ウクライナの伝統的なロウケツ染め卵「ピサンキ」作りを学べるレッスンです。

模様描画に使う特殊な道具「キストカ」と、染め分けに使う「蜜蝋」の扱い方、模様の描き方を解説します。

◾️ポイント
・繊細で美しい模様を楽しめる
・4種類の作品作りに挑戦
・自分のペースで何度でも視聴可能
・気軽にチャットで質問OK

一つ一つ手作業で、溶かした蜜蝋で細かく模様を描き、何度も染め重ねていく工程は、まさに芸術。機械では決して表現できない、手仕事ならではの温かみと繊細なイースターエッグ作りに挑戦してみませんか。

4個の作品作りに挑戦します

本コースでは、4個のピサンキを制作します。

簡単な模様から始め、複雑な模様へと少しずつレベルアップし、色数も増やしていきます。

◾️制作する作品
・星のピサンキ(青)
・蝶々と花のピサンキ(黄色、緑)
・鹿のピサンキ(黄色、緑、赤)
・太陽のピサンキ(黄色、緑、赤、黒)

ピサンキ作りの基本のスキルが学べる

はじめての方でも受講いただけるカリキュラム内容です。

卵の殻を割らずに中身を出す方法から、繊細な模様の描き方までを、一つ一つ丁寧に解説ます。

◾️学べること
・空の卵の準備
・粉末染料の溶かし方
・4種類の模様の作図の方法
・キストカと蜜蝋の扱い方
・ミツロウを拭き取る方法

ロウケツ染めのおもしろさと模様の楽しみ

ピサンキの面白さは、無限にある模様の楽しさと、ロウケツ染めによるプロセスです。日常のひととき、他のことを忘れて模様を描くのに没頭すると、瞑想状態のようなリラックス効果もありますよ。また、最後にミツロウを剥がして模様が浮かび上がる瞬間は、何度体験しても楽しいものです。

そもそもピサンキとは?

ピサンキとは、古くからウクライナで作られてきた、卵のお守りのようなもの。
玄関に飾って厄除けにしたり、納屋に飾って家畜が病気にならないように願ったり、先祖のお墓に供えたり、というふうに使われてきました。星、太陽、動物、花、虫、魚、鳥、幾何学模様…それぞれの模様には、さまざまな意味やウクライナの農民の願いが込められています。

講師から学びの進め方について

こんにちは、ピサンキ作家の飯野夏実です。
今回は FANTIST での企画のために、4種類のデザインを考え、ピサンキ作りに使用する特殊な道具(キストカ、蜜蝋、染料など)をまとめてパッケージにしてみました。ぜひ動画を見ながら楽しんで制作してくださいね!

予告編動画


カリキュラム

全6レッスン

LESSON1

導入動画

はじめまして、ピサンキ講座に興味を持ってくださり、ありがとうございます。スタジオカラクサの仕事とピサンキについてお話しいたします。

学習のポイント
・自己紹介
・ピサンキについて
・これから5回のレッスンの内容について
LESSON2

卵の中身の出し方と染料の準備

ピサンキを作るにあたって、まずは卵を準備しなくてはいけません。また、粉末染料も溶かして冷ましておく必要があります。レッスン2ではその部分を解説いたします。

学習のポイント
・卵に穴をあける
・卵の中身を小さな穴から取り出す
・卵の中を洗って乾かす
・染料をお湯で溶かしてお酢を加えて冷ます
LESSON3

星のピサンキを作る

さっそくピサンキを作っていきましょう。初回は基本の星の模様を描いていきます。使用するのはロイヤルブルーの染料です。

学習のポイント
・星の図案の作図
・キストカの使い方
・蜜蝋の温度
・染料に入れて染める方法
・蜜蝋の拭き取り方
・星、熊手、松葉、柳などの模様の意味
LESSON4

蝶々と花のピサンキを作る

2つ目のピサンキは、春らしい蝶々と花の模様です。ゴールドとライトグリーン2色の染料を使います。

学習のポイント
・S字図案の作図
・曲線の描き方
・綺麗に塗りつぶす方法
・2色使う場合の染める順番
・蝶々、花、ドットなどの意味
LESSON5

鹿のピサンキを作る

鮮やかな赤い染料を使って、鹿のピサンキを作りましょう。鹿は私が一番好きなピサンキモチーフのひとつです。色数も増えて3色になります。

学習のポイント
・「12の菱形」の作図
・鹿の描き方
・3色使う場合の順番や考え方
・動物モチーフの意味
LESSON6

太陽のピサンキを作る

最後のレッスンです。4色を重ねて、華やかで凝った模様を描いていきましょう!太陽は全ての生命の源、とても重要なモチーフです。

学習のポイント
・中央から広がっていく図案の作図
・松葉、星、羊の角、ドットなど、ピサンキに使える細かい模様
・4色使う場合の順番

キットについて

キストカ1本、蜜蝋1個、染料5色(ゴールド、レッド、ライトグリーン、ロイヤルブルー、ブラック)、エッグブローワー、テキスト

ご準備いただくもの

卵、鉛筆、染料を拭き取るタオル、染料を入れる瓶、ローソク、ローソク立て、ライター、ティッシュ、手元に敷くタオル、試し書き用の紙

ある本をきっかけに、15歳からピサンキを作り始めました。
大学と専門学校を卒業後、自身の工房「スタジオカラクサ」を立ち上げました。
それ以来、陶芸家として活動するかたわら、子供のころからの趣味であったピサンキの楽しさ
を広めるため、教室開催、動画やテキストなど教材の制作、材料の輸入などをしています。

受講までの流れ

よくある質問

Q コースレッスンとは?

A カリキュラムを通した学びの中で、スキル習得を目指せるレッスンです。
受講期間中は、何度でも見直せるので、忙しい方でも自分のペースで学べます。

Q 質問などはできますか?

A 各レッスンごとにチャットを使ったやりとりが可能です。
受講中のご質問、制作した作品の添削・写真のご共有まで、多岐にわたるやりとりが可能です。
開講中の講師より、お返事いたします。

Q 受講(視聴)期限はありますか?

A 各コース受講期限が設定されています。
受講開始ボタン押下後、カウントは開始されます。なお、期限内であれば、いつでも視聴可能です。