簡単で安全!ボタニカルキャンドルの作り方とアレンジ方法を解説

2024/08/08
可愛いボタニカルキャンドルを作ってみたい!
はじめてでも作れるかな?
うまく作るコツやアレンジ方法があるなら知りたい!

ドライフラワーやプリザーブドフラワーなどの天然素材を封入したボタニカルキャンドル。

手作りは難しそうに見えるおしゃれなボタニカルキャンドルですが、実は作り方はシンプルで簡単

市販のボタニカルキャンドルももちろん素敵ですが、せっかくなら自分だけの『お気に入り』がつまったオリジナルボタニカルキャンドルを作ってみたい方も多いのでは。

そこで今回は、キャンドル作りの初心者さん向けに、簡単で安全なボタニカルキャンドルの作り方を紹介します。

あわせてボタニカルキャンドル作りのコツやアレンジ例、気をつけてほしいこともまとめたので、ぜひあなたのボタニカルキャンドル作りに活かしてください。

こんなことがわかります

  • ボタニカルキャンドルの作り方、コツ
  •  ボタニカルキャンドルに必要な材料
  • ボタニカルキャンドルで気を付けたいポイント

こんな方におすすめです

  •  ボタニカルキャンドルの作り方を知りたい方
  •   ボタニカルキャンドルを安全に作りたい、使いたい方
  •   本格的なキャンドル作りにも挑戦したい方

ボタニカルキャンドルの作り方

ボタニカルキャンドル作りで必要になる材料と、作り方を紹介します。

初心者さんでも、手順を守って正しい素材を使えば簡単に作ることができます

TOKYO CANDLE「はじめてのキャンドル入門コース

必要な材料

  • ワックス(準備が難しい場合はろうそくでも可能)
  • 大きさの異なる容器やモールド(紙コップでも代用可能)
  • 割りばし
  • キャンドル芯
  • ドライフラワーなどの花材
  • ホーロー鍋
  • IHヒーター
ボタニカルキャンドルの特徴は、一緒に入れ込むドライフラワーやプリザーブドフラワーといった花材です。
花材はフラワーショップや雑貨屋、通販で購入できます。

手作りのドライフラワーを使うこともできますが、花にカビが付着していないか、またしっかり乾燥しているか確認してからボタニカルキャンドルに使うようにしましょう。

TOKYO CANDLE「はじめてのキャンドル入門コース

基本のボタニカルキャンドルの作り方

ボタニカルキャンドルの作り方を、手順にそって紹介します。

【ボタニカルキャンドルの作り方】
1.ワックスもしくはろうそくを湯せんで溶かす
2.割りばしで芯を挟み、容器の上にセットする
3.ワックスもしくはろうを容器に流す
4.大きめの容器にキャンドルを置き、花材を入れる
5.ワックスもしくはろうの残りを溶かし追加する

TOKYO CANDLE「はじめてのキャンドル入門コース

作り方1:ワックスもしくはろうそくを湯せんで溶かす

まずはワックス、またはろうそくをホーロー鍋に入れて、IHヒーターで90〜95度になるよう温度管理をしながら溶かします。

火力はそこまで必要なく、沸騰させない程度の温度を保ちましょう。

ガスコンロでの直火は、温度調整ができず引火の恐れがあるためNGです。
ろうそくを溶かす場合は芯を取り除き、ろうを拭き取れば再利用できます。キャンドル用に新しい芯を使用しても大丈夫です。

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作り方2:割りばしで芯を挟み容器の上にセットする

次はキャンドル芯の準備をします。

用意した大きさの異なる容器のうち、小さい方の容器の中心に芯をセットしましょう。割っていない割りばしに芯を挟むと、うまく固定できます。

作り方3:ワックスもしくはろうを容器に流す

芯がセットできたら、溶かしたワックスを容器に静かに流します

入れるのは7~8分目まで。空気が入らないようにゆっくり流し入れると、仕上がりがキレイです。

流し込んだら、固まるまで2時間程度待ちましょう。固まったら容器からキャンドルを取り出します。
紙コップの場合は端から破るとラクに取り出せるので試してみてください。

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作り方4:大きめの容器に3で作ったキャンドルを置き花材を入れる

