キャンドルの表面がでこぼこに|ドライヤーで直せるの?

2023/07/13

キャンドルを制作していて、

「キャンドルの表面がでこぼこになってしまった」
「でこぼこになったキャンドルの底の直し方がわからない・・・」
「キャンドルのでこぼこを直すのに、ドライヤーって使えるの?」

そんなことを思ったことはありませんか?

結論、キャンドルの底を「なめらかで綺麗な状態に仕上げる」ためには、ドライヤーよりもエンボスヒーターが適しています。

使用するキャンドルのワックスによっては、ドライヤーでは綺麗に仕上げられないことがあるため、キャンドル作りにはエンボスヒーターがおすすめです。

また、キャンドルの表面がでこぼこにならないよう、制作途中で気をつけるべきポイントがいくつかあります。

本記事では、キャンドル作りで底の表面がでこぼこ・ザラザラになってしまう原因や、その対処法、使用する道具について詳しく解説します。

「せっかく作ったのに綺麗に仕上がらなかった」
「キャンドル作りを成功させたい!」

という方は、ぜひ最後までご覧いただきキャンドル作りの参考にしてください。

こんなことがわかります

  • キャンドルの表面がでこぼこになる原因と対処法
  • キャンドルの底をなめらかに仕上げる道具
  • クオリティの高いキャンドルを作るための学習法

こんな方におすすめ

  • キャンドルの表面がでこぼこになり困っている方
  • キャンドル作りを成功させたい方
  • キャンドルは1度挫折してる・・・でも再挑戦したい!という方

キャンドルの表面がでこぼこになる原因と対策

キャンドルを制作していると、底の表面の仕上がりがでこぼこになったりザラザラになったりしてしまうことがあります。

せっかく作ったのに、でこぼこが残ってしまっては悲しいですよね。

ポイントをおさえておくことは成功への第1歩なので、しっかり確認しておきましょう。

キャンドルの表面がでこぼこになってしまう原因には、大きく分けて下記の2つがあります。

・型に流し込む際のワックスの温度が適温じゃない
・ワックスと型の温度差が大きい

それぞれ対策と合わせて解説します。

型に流し込む際のワックスの温度が適温じゃない

多くの方は、ワックスを火にかけた後ワックスが溶けたら十分だと思い、すぐ型に流し入れてしまいます。

しかし、温度が低すぎると十分ワックスが溶けきっておらず仕上がりがでこぼこになる原因に。

かといって、温度が高い状態で型に流し込むと、冷える際にワックスが縮むという特性上、底の表面にでこぼこができやすくなります。

そのため、使用するワックスの融点(溶け始める温度)を確認してから、温度管理を徹底し融点ぴったりの温度で注ぐと、表面がなめらかなキャンドルを制作できる可能性が高まります。

TOKYO CANDLE「はじめてのキャンドル入門コース

ワックスと型の温度差が大きい

ワックスは急激に冷やされると収縮してしまい、キャンドルの底の表面がでこぼこになる原因になります。

ワックスが高温の状態から急激に冷えることがないよう、型をあらかじめ温めておきましょう。

特に冬場は温度差が大きくなるので、型を十分に温めておくことが大切です。

熱湯で温める方法もありますが、水滴が残っていると表面がでこぼこになる原因になってしまうので、ドライヤーやヒートガンであらかじめ温めておくことをおすすめします。

キャンドル制作ではポリ製の型を使用する方が多いですが、表面を滑らかに美しく仕上げたい場合は、熱伝導率が高いアルミ製の型がおすすめです。

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キャンドルの表面がでこぼこになった時に必要な道具と対処法

でこぼこになってしまったキャンドルの修正は、温めながら行います。

この章では、
・キャンドルの表面を溶かすために必要な道具
・キャンドルの表面がでこぼこになった時の対処法
を解説します。

キャンドルの表面を溶かすために必要な道具

キャンドルの表面を滑らかにするための基本的な道具は、

  • エンボスヒーター
  • ヒートガン
    が主流です。
ヒートガンは、エンボスヒーターよりも温度が高く強力ですが、キャンドル制作にはエンボスヒーターで十分です。

