【超初心者向け】かぎ針編みの小物作りでよくある質問5選と解決策
2023/11/14
全くの編み物初心者さんにとって、かぎ針編みの最初の一歩は少し勇気がいるものですよね。
できる限り失敗や挫折は避けたいもの。
そこで、本記事では
・かぎ針編み初心者さんに知っておいてほしいこと
・かぎ針編みの小物作りに関するよくある疑問5つ
を紹介します。
初心者さんが抱きやすい疑問や、ぶつかりやすい課題に対する対処法を解説するので、編み物初心者さんの最初の1歩にお役立ていただけると思います。
回り道や挫折をせず、編む楽しさを感じていただけたら幸いです。
できる限り失敗や挫折は避けたいもの。
そこで、本記事では
・かぎ針編み初心者さんに知っておいてほしいこと
・かぎ針編みの小物作りに関するよくある疑問5つ
を紹介します。
初心者さんが抱きやすい疑問や、ぶつかりやすい課題に対する対処法を解説するので、編み物初心者さんの最初の1歩にお役立ていただけると思います。
回り道や挫折をせず、編む楽しさを感じていただけたら幸いです。
こんなことがわかります
- かぎ針編み初心者さんに知っておいてほしいこと
- かぎ針編みの道具や基本の編み方
- かぎ針編みの小物作りアイデア
こんな方におすすめ
- かぎ針編み超初心者さん
- かぎ針編みを挫折したことがある方
- かぎ針編みのポイントやコツが知りたい方
かぎ針編み超初心者さんに知っておいてほしいこと
かぎ針編み超初心者さんに向けて、『知っておいてほしいポイントとコツ』を紹介します。
本章のポイントを意識しながら、楽しくかぎ針編みを始めてみましょう。
1つ1つの編み方を丁寧に練習することで、自然とスキルが身につき、より複雑な作品にも挑戦できるようになりますよ。
【毛糸の持ち方と針の持ち方を確認する】
毛糸の張り具合が均一になるように、毛糸と針の持ち方を自分のものにすることが大切です。指の動きがスムーズになるまで、ゆっくりと何度も確認しましょう。
【練習用の糸で基本の編み方を練習】
最初は練習用の糸を用意し、手に馴染むまで基本の編み方を何度も練習しましょう。基本的な編み方「【Q&A:2】かぎ針編みの基本的な編み方は?」から始めるのがおすすめです。
【糸を締めすぎない】
編む際に糸を強く締めすぎると、次の編み目が入れにくくなります。左手で毛糸の張りを調整しましょう(左利きの方は右手で毛糸の張りを調整します)。
締め過ぎず緩め過ぎず、適度な緩さで編むことがコツです。
【時間を見つけてコツコツ練習する】
編み物には慣れが必要。少しでも編み物の時間を作り、コツコツと練習することが上達の秘訣です。
【完璧を求めない】
かぎ針編みの小物作りに関するよくある質問5つ
初心者さんが抱きやすい、『かぎ針編みの小物作りに関するよくある質問5つ』をまとめました。
原因と対処法を合わせて解説しているので、かぎ針編みを始める前に確認して十分理解しておきましょう。
uzu.「かぎ針編みリフ編み(丸)コースターの作り方」
【Q&A:1】かぎ針編みの道具の選び方は?
はじめてのかぎ針編みでは、どの道具や材料を選んだら良いか迷ってしまいますよね。
本章では、以下の道具の選び方について解説します。
・かぎ針
・糸
【かぎ針】
かぎ針の号数は1号〜10号まであり、糸の太さに合わせて選びます。
初心者さんは、少し太めの7号か8号のかぎ針から始めるのがおすすめです。
【糸】
糸の太さは0.5mm〜2.5mmまであり、初心者さんの場合は並太の糸を選びましょう。
糸の素材は、綿・ポリエステル・アクリルなどさまざまありますが、最初は扱いやすいコットンやアクリルが編みやすいですよ。
より詳しいかぎ針編みの道具の選び方は、「かぎ針編みを始めるには何が必要?」を参考にしてください。
【Q&A:2】かぎ針編みの基本的な編み方は?
