100均の材料で作るミニチュアフード!初心者でも簡単にできるクロワッサンの作り方を紹介

2023/05/09

樹脂粘土などを使って、本物の料理や食品そっくりに作られるミニチュアフード。

シンプルな制作工程で、初心者でもチャレンジしやすいことから、ハンドメイドの趣味として高い人気を誇ります。

好きな料理をモチーフにしたり、アクセサリーにアレンジしたりと、制作の幅が広いのもミニチュアフードの特徴です。

この記事では、そんなミニチュアフード作りに必要な材料や、基本の作り方などを解説しています。ミニチュアフードに興味のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ミニチュアフードとは

樹脂粘土に絵の具で着色して作る、ミニチュアフード。

精巧に作られた食品やスイーツは、まるで本物をそのまま小さくしたかのようです。

ミニチュアフードは、ケーキやドーナツなどのスイーツから、目玉焼きや餃子などの料理まで、日常で目にするような様々な食べ物をモチーフにできます。

中には、ミニチュアの食器やインテリアなどと組み合わせて、自分だけの小さな食卓やスイーツ店を作って楽しむ方もいるようですよ。

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樹脂粘土の特徴とは

ミニチュアフード作りに用いられる「樹脂粘土」は、柔らかくてコシの強い粘土です。

樹脂粘土の特徴は、乾燥前は柔らかくて細かい造形がしやすく、自然乾燥後はプラスチックのように硬くなること。

また、木工用ボンドで接着できたり、水性ペンやアクリル絵の具での着色も可能だったりと、初心者でも取り扱いやすい商品が多いです。

食べ物や料理が好きな方はもちろん、おままごとが好きだった方、食品サンプルが好きな方にもミニチュアフード作りはおすすめです。

ミニチュアフードのモチーフとして人気なのは、アイスやプリンなどのスイーツ系。また、ハンバーガーやフライドチキンなどのファストフードも、人気が高いモチーフです。

制作したミニチュアフードは、そのまま飾ってももちろん可愛いですが、アクセサリーや日用品にアレンジしてみても。

ピアスやブローチ、マグネット、ペンなどアレンジは自由自在。世界に一つだけのアイテムをぜひ作ってみましょう。

ミニチュアフード作りに必要な道具・材料

ミニチュアフードは、実は家にあるものや100円ショップで揃えられるもので手軽に始められます。
必要な材料・道具を、さっそく見ていきましょう。

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樹脂粘土

柔らかく、加工がしやすい樹脂粘土。自然乾燥で硬くなり、耐水性もあるため、ミニチュアフード作りにぴったりです。

100円ショップで販売されている樹脂粘土には色付きのものもありますが、後から着色する場合は白いものを選ぶと良いでしょう。

絵の具(乾いたら耐水性になるもの)