ヒートガンは、パワーが強い分エンボスヒーターよりも重い物が多いため、キャンドルクラフトにはエンボスヒーターの方が扱いやすいでしょう。

エンボスヒーターは、キャンドルの表面をなめらかにするだけではなく、型を温めたり気泡を飛ばす作業にも使用できますよ。

一般家庭にあるもので代用する場合、ドライヤーでも可能です。

しかし、ドライヤーはエンボスヒーターやヒートガンより温度が低く、温風をピンポイントで当てることができないため、キャンドルの表面が溶けきれず思うように修正できないことがあります。

本格的にキャンドル作りをしたい!と考えている方は、エンボスヒーターを用意しましょう。

キャンドルの表面がでこぼこになった時の対処法

この章では、キャンドルの底のでこぼこになった部分を修正する方法を2パターン解説します。

【1.エンボスヒーターを使用して修正する方法】
1.でこぼこになった部分にエンボスヒーターを数十秒当てる

2.表面が溶けてなめらかな仕上がりに

上記の方法で、キャンドルのでこぼこを修正することができます。

しかし、キャンドルの底に大きめのくぼみができている場合はエンボスヒーターだけでは修正できないことがあります。

その場合は、下記の方法を試してみてください。

【2.ワックスを注ろうする方法】
1.キャンドルを制作した際に使用したワックスと同じワックスを適温(ワックスの種類によって異なる)まで溶かす

2.キャンドルの底を上にして、溶かしたワックスを3.4の手順で2回に分けて注蝋する

3 .1回目に注いだワックスが少し固まり膜のようになってから2回目を注ぐ

4.2回目は、キャンドルの底辺まで3mmほど残した状態まで注ぎ、割り箸などで底の外周に向かってなじませるようにワックスを広げる

1回でたくさんのワックスを注ぎいれると、キャンドルの横からワックスが流れてしまうことがあるので、2回に分けてゆっくりとワックスを流し入れましょう。

ゆっくり作業していると、ワックスが固まってしまうので、慎重にかつ迅速に作業を進めてください。

表面がでこぼこになってしまって困っている方は、ぜひ1度お試しください。

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キャンドルの表面を滑らかににする際の注意点

キャンドルの表面をなめらかに仕上げるためには、ワックスの温度が重要です。

ワックスは適温まで温めることが重要ですが、キャンドルの表面を滑らかに仕上げる際、「高温で溶かしすぎる」と形が崩れてしまう可能性があります。

しかし、ワックスの温度が低すぎると表面が溶けないため、ある程度温度を上げる必要がありますが、温度の上がりすぎには注意しましょう。

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キャンドル作りを正しく学んで素敵な作品を作ろう

近年はさまざまな形や種類のキャンドルがあり、制作意欲が高まっている方も多いのではないでしょうか。

キャンドル作りは工程自体に難しい箇所は少ないですが、所々でおさえておきたいポイントがあり、失敗を最小限にするためにはキャンドル作りをしっかり学ぶことが大切。

わからないところをすぐに質問して解決したい!という方には通信講座がおすすめです。

自宅にいながらプロの講師の動画講義を受講して、キャンドルの基礎、道具や材料の扱い方から作品作りまで順序立てて学べます。

素人にはなかなかハードルが高い、グラデーションキャンドルやボタニカルキャンドルまで制作できるようになりますよ。

注意が必要な場面では、手元をアップしたり丁寧な解説が入ったりと痒いところにも手が届く内容になっています。

専門店でしか購入できないような道具や材料は、あらかじめ全てセットになっているので材料選びに迷うことなく講座内の素敵な作品が作れます。

なめらかな仕上がりを目指してキャンドル作りを楽しもう

キャンドルは火を灯して楽しむアイテムですが、インテリアとしての見た目も大切です。

つるんと指ざわりの良いキャンドルは、魅力がさらにアップしますよ。

温度管理に気をつけてワックスの縮みを防ぐよう制作すると、底の表面がなめらかになる確率がぐっと高まりますよ。

できてしまったでこぼこやザラザラには、ヒートガンを使用し効率よく綺麗で完成度の高いキャンドルを作りましょう。

お伝えしたコツをおさえて、理想のオリジナルキャンドル作りを楽しんでくださいね。

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