魅力的なレジンアクセサリーの作り方|必要な道具・材料から作り方まで徹底解説!

2023/05/09
つややかなレジンアクセサリーの作り方が知りたい!
レジンアクセサリーは、初心者でも作れるのかな…?

店頭や手作りサイトなどで透明感のある魅力的なレジンアクセサリーを見て「作ってみたい!」と思ったことがある方は多いのではないでしょうか。
 
一見難しそうに見えるレジンアクセサリーですが、手軽に手に入る道具や材料で簡単に手作りすることができます!
 
本記事では、レジンアクセサリー作りに必要な道具や材料、また初心者さんでも簡単にできるレジンアクセサリーの作り方を解説します。

また、レジンアクセサリー作りで陥りがちなトラブルについても対処法と併せて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

こんなことがわかります

  • レジンアクセサリー作りに必要な道具や材料
  • レジンアクセサリーの作り方やよくあるトラブル
  • レジンアクセサリーの学び方

こんな方におすすめ

  • レジンアクセサリー作りを始めたい人
  • レジンアクセサリー作りに必要な道具・作り方を知りたい人
  • レジンアクセサリー作りのスキルアップ、学び方を知りたい人

1.大人の趣味として大人気!レジンアクセサリーとは?

近年、レジンを使ったアクセサリー作りの人気が高まっています。
 
レジンアクセサリーとは、レジン液を着色したり、レジン液にビーズやパール、ドライフラワーなどのパーツを入れたりして硬化して作ったアクセサリーのことを指します。
 
気軽に始めることができ、仕上がりも美しく満足度が高いため、大人の趣味として大変人気のあるハンドメイドです。

Lupinus「アルコールインクの奥行きニュアンスを作る

1-1.そもそもレジンって何?

レジンアクセサリーの重要なパーツである「レジン」とは、そもそも何なのでしょうか。
 「レジン(resin)」とは、英語で「樹脂」を指し、主に2つの種類(エポキシレジンとUV-LEDレジン)があります。
 
『エポキシレジン』は2つの液を混ぜて、ぷっくりとした厚みのある仕上がりにするレジンで、『UV-LEDレジン』は。1種類の液体を使い簡単に仕上げることのできるレジンです。
 
本記事では、初心者さんでも取り入れやすい「UV-LEDレジン(以下レジン)」について解説していきます。
 
レジンとは、レジン液という液体状の物を、紫外線に当てて硬化させ固めた物です。

UV-LEDライトを使用して5分程度で固まるので、時間も場所も問わず、好きな時に好きなところで作ることができるというメリットがあります。
 
液を混ぜる手間がなく、紫外線が届く範囲のみ固まるので、薄めの作品作り向きです。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

1-2.レジンはさまざまなレジンアクセサリーが作れる!

好きな形の型を使ってレジンを作り、作ったレジンを用いてレジンアクセサリーを作ることが可能です。

レジン作りの型はさまざまな種類のものが販売されているので、完成作品を想像しながら自分好みにカスタマイズして好みのアクセサリーを作る事ができます。
 
レジンを使って作ることができるアクセサリーは、主に以下の6種類です。

【レジンアクセサリー例】
・リング
・ネックレス
・ピアス
・イヤリング
・ヘアクリップ
・ブローチ

1度レジンの作り方を覚えてしまえばさまざまなレジンアクセサリーに応用できるため、レジン作りは大変汎用性の高いスキルです。

レジンアクセサリーをはじめ、レジンで作れるものについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
【はじめてさんにも】レジンで作れるもの15選!アクセサリーだけじゃないレジンの魅力も徹底紹介

Lupinus「キラキラ♪奥行き天然石の作り方」 

2.レジンアクセサリー作りに必要な道具・材料を紹介

レジンアクセサリーを作るために必要な道具や材料の種類と、使い方について解説します。
 レジンアクセサリー作りで使用する道具や材料は以下の通りです。

【レジンアクセサリー作りで使用する道具・材料】
1.ピンセット
2.平ヤットコ
3.丸ヤットコ
4.ニッパー
5.ペンチ
6.金具などのパーツ
7.UV-LEDレジン液
8.UV-LEDライト
9.シリコンモールド
10.レジンアクセサリーに入れるパーツ
11.アクセサリーパーツ
12.スティックやパレット
1〜7は一般的なアクセサリー作りでも使用し、7〜11はレジンアクセサリー作りで使用するものです。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