粘土に着色する際に使用します。おすすめなのは、速乾性と耐水性を兼ね備えたアクリル絵の具。

100円ショップでも手に入りやすいので、好きな色から揃えてみましょう。
慣れてきたら、より透明感の出る水彩絵の具も取り入れると、表現力により深みが出ます。

ボンド・つや出しニス

ボンドは、パーツ同士の接着に使う他、乾くと透明になる性質を活かして、絵の具と混ぜてソースなどにも使用できます。

また、作品の仕上げにニスを使用します。ネイル用やスプレータイプなど、用途によって使い分けましょう。

刷毛、筆

絵の具やニスを塗るのに使用します。
基本的には平筆を使い、より細かい部分を塗るときは細めの丸筆を使うと良いでしょう。

また、粘土を柔らかくする際に、筆を使って水を加えるのにも便利です。

ハサミ、カッター、定規

粘土をカットしたり、線を付けたりする際に使用します。

爪楊枝、ヘラ、綿棒、スポンジ

粘土の成形や調色、細かい部分のディティールの調整に、これらの道具があると表現の幅が広がります。

粘土台

樹脂粘土を平らに潰すために使用します。幅のある定規や缶の蓋などでも代用が可能です。

ミニチュアフードの作り方

道具が揃ったら、実際にミニチュアフード作りにチャレンジしてみましょう。

クロワッサンを例に、作り方の手順をご紹介します。

1.樹脂粘土にクロワッサンの色(薄い茶色や黄土色)の絵の具を混ぜて玉を作ります

2.粘土台などで玉を平らに潰しましょう

3.カッターなどを使い、潰した粘土から二等辺三角形を切り出します

4.丸めやすくするため、カッターの背や定規で平行に溝をつけます

5.三角形の底辺から粘土を丸め、クロワッサンの形にしていきましょう

6.左右を摘んだり、中心を膨らませたりして、クロワッサンに立体感を出していきます

7.カッターの先でつつき、焼き上がりの質感を表現します

8.1日ほど置いて乾燥させます

9.絵の具の色を混ぜて薄めの茶色を作り、筆で焼き色をイメージして着色して乾かします

10.「9」よりも濃いめの茶色を作り、焼き色に濃淡をつけていきます

11.乾いたらニスを塗り完成です

ミニチュアフードをリアルに作るためのポイント

ミニチュアフードをより本物に近く見せるのに重要なのは“質感”です。

パリッと焼き上がったパンの表面やスープの透明感、もっちりしたお米の粒感などその質感にこだわるほど、ミニチュアはリアルに仕上がります。

Satsuki「樹脂粘土で作る、にこちゃんクリームパンのモーニングプレート講座

質感を出すための道具にこだわろう

スポンジや爪楊枝を始め、身近なところにも制作に使えるアイテムがたくさん潜んでいます。

たとえばアルミホイルをくしゃくしゃに丸めたものを使えば、シワ感を出すのにピッタリです。歯ブラシで叩くことで、ざらっとした質感を出すこともできます。
また、そもそも粘土素材そのものをグレードアップさせてみるのもいいでしょう。

樹脂粘土は100円ショップでも揃えることができますが、慣れてきてより質感やリアルさにこだわりたい場合は、資材メーカーが出している粘土を使うのもおすすめです。

ツヤ感、透け感、柔らかさなど、表現したいものに合わせて適した粘土を選んでみましょう。

料理まわりのアイテムにもこだわろう

ミニチュアフードを乗せるお皿や食卓など、料理まわりにもこだわってみましょう。

たとえばクリームソーダのミニチュアフードを作る際は、コースターやスプーンもセットで用意すると、雰囲気がグンと増します。目玉焼きなら、フライパンも一緒に作ってみるのもいいかもしれません。

アイテムが思い浮かばないときは、SNSに投稿された写真を参考にするのもおすすめです。

すまいる*工房/ぴん「食器作りから学べる1/12サイズミニチュアフード講座

ミニチュアフードの作例を見てみよう

ミニチュアフードの作例をご紹介していきます。
人気モチーフのミニチュアフードは、見ているだけで気持ちが優しくなるようです。

ミニチュアパンセット

まるでパン屋さんのディスプレイを、そのまま小さくしたような作品です。

パンだけではなく、ジャムやバスケットなどの小道具を組み合わせることで、よりリアルな雰囲気を出すことができます。

好きなパンを盛り合わせて、自分だけのバスケットを作ってみましょう。

目玉焼きとパンのミニチュアブローチ

樹脂粘土の基本的な扱い方に加えて、レジンを使った制作方法が学べるコースです。

コースのテーマは「気分を上げる隠れごはん」。
大人の女性でも身につけやすいモチーフなので、ブローチの完成が待ち遠しくなりそうですね。

ミニチュアプリンとさくらんぼ

昔ながらのプリンにちょこんとさくらんぼが乗った、レトロな可愛さたっぷりの作品。

さくらんぼは「フレッシュ」と「缶詰」の2種類を作っていきます。
プリンのオリジナル原型がセットになったコースのため、初心者や不器用さんでも安心してチャレンジできそうです。

身近にあるものでミニチュアフード作りを始めよう

材料が手に入りやすく、制作手順もシンプルであることから、手軽に始められるミニチュアフード作り。
細かなテクニックは独学しにくいため、やはりプロに習うのがおすすめです。

オンラインの動画レッスンなら、わからない部分は繰り返し動画で確認できますし、メッセージのやり取りを通して疑問が解消できるのも嬉しいポイントです。

まずは記事を読んでチャレンジしてみて、より本格的に学びたくなったら、ぜひコースの受講も検討してみてくださいね。

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