簡単で安全!ボタニカルキャンドルの作り方とアレンジ方法を解説
2023/04/01
ボタニカルキャンドルとは、キャンドルの装飾としてドライフラワーやプリザーブドフラワーなどを入れて固めたアイテムを指します。
インテリアとしても人気の高いドライフラワーがよりおしゃれなキャンドルになることで、プレゼントとして選ばれることも多いですよね。
目次
こんなことがわかります
- ボタニカルキャンドルの作り方、コツ
- ボタニカルキャンドルに必要な材料
- ボタニカルキャンドルで気を付けたいポイント
こんな方におすすめです
- ボタニカルキャンドルの作り方を知りたい方
- ボタニカルキャンドルを安全に作りたい、使いたい方
- 本格的なキャンドル作りにも挑戦したい方
ボタニカルキャンドルの作り方
早速ボタニカルキャンドルの作り方を見ていきましょう。
初心者さんでも手順を守って正しい素材を使えば、簡単に完成します。
初心者さんでも手順を守って正しい素材を使えば、簡単に完成します。
必要な材料
- ろうそくまたはワックス
- 大きさの異なる容器やモールド(紙コップで代用可能)
- 割りばし
- キャンドル芯
- ドライフラワーなどの花材
- IHヒーター(ガスコンロしかない場合)
ボタニカルキャンドルで必要なのは、一緒に入れ込むドライフラワーやプリザーブドフラワーといった花材です。
花材はフラワーショップや雑貨屋、通販で購入できます。
手作りでドライフラワーを作っても構いませんが、花にカビが付着していないかしっかり乾燥しているか確認してからボタニカルキャンドルに使うようにしましょう。
TOKYO CANDLE「はじめてのキャンドル入門コース」
花材はフラワーショップや雑貨屋、通販で購入できます。
手作りでドライフラワーを作っても構いませんが、花にカビが付着していないかしっかり乾燥しているか確認してからボタニカルキャンドルに使うようにしましょう。
TOKYO CANDLE「はじめてのキャンドル入門コース」
基本のボタニカルキャンドルの作り方
ボタニカルキャンドルの作り方を手順にそってご紹介します。
ワックスもしくはろうそくをIHで溶かす
まずはワックスもしくはろうそくを湯せんで溶かします。
このとき、ガスコンロを使って直火で温めるのは引火の恐れがあるためNG。
IHヒーターを使って、溶かしていきましょう。
このとき、ガスコンロを使って直火で温めるのは引火の恐れがあるためNG。
IHヒーターを使って、溶かしていきましょう。
ろうそくを溶かす場合は芯を取り除き、さっと拭き取ると再利用できます。キャンドル用に新しい芯を使用しても大丈夫です。
割りばしで芯を挟み、容器の上にセットする
次はキャンドル芯の準備をします。
用意した大きさの異なる容器のうち、小さい方の容器の中心に芯をセットしましょう。
割っていない割りばしで芯を挟むと、うまく固定できます。
用意した大きさの異なる容器のうち、小さい方の容器の中心に芯をセットしましょう。
割っていない割りばしで芯を挟むと、うまく固定できます。
ワックスもしくはろうを容器に流す
芯がセットできたら、溶かしたワックスを容器に静かに流します。
入れるのは7~8分目まで。このとき動かさず流せたらキレイな仕上がりを目指せます。
入れるのは7~8分目まで。このとき動かさず流せたらキレイな仕上がりを目指せます。
流し込んだらしっかり固める時間を取りましょう。大きさにもよりますが、2時間ほどで固まります。
大きめの容器にキャンドルを置き、花材を入れる
大きい方の容器の中心に、先ほどできたキャンドルを入れます。
容器のふちとキャンドルに隙間ができますが、その中にドライフラワーやプリザーブドフラワーなど花材を埋めていきます。
容器のふちとキャンドルに隙間ができますが、その中にドライフラワーやプリザーブドフラワーなど花材を埋めていきます。
ワックスもしくはろうの残りを溶かし追加する
再度ワックスもしくはろうを湯せんして溶かし、先ほどの大きい容器に入れたキャンドルと容器の隙間を埋めるように注ぎます。
花材の上から注ぐことになるため、静かにそっと入れるとデザインが崩れにくくなるでしょう。
花材の上から注ぐことになるため、静かにそっと入れるとデザインが崩れにくくなるでしょう。
このとき側面には花材が配置されていますが、必要に応じて表面にも花材を追加しても構いません。
ただし芯からは離れた場所を徹底します。