道具1.ピンセット

花材やパール、アクセサリーパーツなどの細かいものをつまむ時に使用します。
レジン液にパーツを封入する際に使用すると便利です。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

道具2.平ヤットコ

平ヤットコの形状は、ワニの口のように先が尖っていて、パーツを挟む内側部分は平らです。
 
ワイヤーをつかむ・挟む時に使用し、パーツ同士をつなぐための丸カンを開閉することができます。
ニッパーのように切る機能はついていません。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

道具3.丸ヤットコ

丸ヤットコは、刃の先端が丸くなっているのが特徴です。
 
ワイヤーを曲げたり、ワイヤーの先を丸く加工する用途で使用します。丸ヤットコは繊細な作業をする際に必須のアイテムです。
 
丸ヤットコも平ヤットコと同様つまむことができますが、パーツを挟む部分が丸くなっているため安定感はなく、ニッパーのように切る機能はついていません。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

道具4.ニッパー

ニッパーは、切り口がすべて平らで刃先が鋭くなっています。用途は切ることで、ハサミと同じ要領で使用します。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

道具5.ペンチ

ペンチは、物をつかむ面に凸凹があり、根元の平らな部分で切断が可能です。

【ペンチの用途】
・挟む
・曲げる
・つぶす
・ねじる
・引っ張る
・切る

しかし、特定の用途に特化している訳ではないので、アクセサリー作りにおいてはヤットコやニッパーほど出番は多くありません。
 
ペンチやニッパーはワイヤーを「切る」用途があるのに対し、平ヤットコや丸ヤットコの用途は主にワイヤーの「加工」です。

道具6.金具などのパーツ

レジンアクセサリーで使用する主なパーツには、次のようなものがあります。

【レジンアクセサリーで使用する金具】
・ワイヤー:イメージに合わせて好みの形に加工可能
・丸カン:文字通り丸い形をしており、パーツとパーツをつなげる用途がある
・Cカン:丸カンと比べて縦長で楕円形。用途は丸カンとほぼ同じ
・Tピン:「T」の形をしたピンで、吊り下げ型のピアスやイヤリングなどで使用
・9ピン:「9」の形をしたピンで、Tピンと同じような用途で使用するが、あらかじめ一方の端が丸まっているため両端に金具を取り付けることが可能

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

道具7.UV-LEDレジン液

UV-LEDレジン液は、レジンアクセサリー作りに欠かせないメインの材料です。

道具8.UV-LEDライト

レジン液を硬化させるための必須アイテムです。

道具9.シリコンモールド

レジン液を流し込んで形を作るための型で、さまざまな形や大きさのものがあります。

シリコンは柔軟性があり、硬化したレジンを取り出しやすいのが特徴です。

ちなみに、好みのシリコンモールドがない場合は、手作りすることもできます。
手作りシリコンモールドに興味のある方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
【レジンやキャンドル作りに】シリコンモールドを手作りしてみませんか?

道具10.レジンアクセサリーに入れるパーツ

ピアスやヘアゴム、リングなどのレジン作品に入れたいパーツを用意しましょう。

シェル、ラメ、押し花、ドライフラワー、ストーン、ホログラムなどが人気です。
作品のテイストに合わせて、お気に入りの組み合わせを見つけましょう。

道具11.アクセサリーパーツ

制作したレジン作品を、『アクセサリー』に仕上げるための金具パーツです。

ピアス金具・イヤリング金具・リング台座など、作りたいアクセサリーに合わせて準備してください。

道具12.スティックやパレット

スティックやパレットは、レジン液を調色するために使用します。
スティックはつまようじ、パレットはプリンカップなどでも代用可能です。

その他、レジンアクセサリー作りにあると便利な道具

レジンアクセサリーを作る上で、あると便利な道具について紹介します。

【あると便利な道具】
・ウェットティッシュ:レジン拭き取り用
・マスキングテープ or 耐震マット:レジン台座のずれ防止
・ネイル用のやすり:レジンのバリ取り
・マスク:レジンの独特なにおいが苦手な人は
・ビニール手袋:お肌の弱い方や、アレルギーのある方は使用推奨

レジンアクセサリー作りでは、これらの道具を用意しておくと安心でしょう。
最初から全てを準備する必要はないので、作りたい物やデザインに合わせて徐々に買いそろえれば大丈夫です。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

3.レジンアクセサリーの作り方をわかりやすく解説!〜定番のリング・ピアス・イヤリング〜

レジンアクセサリーのパーツ作りから定番のリングやピアス制作までの流れを解説していきます!
 
