【簡単なサシェの作り方】ほんのり優しい香りに癒されよう

2023/08/17

袋の中からさりげなくほんのりと香るサシェ。

クローゼットや車の中に置いたり、インテリアとして飾ったりとあらゆる場面で活躍してくれる優れものです。

そんなたくさんの魅力を持つサシェを、自分の好きな香り・デザインで簡単に手作りできることをご存知ですか?

スタンダードな巾着型から、近年人気のアロマワックスサシェなど種類はさまざまありますが、これらはハンドメイドできますよ。

本記事では、サシェの簡単な作り方をはじめ、サシェの種類や活用方法、商用利用もできる講座までサシェの魅力をたっぷりと紹介します。

こんなことがわかります

  • サシェの簡単な作り方
  • サシェの種類や活用方法
  • サシェ作りを教えてくれる講座について

こんな方におすすめ

  • 可愛いサシェを作りたい方
  • ハンドメイドは苦手・・・でも楽しみたい方
  • サシェ作りを本格的に学んでみたい方

サシェとは?

フランス語で「匂い袋」を意味する「サシェ(Sachet)」。

日本では、古くから「香り袋」や「匂い袋」などの名称で親しまれてきました。

サシェは、お気に入りのドライフラワーやアロマを染み込ませたコットンを巾着や紙袋に入れて、その中からふわりと漂う香りを楽しむものです。

サシェを手作りすることで、形や、色、デザイン、使用する花材や香りまで、自分好みにカスタマイズできます。

サシェは、場所を選ばず置いておくだけ・吊るしておくだけでほのかな香りを楽しむことができるので、「アロマキャンドルの香りを楽しみたくても、小さい子どもやペットがいるから火事や強い匂いが心配」という方にもおすすめですよ。

また、サシェは少しずつ香りを放出するため長く楽しむことができるのも魅力の1つ。

香りを包む素材によって香りの強さや持続時間が異なるため、好みによって素材選びも楽しみましょう。

earth candle「押し花アロマサシェの作り方」 

サシェの種類

サシェの種類はさまざまあります。
本章では、材質別・タイプ別にサシェの種類を紹介します。

サシェの種類|材質別

サシェは、材質別に分類すると、
・布
・紙
・キャンドル
に分けられます。

【布】
「サシェ」と聞くと、布タイプを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

布で作られたものはサシェの中の王道タイプで、一口に布と言っても、リネンや麻布、オーガンジーやレースなど使用できるものはさまざま。

また、同じ布でも色々な形のものがあります。
  • 巾着型
  • テトラポット型
  • ハンガー型
  • ぬいぐるみ型
  • キャンディ型 など
使う場所・用途に応じて好みの布・形を選びましょう。

【紙:ペーパーサシェ】
最も手軽で簡単に制作できるのが紙タイプのサシェ。
画用紙やラッピング用紙、市販の封筒でも作れます。

紙タイプは、アロマオイルなどの液体を入れると袋に滲んでしまうことがあるので、ドライハーブなど乾燥した物を入れるのがおすすめ。

紙タイプにリボンや紐をつけて、クローゼットの中に吊るすこともできますよ。

香りが薄くなってきたら、簡単に中身を入れ替えられるのも紙製サシェの魅力です。

【キャンドル:アロマワックスサシェ】
近年注目されているサシェが、「アロマワックスサシェ」です。

ミツロウやソイワックスにアロマオイルで香りをつけたり、アロマキャンドルを溶かしたりして制作します。

ドライフラワーやドライフルーツ、シナモンなどで彩り、リボンなどで飾り付けをして使用します。

見た目も香りも華やかなアロマワックスサシェは、直置きでもリボンをかけて吊るしても、お部屋の素敵なアクセントになってくれますよ。

KEIKO IKARI「アロマワックスサシェコースレッスン

サシェの種類|タイプ別

サシェをタイプ別に分類すると、

  • 吊り下げタイプ
  • 直置きタイプ
  • 薄型、小型タイプ
に大別できます。

【吊り下げタイプ】
クローゼットや車の中に吊り下げるタイプのサシェです。
目につくところに吊るすことが多いので、デザインにこだわったものも。

【直置きタイプ】
巾着型やテトラポット型、またアロマワックスサシェなど、アロマキャンドルのように直置きして香りを楽しむタイプ。

香りの用途に加えて、インテリアとして楽しむ要素が強いサシェです。

【薄型、小型タイプ】
薄型タイプは机や小物入れなどに入れるサシェです。
枕に入れてピローサシェとしても利用できます。

さらに小さい小型タイプは、財布や名刺入れなどに入れることが可能です。

入れる場所が狭い場所なので意外と香りを感じやすいですよ。

小さいタイプはお気に入りの香りを持ち歩けるので、出先で疲れた時にもリラクゼーションやリフレッシュに一役買ってくれます。

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サシェの使用場所や活用方法

サシェは場所も手間も必要ないので、吊り下げたり直置きしたり持ち歩いたりと使い方は自由です。

本章では、サシェの使用場所や活用方法を紹介します。

【クローゼットやタンス|洋服や小物にそっと良い香り】
店頭やネットで見かけるサシェの多くは、洋服や小物、下着などにふわっと香りをまとう用途で使われるタイプのものです。

