レジンに気泡が入る!気泡の消し方、活かし方をご紹介

2023/05/01

レジン液をキレイに固めたと思ったのに、「よく見たら気泡が入っている!」なんてことはありませんか?

素材をUV-LEDレジンに閉じ込めると、素材の周りに細かな気泡が残っているのもよく見られるレジンの悩みです。

特にレジンアートを始めたばかりの初心者だと、気泡に困る方は多いはず。

そこで今回は、UV-LEDレジンの気泡の消し方を解説します。

気泡を活かす方法もあるので、レジンアクセサリーの見た目を一段とキレイにさせたい方はぜひ参考にしてくださいね。

こんなことがわかります

  • アクセサリー作りに必要な道具や材料
  • 初心者さんにおすすめの手作りアクセサリーの種類
  • アクセサリー作りの学び方

こんな方におすすめ

  • 手作りアクセサリーに初めて挑戦しようと思っている人
  • 手作りアクセサリーの種類を知りたい人
  • レジンで手作りアクセサリーを作ってみたい人

UV-LEDレジンに気泡が入る原因とは

なぜレジンには気泡が入るのでしょうか。

レジンの気泡を消す方法はいくつかありますが、できるなら気泡のない状態が理想的ですよね。

まずはレジン液を入れる途中や硬化前にできる気泡の問題を紐解いてみましょう。

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レジン液の品質の問題

レジン液にはさまざまな種類がありますが、気泡ができにくい品質にこだわったレジン液よりも安価なレジン液だと、後者の方が気泡が出やすいです。

また、開封直後のレジン液はボトル上部に気泡が溜まることが多く、「最初は気泡が出やすい」と感じる方も多いでしょう。

レジン液は粘度が高いと気泡を巻き込みやすくなるため、適切なレジン液を選ぶのも気泡をなくすひとつの手段です。

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勢いよく注ぐ、かき混ぜて気泡ができる

レジン液を容器に注ぐときに、勢いよく流し入れていないでしょうか。

注ぐときに空気とレジン液が混ざると、気泡の原因になります。

また、レジン液を着色剤と混ぜるときやラメ・パウダーなどの素材を使ったときの撹拌時にも気泡が出やすいです。

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閉じ込める素材の隙間に気泡ができる

ビーズや押し花などをレジン液に入れるとき、素材の隙間に残った空気がレジン液に浸すことで気泡になります。

特に細かな凹凸のある素材だと小さな気泡が残りやすく、取りのぞきにくいのも悩みです。

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レジン液の温度上昇で気泡ができる

UV-LEDレジンは光を当てて硬化させますが、このときレジン液の温度は高くなります。

すると素材など下部に隠れていた気泡が表面に上昇し、硬化させたあとに「気泡ができてる」と気付くことに。

硬化させたあとの気泡の処理は手間がかかるので、できるなら素材を封入するときに気泡の原因をなくしておきたいものです。

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レジンの気泡を最低限に抑える方法

ご紹介したUV-LEDレジンの気泡ができる原因を踏まえながら、次はUV-LEDレジンの気泡を最小限に抑える方法をご紹介します。

レジン液を容器に流し入れる前にできることをチェックしていきましょう。

開封直後のレジン液を別の容器に1度出してから使う

購入したばかりの開封直後のレジン液。

そのまま容器に流し入れるのではなく、別の容器に1度出してから使いましょう。

このとき調色パレットなどがあると便利です。

開封直後のレジン液は気泡が出ることが多く、この気泡をあらかじめ消しておくと気泡のない状態でレジンアートに活用できます。

レジン液の気泡の消し方は次の項目で詳しく解説しているので、チェックしてくださいね。

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レジン液ボトルの口を下に向け、斜め45度に傾けておく

開封直後のレジン液にもいえますが、なぜレジン液に気泡が最初から含まれているのかというと、細長いボトル液だと上部に空気が溜まりやすいからです。

レジン液を出すときに溜まった空気とレジン液が混ざりあい、気泡ができてしまうことも。

そこで、レジン液は使う前にキャップを閉めた状態で、ボトルの口を下に向けて傾けておきましょう。

斜め45度程度に傾けるとボトル内の気泡が混ざりにくいです。

UV-LEDレジンの気泡を消す方法とは?