特段難しい工程はないので、安心して読み進めてくださいね。

【レジンアクセサリーの作り方〜リング / ピアス / イヤリング〜】
1.パーツの配置などデザインを決める
2.型(シリコンモールド)にレジンを少量流し込む
3.パーツをセットする
4.UV-LEDライトUVライトを当てて固める
5.もう1度レジン液を流し込む
6.再びUV-LEDライトUVライトを当てて固めたらレジン部分完成
7.リングは台座に接着、ピアスは金具で固定して完成!

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

作り方1.パーツの配置などデザインを決める

まずはじめに、作りたいアクセサリーの種類や形、デザインを決めましょう。
 
レジン自体のデザインが決まったら作りたい型を選び、レジンの中のデザインを決めます。

レジンの型がずれないように、マスキングテープや耐震マットなどで机に固定して、花材やビーズ、パールなどのパーツを実際に型に入れてシュミレーションをしておきましょう。
 
特に初めての場合は、レジン液を使用する際に慌てることもあるので、あらかじめレジンの中のデザインまで決めておくと安心です。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

作り方2.型(シリコンモールド)にUV-LEDレジン液を少量流し込む

レジンの中のデザインが決定したら、シュミレーションしたパーツを型から出し、UV-LEDレジン液を少量流し込みます。
 
UV-LEDレジン液を入れすぎると、花材などのパーツ(封入物)が埋まるなどして配置しにくくなるので、たくさん入らないように注意しましょう。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

作り方3.パーツをセットする

ピンセットなどを使用して、レジンが入った型にパーツを入れます。

作り方4.UV-LEDライトを当てて固める

型にパーツを入れたら、パーツを固定するためにUV-LEDライトを当てます。
UV-LEDライトからレジンの型を取り出す際、火傷しないように気をつけましょう。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

作り方5.もう1度UV-LEDレジン液を流し込む

パーツが固定されたら、もう1度UV-LEDレジン液を流し込みます。
UV-LEDレジン液は、勢いよく入れると溢れてしまうこともあるので、慎重に少量ずつ入れてください。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

作り方6.再びUV-LEDライトを当てて固めたらレジン部分は完成

UV-LEDレジン液をモールドに入れ終えたら、もう一度UV-LEDライトを当ててレジンを硬化させます。

厚みのあるレジンに仕上げたい時には、UV-LEDレジン液を入れてUV-LEDライトで固める工程を繰り返すと、ぷっくりとした仕上がりになります。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

作り方7.リングは台座に接着して完成!ピアス・イヤリングは金具で固定して完成!

レジンアクセサリーのパーツであるレジンが完成しました。
 
リングを作る場合はリングの台座に接着剤をつけてレジンを接着します。

ピアスやイヤリングの場合は、金具を取り付ける面のレジン全体にUV-LEDレジン液を塗り、ピアスやイヤリングの金具を乗せ、UV-LEDライトで照射して接着させたら完成です。

近年人気の『マーブル模様・大理石柄』は、初心者さんでも挑戦しやすい技法です。マーブル模様の作り方については、こちらの記事を参考にしてみてください。
【レジン初心者さん向け】意外と簡単!きれいなマーブル模様の作り方

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

4.レジンアクセサリーを作るときによくあるトラブル4つ!対処法を知っておこう

レジン液を固めるだけで比較的簡単に作れるレジンアクセサリー。しかし、初心者さんが陥りがちなトラブルもあります。

【よくあるトラブル】
・レジンに気泡ができる
・レジンが白く濁る
・レジンの硬化がうまくいかない
・レジン液の硬化が不十分で肌荒れを起こした

トラブルに対する対処法とあわせて、1つずつ解説していきます!
レジンに挑戦する前にトラブル・対処法をチェックしておくと、いざ直面した時に慌てずに対処できます。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

トラブル1.レジンに気泡ができる

勢いよくレジン液の着色やパーツの封入をすると、空気が混ざり気泡ができやすくなります。
静かにゆっくりとかき混ぜたり、優しくパーツを置くように心がけましょう。
 
また、レジン液の品質によっても気泡が出来やすいものがあります。
気をつけて作業をしてもどうしても気泡が入るという場合は、違う種類のレジン液を試してみるのもおすすめです。
 