ただし芯からは離れた場所を徹底します。
ボタニカルキャンドルのドライフラワーをキレイに見せる作り方
ボタニカルキャンドルで使うドライフラワー。
実際に作ってみると「ろうに埋もれてよく見えない」「なんだか寂しいデザインになる」と違和感を覚えることもありますよね。
実際に作ってみると「ろうに埋もれてよく見えない」「なんだか寂しいデザインになる」と違和感を覚えることもありますよね。
お花をよく見せたい時は、ジェルワックスを使ってボタニカルジェルキャンドルに
ろうやワックスは通常固まると白くなります。
花材をよく見せたい場合は、透明な仕上がりになるジェルワックスに変更してみましょう。
花材をよく見せたい場合は、透明な仕上がりになるジェルワックスに変更してみましょう。
ジェルワックスは固まっても透明なワックスです。ジェルキャンドルだとより花材のディテールが見えやすいため、ドライフラワーを目立たせたい場合はおすすめです。
大西博之「アロマ&ボタニカルキャンドルの作り方」
大西博之「アロマ&ボタニカルキャンドルの作り方」
ドライフラワーは「多め」がポイント
ドライフラワーが埋もれてしまったり寂しい印象になるのは、花材そのものが少ないからかもしれません。
今インスタグラムで人気のボタニカルキャンドルをチェックしても、ドライフラワーはかなり多めに使っています。
今インスタグラムで人気のボタニカルキャンドルをチェックしても、ドライフラワーはかなり多めに使っています。
ろうやワックスは乾くと白く濁るため、基本的に「ちょっぴり多め」を意識するとうまくいきます。
ぜひ試してみてくださいね。
ぜひ試してみてくださいね。
カラーキャンドルで色味を増やす
カラーキャンドルとは、ワックスの中にクレヨンを砕いたものやキャンドル用着色剤を使って色を足したもの。
ミルキーな色味になってよりキャンドルに個性をプラスできます。
ミルキーな色味になってよりキャンドルに個性をプラスできます。
このカラーキャンドルとボタニカルキャンドルの組み合わせもおしゃれな印象に。
カラーキャンドルはろうを溶かす際に着色する材料を足すとできるため、一度挑戦してみるのもおすすめです。
※安易にクレヨンを使用するのは、芯が目詰まりを起こし不完全燃焼の原因になるのでお勧めしません。
カラーキャンドルはろうを溶かす際に着色する材料を足すとできるため、一度挑戦してみるのもおすすめです。
※安易にクレヨンを使用するのは、芯が目詰まりを起こし不完全燃焼の原因になるのでお勧めしません。
ボタニカルキャンドルのアレンジ例
ボタニカルキャンドルのおしゃれなアレンジ例をいくつかピックアップしました。
一つずつチェックしてみましょう。
一つずつチェックしてみましょう。
小さめサイズの透け感ボタニカルソイキャンドル
手のひらに乗るサイズのボタニカルソイキャンドル。
表面にあじさいやミモザのカラフルなドライフラワーが入っていて、全体的にナチュラルな見た目に仕上がっています。
表面にあじさいやミモザのカラフルなドライフラワーが入っていて、全体的にナチュラルな見た目に仕上がっています。
キャンドル芯はよりこなれた印象のウッドウィックを使っているところもポイント。
インテリアとしても活用できるおしゃれなボタニカルキャンドルです。
インテリアとしても活用できるおしゃれなボタニカルキャンドルです。
くすみカラーがキュートなホワイトボタニカルキャンドル
くすみカラーで色調を合わせたボタニカルキャンドル。
花材の色トーンを合わせることで、全体に統一感が出ておしゃれ見えしていますよね。
花材の色トーンを合わせることで、全体に統一感が出ておしゃれ見えしていますよね。
大きさも十分で見ているだけでも満足度の高いキャンドル。
大きめのキャンドルは火をともしても長く楽しめるため、プレゼントにもおすすめです。
大きめのキャンドルは火をともしても長く楽しめるため、プレゼントにもおすすめです。
アンティーク調の大人ボタニカルキャンドル
こちらはアンティーク風の色味がおしゃれなボタニカルキャンドル。
キャンドルにはクラック加工が施されており、インテリアとして使っても雰囲気が出ます。
キャンドルにはクラック加工が施されており、インテリアとして使っても雰囲気が出ます。
ドライフラワーの組み合わせや色を揃えると、写真のようなアンティークキャンドルも作れます。
ボタニカルキャンドルの花が燃えるのはどうして?