香水やフレグランスのように香りが強くなく、上品に香ってくれますよ。

まといたいお気に入りの香りや、防虫効果があるペパーミントやユーカリがおすすめです。

【車の中・玄関・トイレ・洗面室|狭い空間に上品な香りを】
狭い空間で効果を発揮するサシェ。

ほっと落ち着く場所が好きな香りで満たされていると幸せな気分になれますよ。

ローズマリーやレモングラス、コーヒーには消臭効果があるので、玄関や下駄箱の中、トイレなどに適しています。

【外出時・旅行時|落ち着く香りでいつでもリラックス】
財布や名刺入れの中に入れられるミニサイズを、カバンや財布、名刺入れに忍ばせてみて。

仕事の合間にお気に入りの香りに癒されたり、ほんのり香りをまとった名刺も素敵ですよ。

ペンケースやポーチに入れるのも良いでしょう。グレープフルーツやベルガモットはリフレッシュ効果が期待できます。

【寝室 |良質な眠りを】 
ベッドサイドに直置きしたり、ピローケースに入れておくと香りに包まれながら眠りにつくことができます。
ラベンダーやカモミールの快眠効果で良質な眠りを。

【虫よけ|ナチュラルな成分で子どもも安心】
子どものリュックサックやポケットに、レモングラスやラベンダー、タイムを忍ばせておくと虫除け効果を発揮してくれますよ。

身体に害のない成分なので、小さなお子様でも安心です。

サシェの香りを楽しめる期間は?

サシェの香りの持続期間は、袋の材質、中身の素材や量によっても異なりますがおおよそ1〜3ヶ月、長くても半年と言われています。

香りが薄くなってきたなと感じたら交換時期です。
開け閉めできる巾着などで手作りをしたサシェの場合は、中身を入れ替えることで再利用できますよ。

また、アロマワックスサシェの場合は、香りが弱くなったと感じたらロウやワックスの表面を削ったり、パキパキと割ることで再び香りを楽しむことができます。

割ったロウやワックスを巾着やオーガンジーに入れて吊るしてもおしゃれです。

Bliss Candle「ペタルソイキャンドルとフラグメントサシェの作り方

サシェの作り方

サシェはいろいろな種類がありますが、本章ではソイワックスを使用した「アロマワックスサシェ」の作り方を紹介します。

【材料】
・ソイワックス 
・アロマオイル
・花材(ドライフラワーやプリザーブドフラワーなど)

【道具】
・IH
・小鍋
・金属製のボウル(湯煎用)
・温度計
・スプーン
・ピンセット
・はさみ
・はかり
・シリコン型
・紙コップ
・割り箸

【作り方】
1.シリコン型に花材を並べてサシェのデザインをイメージする
2.サシェの完成イメージができたら、シリコン型から花材を出す
3.ソイワックスをIHで溶かす(融点は約50〜80度)
4.ソイワックスが溶けたらアロマオイルを入れ、割り箸で混ぜる
5.シリコン型にワックスを流し入れる
6.ワックスの表面に薄い膜が張ったら、イメージ通りに素早く花材を飾り付けする
7.室温で30分〜1時間置いたら、アロマワックスサシェの完成!

ソイワックスを溶かす際は、温度が上がり過ぎないよう温度計で都度温度を確認しましょう。

花材を飾り付ける際、シナモンや木の実など重さのあるものはワックスの下に沈んでしまうことがあるので、ワックスの表面より少し深くまで固まったタイミングで乗せるのがコツです。

Rè ewalu「キャンドル体験コース 癒しのボタニカルキャンドル(2種)

サシェ作りが学べるレッスン|3講座

サシェは、袋に好きな香りを詰めて完成する簡単なものから、ロウやワックスを使ったこだわりの作品まで種類がたくさんあります。

また、こだわりの詰まった自分専用のオリジナルサシェや、大切な人を想いながら作る贈り物のサシェなど、使い道によって作り方は異なるもの。

色々な作り方を知っておくと、楽しみが何倍にも広がりますよ。

本章では、プロから教えてもらえる「アロマワックスサシェ」の講座を3レッスン紹介します。

どの講座も、わからないところはいつでもメールで質問できるので、初心者さんも安心して受けられる講座になっています。

ペタルソイキャンドルとフラグメントサシェの作り方

ソイキャンドルとアロマワックスサシェの2種類の商標利用可能な作品が作れるようになる講座です。

「フラグメントサシェ」とは、花びらを散らした一枚のサシェをランダムに割って使うサシェのことです。お皿に乗せて飾っても、袋に入れて吊るしても楽しめます。

ソイキャンドル作りでは、木芯を使用したキャンドルの制作方法も学ぶので他のキャンドル作りにも応用できますよ。

どちらの作品も花びらがバラバラになってしまったり、不揃いになってしまったりした花材を再利用できます。

花冠サシェの作り方

とっても華やかな花冠サシェ作りの講座です。

工程は簡単なので、初心者さんにもぴったり。
香りも見た目も楽しめる花冠サシェは、インテリアとしてもプレゼントとしても大変喜ばれますよ。

キャンドル体験コース「癒しのボタニカルキャンドル(2種)」

人気のボタニカルキャンドル作りをキット付きで楽しく学べる講座です。

「飾るボタニカルサシェ」と「灯すボタニカルキャンドル」の2種類の作品が作れるようになります。
大きめのお花をあしらった、エレガントでゴージャスなボタニカルサシェと、透明感が美しいジェルキャンドルを使ったボタニカルキャンドル。

丁寧に3レッスンで構成された講座なので、本格的に学びたい初心者さんが1歩踏み出すのに適した講座です。

サシェを飾って優しい香りに癒されよう

強い主張はないけれど、部屋で、車で、財布でほのかに香るサシェ。

お気に入りの香りがふわっと香ると、気持ちがほぐれてリラックスできますよ。

生活シーンに合わせて、好きな香りを選んでみましょう。
サシェの可愛い見た目と優しい香りは、日常に癒しを運んでくれますよ。

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