出来てしまった気泡は、つまようじなどの先端が尖ったもので潰すのが一般的です。

より詳しい気泡の消し方や気泡を消すための道具については、以下の記事が参考になります。
レジンに気泡が入る!気泡の消し方、活かし方をご紹介

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

トラブル2.レジンが白く濁る

硬化したレジンが白く濁ってしまうことがあります。
白く濁る原因は、硬化時間不足や、硬化してすぐに触り指紋がついたことなどが考えられます。
 
UV-LEDライトから取り出した後、指ではなくきれいなつまようじなどで硬化が完了しているかどうか確認しましょう。

トラブル3.レジンの硬化がうまくいかない

レジンアクセサリー作りにおいて、「レジンがうまく硬化しない」という経験をしたことがある人は多いでしょう。
 
うまく硬化しない原因は、
・UV-LEDレジン液の問題
・UV-LEDライトの問題
・作り方の問題
が考えられます。
 
UV-LEDレジン液が古いUV-LEDライトが劣化している着色剤を多く混ぜすぎている(着色剤は硬化機能がない)などが主な理由です。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

トラブル4.レジン液の硬化が不十分で肌荒れを起こした

レジン液が完全に硬化していないまま身につけてしまうと、肌荒れを起こすことがあります。

特に肌と直接触れることのある金具部分は、両面からUV-LEDライトを照射し、塗布したレジンが全て固まっていることを確認してから使用しましょう。

人によってはアレルギーを引き起こす危険もあるので、入念なチェックが必要です。

5.レジンアクセサリーの作り方を学びたい方におすすめのスキルアップ方法

レジンアクセサリーは、手軽に手に入る道具かつ省スペースで製作できるとあって、大変人気のある手芸です。
「レジンアクセサリーを作ろう!」と思い立ったら、すぐに始めることができますよ。
 
レジンアクセサリーの学び方には主に、
・書籍
・教室
・オンライン動画講座
があります。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

5-1.書籍

近年人気のレジンアクセサリー。
本屋さんにはたくさんのレジンの本が並んでいます。きれいなレジン作品を本で見るだけでも、製作意欲が湧いてきますよね。
 
書籍での学びは、もともと本が好きな方や、ゆっくり全体像を把握してから取り組みたい方に向いています。
しかし、本は見たい方向からのアングルが見られないという難点があるため、こと細かに教えてもらいたいという方には向かないかもしれません。

5-2.教室

昨今は、全国各地で「レジンアクセサリー講座」が開催されています。
 
講師の先生や生徒さんの作品作りを間近で見られたり、わからないことをその場で質問できたりと、人と一緒に和気あいあいと作品を作りたい方に向いています。
 
少人数制にしている教室が多く、丁寧に教えてもらえる反面、費用がやや高額になったり近くで講座を開催していなかったりすることも。
また、忙しくて時間の確保が難しい方にはハードルが高いでしょう。

5-3.オンライン動画講座

近年、急速に増えてきているオンラインでの動画講座。趣味に関する講座も、さまざまな種類のものが開催されています。
 
「忙しいけど隙間時間に学びたい!」
「わからないところは先生に質問したい!」

そんな方にぴったりです。

FANTISTでは、わからないことはメールでいつでも質問できて、作品作りに必要な材料がセットになっているUVレジンアクセサリーコースを開講しています。
 
レッスンでは、基本テクニックをはじめ、
・リング
・ピアス/イヤリング
・ブローチ
・ヘアクリップ
の作り方を学びます。
 
1つの講座の中で、徐々に難易度を上げながら体系立てて学べるので、途中で挫折することなく着実にスキルを身に付けることができます。

FANTISTでは、他にも初心者さんにもやさしいレジンアクセサリー講座を多数開催中です。
好きなテイストのレジンアクセサリーに挑戦しましょう!

入門コースの続編となる『UVレジンアクセサリー初級コース

本物のお花を使った『本物のお花で作る、初心者さんのためのレジンアクセサリー講座

6.レジンアクセサリーの作り方をマスターして自分だけのおしゃれを楽しもう!

レジンは自由自在に形やデザインを考えることができるためアレンジは無限大。
 
自分だけのオリジナルのアクセサリーが簡単に作れるため、初心者さんでも気軽に始められますよ。
キラキラした透明感が美しいレジンアクセサリーの魅力を堪能してくださいね。

 Lupinus「FANTIST シェル大理石の作り方

このカテゴリのその他の記事一覧