する材料や作り方、デザインアイデアまでくわしく解説します。
記事の後半では、紙刺繍を基本からしっかり学びたい方のために、好きな場所でプロから学べるオンライン講座も紹介。
だれでも挑戦できる紙刺繍の魅力を、ぜひ堪能してみてください。
目次
こんなことがわかります
- 紙刺繍について
- 必要な道具や制作方法
- 紙刺繍のステッチやデザインアイデア
こんな方におすすめ
- 紙刺繍に興味がある方
- 新しい趣味や、人とちがう趣味を探している方
- 布の刺繍に挫折したけど、刺繍に心残りがある方
紙刺繍の魅力
紙刺繍の魅力は、何と言ってもその手軽さ。
最低限、刺繍する紙と針、糸があれば始めることができます。
紙刺繍とは?
紙刺繍は、布ではなく紙に図案を描いて刺繍を施す手芸です。布刺繍よりも材料が少なく、手軽に始められるのが魅力的。
図案の点に沿って目打ちで穴を開け、刺繍をすることで、だれでも簡単に作品を完成させることが可能です。
紙刺繍の種類
さまざまな種類がある紙刺繍。ここでは、3種類の刺繍方法について紹介します。
【パンチ刺繍】
紙に穴を開けて刺繍糸を通し、模様を作る刺繍です。
糸の色や太さを変えることで、あらゆるデザインを自由に表現することができます。
【エンボス刺繍】
紙を型押しして凹凸を作り、凸凹の上から刺繍を施します。
紙の高低差を用いて、光と影を操りながらより立体的な作品を生み出すことが可能です。
【ステッチ刺繍】
布に刺繍をするのと同じ要領で、紙にさまざまなステッチを刺して模様を作る刺繍です。
紙刺繍の準備
紙刺繍に必要な材料
紙刺繍に必要な材料は、基本的には裁縫道具に入っているものがほとんど。
下記の材料をサクッと準備して、紙刺繍をはじめましょう。
【材料】
- 刺繍糸:さまざまな色や太さの糸を用意
- 針:刺繍糸に合った号数の針を用意
- 紙:少し厚みのある紙がおすすめ(水彩画用紙・ケント紙 など)
- 目打ち(まち針でも):紙に穴を開けるために使用
- 鉛筆:デザインを写すために使用
- チャコペン:デザインを転写するために使用
- マスキングテープ:紙刺繍の裏処理をする際に使用
机の上で直接紙に穴を開けると机を傷つけてしまうことがあるため、ダンボールやコルクボード、発砲スチロールなどを敷くのがおすすめです。
材料の選び方
紙刺繍で使用する、刺繍糸の種類、針の号数、紙の種類の選び方を解説します。
【刺繍糸】
刺繍糸には、光沢のある刺繍糸、マットな刺繍糸など、さまざまな種類があります。
刺繍のデザインや好みに合わせて選びましょう。
【針】
刺繍糸の太さに合った号数の針を選ぶことが大切です。
太い糸には太い針、細い糸には細い針を使用します。
【紙】
刺繍糸を刺しても破れにくい、厚みのある紙がおすすめ。
紙刺繍|基本の手順5ステップ
紙刺繍の手順は、次の5ステップです。
1.紙にデザインを転写する
2.刺繍糸を準備する
3.図面通り穴を開ける
4.ステッチを刺す
5.仕上げ
ステップ1.紙にデザインを転写する
まずはじめに、転写しながら紙にデザインを描きます。
以下3つの方法の中から好みの方法を選んで、紙にデザインを転写しましょう。
【方法1.トレース】
デザインを印刷した紙の下にカーボン紙を重ねて、鉛筆でなぞる
紙を置く順番は、机→紙刺繍で使用する紙→カーボン紙→デザインが書いてある紙です。
【方法2.写し絵】
デザインを裏返して窓ガラスなどに貼り、紙を重ねて鉛筆でなぞる
【方法3.フリーハンド】
デザインを直接紙に描く
ステップ2.刺繍糸を準備する
刺繍糸を準備する際は、以下の点に注意しましょう。
【糸の長さ】
刺繍する部分の2倍以上
【色の組み合わせ】
刺繍するデザインと用紙の色に合わせて色を選ぶ
ステップ3.図面通り穴を開ける
針を通す箇所に、図面通り穴を開けます。刺繍しやすいよう、穴はしっかり開けましょう。
ステップ4.ステッチを刺す
紙刺繍でよく使われるステッチの種類は、以下の4つです。
【1.バックステッチ】
基本のステッチで、よく使われます。
均等な間隔の針目で、名前やシンプルなモチーフの刺繍に適しており、文字や絵の刺繍に使用できる万能なステッチです。
【2.サテンステッチ】
糸を平行に渡して刺していき、面を埋めるステッチです。
表面を滑らかに仕上げることができます。
【3.ロング&ショートステッチ】
長い針目と短い針目をくりかえして、面を埋めていくステッチです。曲線やグラデーションを表現するのによく使われます。
【4.アウトラインステッチ】
均等な間隔で、左から右へと刺していくステッチです。輪郭線の強調などに使用します。
ステップ5.仕上げ
刺繍糸の余分な部分を切り、玉止めやマスキングテープで止めるなどして裏面を処理します。