大きい方の容器の中心に、先ほどできたキャンドルを入れます。

大きい方の容器のふちとキャンドルとの間に隙間があるため、その中にドライフラワーやプリザーブドフラワーなどの花材を詰めていきます

キャンドルの形にもよりますが、丸いキャンドルなら全方向に花材を入れると、どの角度から見ても花材が見えて素敵です。

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作り方5:ワックスもしくはろうの残りを溶かし追加する

再度ワックスもしくはろうをホーロー鍋で溶かし、花材を埋めるようにそそぎます

花材の上から注ぐことになるため、デザインが崩れないようにワックスやろうは静かにそっと流し入れましょう。花材が浮いてしまったら、割り箸などで沈ませるか、取り除くかして表面に不必要に出ないようにします。

また、キャンドル芯は7mmほどキャンドルから出るように意識してください。

このとき側面には花材が配置されていますが、必要に応じて表面に花材を追加しても構いません。
ただし、キャンドル点灯時に花材が燃えないよう、芯からは離れた場所に置くよう徹底してください。

追加したワックスがしっかりと固まり容器から取り出したら、ボタニカルキャンドルの完成です!

【ワックスが固まったあとにキャンドル上部が凹んでいた場合】
キャンドルは、乾いて固まった後に上部に凹みができることも。

気になる方は、凹んでいる部分に75度程度に溶かしたワックスをゆっくりと注ぎ入れ、割り箸や竹串で表面を整えるというひと手間を加えるだけで、作品の仕上がりが格段によくなります。

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ボタニカルキャンドルのドライフラワーをキレイに見せる作り方

ボタニカルキャンドルで使うドライフラワー。

実際に作ってみると「ワックスに埋もれてよく見えない」「なんだか寂しいデザインになる」と違和感を覚えることもありますよね。
そこでここでは、『花材をよりキレイに見せる作り方のポイント』を3つ紹介します。

TOKYO CANDLE「はじめてのキャンドル入門コース

ポイント1:花材を美しく見せたい時はジェルワックスを使ってボタニカルジェルキャンドルに

ワックスやろうは、通常固まると白くなります。
そのため、花材をよく見せたい場合は、透明な仕上がりになるジェルワックスを使用してみましょう。

ジェルワックスは固まっても透明なワックスで花材のディテールが見えやすいため、ドライフラワーを目立たせたい場合におすすめです。

ジェルキャンドルの詳しい作り方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
【100均で】透明感あふれるジェルキャンドルの作り方をご紹介

大西博之「アロマ&ボタニカルキャンドルの作り方

ポイント2:ドライフラワーは『多め』がポイント

ドライフラワーが埋もれてしまったり寂しい印象になるのは、花材そのものが少ないからかもしれません。

ネットやSNSで見かける人気のボタニカルキャンドルでも、ドライフラワーをふんだんに使用しています。

ワックスやろうは乾くと白く濁るため、基本的に『ちょっぴり多め』を意識するとうまくいきます。ぜひ試してみてくださいね。

ポイント3:カラーキャンドルで色味を増やす

カラーキャンドルとは、ワックスにキャンドル用着色剤や砕いたクレヨンを加えて色をつけたもの。
ミルキーな優しい色味でキャンドルに個性をプラスできます。

カラーキャンドルとボタニカルキャンドルの組み合わせで、よりおしゃれな印象にすることも。カラーキャンドルは、ワックスを溶かす際に着色剤や砕いたクレヨンを入れるだけなので、1度挑戦してみるのもおすすめです。

きれいに着色するためのコツは、こちらの記事をご覧ください。
失敗知らずのキャンドル着色やり方解説!使う材料やコツもご紹介

ボタニカルキャンドルのおしゃれなアレンジ例

ボタニカルキャンドルのおしゃれなアレンジ例をいくつかピックアップしました。
1つずつチェックしてみましょう。

小さめサイズの透け感ボタニカルソイキャンドル

手のひらに乗るサイズのボタニカルソイキャンドル
表面にはあじさいやミモザなどカラフルなドライフラワーがふんだんに使われていて、全体的にナチュラルな見た目に仕上がっています。