かぎ針編みには、最初に押さえておきたい基本的な編み方があります。
かぎ針編みの基本的な編み方
- くさり編み
- 長編み
- こま編み
くさり編み
くさり編みは、かぎ針編みの中でもっとも基本となる編み方です。
他の編み方の土台となる部分で、『くさり編みができなければかぎ針編みはできない』と言っても過言ではありません。
こま編み
こま編みは、丈夫で硬さのある編み地が特徴の編み方です。
こま編みを覚えると、コースターやポーチ、編みぐるみなどさまざまな作品が作れるようになるので大変便利。
初心者さんには、くさり編みの次に覚えて欲しい編み方です。
こま編みは、目の拾い方に種類がありますが、今回は裏山を拾う方法を解説します。くさり編みでこま編みの土台を作り、作った土台をひっくり返したところからこま編みを始めます。
立ち上がりのくさり編みを1目編み、そこから数えて2目めの裏山にかぎ針を通し毛糸をすくって輪を引き抜き、さらにもう1度糸をすくって2本の輪を引き抜けばこま編み1目の出来上がり。
長編み
長編みの編める長さはこま編みの約3倍。
立ち上がりの鎖あみが3目に増え、引き抜く回数も1回多くなります。マフラーやブランケット、バックなど一気に広い面積を編むのに適した編み方です。
長編みの応用編には、中長編み・長々編みがあるので、長編みをマスターしたら挑戦してみましょう。
くさり編みで立ち上がりを3目編み、かぎ針で毛糸をすくったら4目めの裏山にかぎ針を入れて輪を1本引き抜きます。
続いて毛糸をすくって輪を2本引き抜き、もう1度毛糸をすくって輪を2本引き抜けば長編み1目の完成です。
端まで編んだら、編み地の向きを変えて立ち上がりのくさり編みを3目編んでから次の段を編み進めてください。
【Q&A:3】小物作りのアイデアは?
かぎ針編みを挫折しないためには、最初は編みやすい簡単な作品を選ぶことが大切。
本章では、初心者さんにおすすめの『小物アイデア』を紹介します。
小物アイデア
- コースター
- ポーチ
- バッグ
- 編みぐるみ
以下の作品に絡めていただきたいです。
ATELIER *mati*「【PDF編み図付き】六角形モチーフ繋ぎの丸持ち手トートの作り方」
コースター
平面からなるコースターは、はじめてのかぎ針編み作品にぴったりです。
基本的なかぎ針編みの編み方ができれば、作品が完成します。
コースターをいくつもつなげてマットやブランケットなど大きな作品にすることも。
ポーチ
立体作品に挑戦する際におすすめなのがポーチ。
一見手が込んだように見えるポーチですが、編む量も少なく作り方も単純なので、初心者さんにおすすめの小物です。
バッグ
バッグは、大きさによっては編む量は多いものの、簡単なパターンの繰り返しなので初心者さんでも作りやすいのがポイント。
コットン糸やペーパーヤーンで作れば爽やかな夏用に、モコモコのポリエステルで作れば温かみのある冬用に仕上がります。
編みぐるみ
『編みぐるみ』は立体を型取りながら編み進める必要があるため、少し基本のかぎ針編みに慣れた方向け。
小さい作品は、立体の基本を押さえながら短い時間で完成することができるのでおすすめです。
【Q&A:4】小物作りの失敗例と対処法は?