ボタニカルキャンドルを作ってみると気が付くのが、「ドライフラワー部分に引火しそう」という点です。
ボタニカルキャンドルには使い方・作り方にコツがあり、手作りだと特に花材に火が付くことは避けなくてはなりません。
ボタニカルキャンドルには使い方・作り方にコツがあり、手作りだと特に花材に火が付くことは避けなくてはなりません。
プール部分に素材が入っている
プールとは、キャンドル芯に火をつけると溶け出す中央のくぼみのこと。プールはワックスが溶けて溜まっている状態です。
この部分は特に温度が高く、プールに花材など燃えるものが入っていると引火してススが出ます。
ドライフラワーを配置するときはキャンドルの大きさ、芯の太さをよく考えて、芯から離れた部分で装飾しましょう。
ドライフラワーを配置するときはキャンドルの大きさ、芯の太さをよく考えて、芯から離れた部分で装飾しましょう。
Rè ewalu「キャンドル体験コース 癒しのボタニカルキャンドル(2種)」
燃焼時間が長いから
大きなキャンドルだと付けっぱなしで20時間以上持つものもありますが、1度に長時間火を付け続けると全体のワックスが溶け出し、花材に火がつきます。
花材の位置にもよりますがキャンドルに穴が開きワックスが溶けると、いくら芯から離れた場所に花材があっても火はつくでしょう。
花材の位置にもよりますがキャンドルに穴が開きワックスが溶けると、いくら芯から離れた場所に花材があっても火はつくでしょう。
ボタニカルキャンドルを楽しむ場合は1時間以内で、また時間をおいてから再度火をつけるようにしましょう。
安全にボタニカルキャンドルを作るには「キャンドル講座」がおすすめ
ボタニカルキャンドルは簡単に手作りできますが、花材を置く場所やキャンドルの大きさ、芯の太さからプールを計算するなど複雑な手順も含まれます。
また、より凝った仕上がりにしたいならキャンドルをプロから習うとよいでしょう。
ボタニカルキャンドルはハンドメイド教室などでも学べますが、おすすめはオンラインのキャンドル講座です。
オンラインなら自分の好きな時間に自宅で気軽に始められます。
また、より凝った仕上がりにしたいならキャンドルをプロから習うとよいでしょう。
ボタニカルキャンドルはハンドメイド教室などでも学べますが、おすすめはオンラインのキャンドル講座です。
オンラインなら自分の好きな時間に自宅で気軽に始められます。
一度基礎を学ぶとその後のキャンドル作りにも活かせるので、気になる方はぜひチェックしてくださいね。
インテリアにも!ボタニカルキャンドルを楽しもう
インテリアにもプレゼントにもおしゃれで人気なボタニカルキャンドル。
お好みの花材を使ってみると、思い出にも残る世界でひとつだけのキャンドルに仕上がります。
お好みの花材を使ってみると、思い出にも残る世界でひとつだけのキャンドルに仕上がります。
自分だけではうまくできなかったり途中で諦めたりした方は、気軽に始められるキャンドル講座も検討しながら、上手にボタニカルキャンドルを学んでみてください。
earth candle「ボタニカルキャンドルの作り方」
earth candle「ボタニカルキャンドルの作り方」