キャンドル芯に、よりこなれた印象のウッドウィックを使用しているところもポイント。インテリアとしても活用できるおしゃれなボタニカルキャンドルです。

くすみカラーがキュートなホワイトボタニカルキャンドル

くすみカラーで色調を合わせたボタニカルキャンドル
花材の色トーンも合わせることで、全体に統一感が出ておしゃれ見えします。

花材の特徴を活かした立体的な仕上がりで見ているだけでも満足度が高く、サイズ感が大きめなので火を灯しても長く楽しめるため、プレゼントにもおすすめです。

アンティーク調の大人ボタニカルキャンドル

アンティーク風のアンニュイな色味が魅力的なボタニカルキャンドルです。

キャンドルにはクラック加工が施されており、インテリアとして置いておくだけでもお部屋のおしゃれ度をぐっとあげてくれます。

ドライフラワーの組み合わせや色をそろえると、写真のようなアンティークキャンドルに。

香りを楽しむボタニカルサシェ

玄関やお部屋に飾って、香りを楽しめる人気のフレグランスアイテムです。大きめのお花があしらわれており、豪華でエレガントな作品に仕上がっています。

使う花材を変えるだけで、さまざまな表情を楽しめる飾るキャンドルです。 

ボタニカルキャンドルが燃えるのはどうして?

ボタニカルキャンドルを点火する際に気になるのが「ドライフラワーに引火しそうで怖い」という点です。

手作りのボタニカルキャンドルの場合は、特に花材に引火しないよう注意しなければなりません。

そこでここでは、ボタニカルキャンドルの中の花材に引火してしまう原因を踏まえ、安全な作り方・使い方を紹介します。

mippy_f_candle「リースボタニカルキャンドルの作り方

プール部分に素材が入っている

プールとは、キャンドル芯に火をつけたあとに溶け出してできた中央部分のくぼみのこと。

この部分は特に温度が高く、プールに花材など燃えるものが入っていると引火してススが出てしまいます。

ドライフラワーを配置するときはキャンドルの大きさ、芯の太さをよく考えて、芯から離れた部分に装飾しましょう。

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燃焼時間が長いから

サイズが大きなキャンドルの場合、付けっぱなしで20時間以上持つものもありますが、1度に長時間火を付け続けると全体のワックスが溶け出し花材に火がつく可能性があります。

花材の位置にもよりますが、キャンドルに穴が開くほどワックスが溶けると、いくら芯から離れた場所に花材があっても引火してしまいます。

ボタニカルキャンドルを楽しむ場合は1時間以内の灯火にとどめ、再度使用したい場合は、一旦時間をおいてから火をつけるようにしましょう。

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安全にボタニカルキャンドルを作るには『キャンドル講座』がおすすめ

ボタニカルキャンドルは簡単に手作りできますが、キャンドルの大きさ、芯の太さからプールを計算したり、花材を置く場所を検討したりと、複雑な手順も含まれます。

確実に安全なボタニカルキャンドルを作りたい方や、より凝った仕上がりのキャンドルを作りたい方は、プロから習うとよいでしょう

ボタニカルキャンドルは、ハンドメイド教室や動画などでも学べますが、おすすめはオンラインのキャンドル講座です。オンラインなら自分の好きな時間に自宅で気軽に始められます。

1度基礎を学んでしまえば、アレンジを楽しんだり、より高度なキャンドルに挑戦できたりと、今後のキャンドル作りにも活かせるので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
 
はじめてのキャンドル入門コース▼
https://fantist.com/official/courses/1001

基礎から応用まで学ぶボタニカルキャンドル講座▼
https://fantist.com/courses/1115

インテリアにも!ボタニカルキャンドルを楽しもう

インテリアにもプレゼントにもおしゃれで人気なボタニカルキャンドル。
お好みの花材で作れば、思い出にも残る世界でひとつだけのキャンドルに仕上がります。

うまくできなかったり途中で諦めたりしたことのある方は、気軽に始められるキャンドル講座もおすすめです。

お気に入りのお花・色・香りが詰まった、美しいボタニカルキャンドルで贅沢なひと時をお過ごしください。

earth candle「ボタニカルキャンドルの作り方

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