かぎ針編みで小物を制作していると、さまざまな失敗をすることも。
よくある失敗例と対処法には、以下のようなものが挙げられます。
- 編み目が均等にならない
- サイズが合わなかった
- 編み図通りに編めない
1つずつ解説します。
【失敗例1】編み目が均等にならない
初心者さんのはじめてのかぎ針編みで起こりやすい失敗例です。
編み目が均等にならないと、完成作品が不恰好になり満足度が下がりやすいため、いくつかある原因と対処法を十分に確認しておきましょう。
原因:
- かぎ針のサイズが合っていない
- 糸の太さが合っていない
- 編み方を間違えた
- 編み目の引き抜き方が不均一
- 編み目の数を間違えた
など
対処法:
- かぎ針のサイズ・糸の太さを確認する
- 編み図をよく確認する
- 正しい編み方を覚える
- 編み目の引き抜き方を練習する
- 段目マーカーなどを使い、編み目の数を忘れないようにする
など
ATELIER *mati*「交差編みの一筆書きバラクラバの作り方」
【失敗例2】サイズが合わなかった
身につける小物を制作する際、特に気をつけたいのがサイズです。
『入らなかった』『大きすぎた』となると、制作した小物が使えなくなってしまうこともあるため、十分に注意しましょう。
原因:
- 編み図の確認不足
- 編み図の作者と自身の『編み地』が異なる
対処法:
- 編み図を十分に確認してサイズを調整する
- 編み始める前に試し編みをしてサイズ感を確認する
試し編みをしてサイズ感を確認することを、『ゲージを取る』と言います。
『ゲージ』とは、10cm×10cmの中に何目・何段の編み目があるのかを数えて、自分が編んだ時のサイズを確認することを指します。
ゲージは基本的に編み図や本に記載がありますが、ゲージは人それぞれ。
編み図の作者のゲージと自身のゲージを比べて確認してから編み始めると、サイズの大幅なずれは避けられます。
アミーズ・クロッシェ *Chiwami*「レースモチーフのティッシュカバー〈前半〉」
編み図通りに編めない
初心者さんにとっては、編み図を読むのも一苦労ですよね。
編み図通りに編めない場合は、編み図の説明を読んで意味がわからないところ(編み図の記号やパターンの読み方など)を調べ、その上で編み図をよく確認しましょう。
【Q&A:5】小物作りは編み進めるのが難しい
かぎ針編みは同じ作業を長時間続ける必要があるため、編み進めるのが難しいと感じる方も。
編み進めるのが難しいと感じる方への対処法を3つ紹介します。
短時間で制作できる小物に挑戦する
はじめての作品は、短時間で制作できる簡単な小物から挑戦してみましょう。
小物作りのモチベーションが維持しやすくなりますよ。
編み図を分割して制作する
一気に作品を完成しよう!とするのではなく、編み図を分割して1日1箇所ずつ編んでみましょう。
あらかじめ編む範囲を決めて無理のないペースで編み進めると、達成感・満足度ともに高くなるためおすすめです。
動画で基本を学ぶ
かぎ針編みの基本は、動画で学ぶとわかりやすいです。
文字と写真だけではわかりにくい編み方も、動画なら細かい手の動きなどを確認しながら編み進められるため初心者さんにぴったり。
また、動画は自分のペースで学習を進めることができ、わからないところは繰り返し確認することができるのも魅力的です。
基本的な編み方を動画で一通り学べるオンライン講座は、かぎ針初心者さんの最初の一歩におすすめです。
習い事サービスFANTIST(ファンティスト)で開講している『はじめてのかぎ針入門コース』では、
- かぎ針と毛糸の持ち方
- くさり編み
- こま編み
- 長編み
- 糸の替え方や糸始末
- 編み図の読み方
- 4つの作品作り など
かぎ針編みの基本が学べます。
「かぎ針編みに興味はあるけど何からはじめたら良いかわからない」「挑戦したことはあるけど挫折した・・・」という方も、基礎の基礎から教えてくれるので安心してください。
わからないところや理解できないところはチャットで1年間質問し放題。
レッスン内で使用する専用の材料や道具は、まとめて自宅に送付されるため、買いにいく手間がなく気軽にはじめられるのも嬉しいポイントです。
かぎ針編み超初心者には小物作りがおすすめ
もこもこのマフラーやブランケットなど、大きな作品に憧れるかもしれませんが、かぎ針編み超初心者さんの最初の作品には小物が最適。
編み方に慣れていなかったり、編むスピードが遅くても、基本的な編み方で短時間で完成する小物作品はたくさんあります。
ご自身で作ると作品への愛着もひとしお。ご自身で使っても大切な人にプレゼントしても良いでしょう。
ゆっくり丁寧にかぎ針編みをする時間が、あなたの素敵なリラックスタイムになりますように。