紙の裏面が見えるのが気になる場合は、両面テープなどで同じ大きさの紙を貼り合わせるのがおすすめです。
完成した紙刺繍は、用途に応じてフレームに入れたり、さらに立体加工を施したりして作品に仕上げます。
紙刺繍のデザインアイデア
紙刺繍は、布に刺繍する場合と同様、ステッチを組み合わせることで、さまざまなデザインを刺繍できます。
【花】
バラ、桜、チューリップなどの花々は、形や色が豊富。
細やかなステッチを用いた繊細な花の刺繍は、紙刺繍の魅力を存分に引き出してくれます。
【カード】
バースデーカード、メッセージカード、ウェディングカードなど、カードにメッセージやモチーフなどの紙刺繍を施すことで、特別感をプラスすることができます。
大切な人へ伝えたい『気持ち』を、温もりのある紙刺繍で伝えましょう。
【季節】
クリスマス、ハロウィン、バレンタインなど、季節のイベントをテーマにした紙刺繍も素敵です。
クリスマスツリーや雪の結晶、ハロウィンのカボチャ、バレンタインのハートなどの季節感を盛り上げるモチーフは、インテリアやギフトにぴったり。
【子ども】
明るく楽しい色使いの動物や乗り物、人気キャラクターなどがおすすめです。
紙刺繍を用いた作品アイデア
紙刺繍は、ただ紙に刺繍をするだけではなく、完成した作品を幅広い用途で楽しむことができます。
しおり
紙刺繍で作られたしおりは、読書の時間をより特別なものにしてくれるアイテム。
コースター
市販の紙製コースターを用いて、メッセージカードやオーナメントなどを制作することができます。
すでに綺麗な円形に形どられており、適度な厚みがあるコースターは紙刺繍にぴったりです。
フレーム
紙刺繍を額装したフレームアートは、一気に『作品感』がアップします。
アクセサリー
紙刺繍は、ブローチやイヤリング、ピアスなど、さまざまなアクセサリーに応用できます。
軽やかさとエレガンスを持ち合わせた紙刺繍のアクセサリーは、身に着ける人の個性を引き立ててくれます。
紙刺繍が学べるオンラインレッスン〜3選〜
紙の種類や刺繍モチーフを自由に選んで、オリジナル作品を制作することができる紙刺繍。
「紙刺繍をやってみたいけど、近くに学べる場所がない!」という方におすすめしたいのがオンライン講座です。
紙刺繍を基礎の基礎から丁寧に教えてくれるので、布の刺繍で挫折した方でも安心して受講できます。
ここでは、初心者さんでも挑戦できる、紙刺繍のオンライン講座を3つ紹介します。
西本ミア「~お花モチーフを愉しむ~基礎から学べる初めての紙刺繍講座」
「お花モチーフの紙刺繍カード」作り講座
糸をピンと直線に張りながら曲線を作り出す『ストリングアート』の技法が習得できる講座です。
『ハートのミニカード』作りを通してステッチの基本を学び、『お花のバースデーカード』、『バラのウェルカムボード』と難しい刺繍へとステップアップしていきます。
活字体、筆記体の文字をさす方法も学べるので、ご自身の贈りたいメッセージを刺繍することも可能です。
紙刺繍に必要な道具や材料つきのコースも選べるため、自宅に届いてすぐに始められるのも魅力的。
「紙刺繍のポチ袋・カード」作り講座
紙刺繍で使用する道具や材料の選び方から、作品へ仕立てるまでの技術まで、紙刺繍についての基本を1通り学べるレッスンです。
紙刺繍の基礎を学びながら、『かすみ草のポチ袋』と『いちごの花のカード』作りに挑戦します。
「絵に自信がない…」という方でも大丈夫。
穴を開ける場所まで丁寧にガイドされた図案をPDFで配布してくれるので、安心して取り組むことができます。
穴を開ける場所まで丁寧にガイドされた図案をPDFで配布してくれるので、安心して取り組むことができます。
レッスン内で制作した作品は商用利用も可能なので、ご自身の作品を販売することも可能です。
「刺繍カード」作り講座
『バラ・ガーベラ・かすみ草』の刺繍を実践しながら、刺繍の基本的なステッチを学べる講座です。
はじめて刺繍をする方でも簡単にできる基本的なステッチから、少し難しいステッチまでしっかり習得でき、刺繍初心者から中級者の方まで満足できる内容となっています。
レッスン終了後も、お持ちの小物にワンポイント刺繍をしたりと応用も楽しめる講座です。
新しい趣味を探している方や、人とは違うプレゼントを贈りたい方におすすめ。
誰でも手軽に始められる紙刺繍で手芸を楽しもう
紙刺繍は、身近な材料で気軽に始められる手芸です。
手先に自信がない方でも、決まった場所に針を刺していくだけで繊細で美しい作品が完成します。
本格的に紙刺繍を楽しみたい方には、プロから紙刺繍のポイントやコツを丁寧に教えてもらえるオンライン講座もおすすめです。