次は、硬化前に消す方法です。

素材を封入したあとは特に気泡もできやすく、小さくても見た目に影響が出ます。

よりキレイなレジンアートを目指したい方はいくつか方法を試してくださいね。

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先端が尖っているものでつぶす

一般的なレジンの気泡を消す方法とは、先端が尖っているものでつぶすことです。

  • つまようじ
  • ピンセットの先
  • 金属製やプラスチックのスティック
など、どんなものでもかまいません。先端が尖った棒等で気泡を突き刺すと、気泡はつぶれて消えるでしょう。

簡単に気泡を消せる方法ですがある程度のコツが必要で、そっと気泡をつつくよりも思い切って突き刺した方が消しやすいです。

また、つまようじや竹串は木製でそれ自体に空気が含まれているので、新しい気泡ができてしまうと思う方も。

何度かやってみると自分に合った方法やコツが掴めるので、気泡が消えやすいと思う道具を使うのがおすすめです。

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温めて気泡を消す

レジン液を温めることで、気泡内の空気が温められ膨張して消えます。

レジン液を温める方法とは、
  • ドライヤーの温風を当てる
  • エンボスヒーターを使う
この2つです。

ドライヤーは家庭にある家電なので試しやすいのですが、本来髪の毛を乾かすものなので温度が低めに設定されていたり風の勢いが強いものだったりが多いです。

素材によってはドライヤーの風で飛ばされ、レイアウトが崩れるので注意しておきましょう。

一方でエンボスヒーターはクラフト向けに作られた製品なので、レジンの気泡を消すことに向いています。

ひとつ持っておくと便利なので、レジンアートするときは用意しておくのがおすすめです。

スポイトなどで気泡を吸い込む

細かな気泡がたくさんできている場合は、先端が尖ったものでつついてもなかなか消えません。

あまりにも小さな気泡はスポイトなどで吸い込んで取り除きます。

道具はクラフト用スポイトを使う方や、100均で見つかるお弁当用の醤油入れを使う方も。

ただし力加減を間違えるとレジン液も一緒に吸い込んでしまい大きな穴が開くので、ある程度慣れてコツを掴んでおく必要があります。

沈んだ気泡は軽く振動させる、時間を置いて表面に出す

次は沈んだ気泡を表面に出す方法です。

素材によっては閉じ込めるときに空気を巻き込むものもあるので、気泡を消して硬化させたつもりでも、硬化後に「気泡ができてる!」と気付くことも多いです。

そこで、まずは容器を軽く振動させたり持ち上げてテーブルにとんとんと優しく叩きつけて、沈んだ気泡を浮き上がらせてみましょう。

すぐに硬化させるのではなく、時間を置いて気泡を浮かせても効果的です。

表面に出てきた気泡は、先ほどご紹介した気泡の消し方でつぶしておきましょう。

また、凹凸のある素材をレジンに使うときは、レジン液を素材に塗って空気が入らないようにしましょう。

小さな押し花ならパレット上でレジン液に浸し、気泡を出さないようにすることもできます。

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気泡は消さなくてもOK?活かす方法も

気泡は必ずしも消さなくてはならないわけではなく、あえて残す作品もあります。

透明感のあるレジンなので気泡があるとより涼しげな見た目になり、独特の雰囲気も出せるでしょう。

レジンの気泡は消すだけでなく、表現方法のひとつとしても使えます。

素材によってさまざまなデザインを楽しめるレジンアートなので、自分好みの作品をぜひ作ってみてくださいね。

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UV-LEDレジンの気泡は道具を使って消してみよう

初心者が悩みがちなレジンの気泡。

活かす方法もありますが、レジン独特のつるんとした見た目を保つためにも、道具を使って消してみることをおすすめします。

よりレジンアートを楽しみたい方は、UV-LEDレジンをプロに習ってみるのもおすすめ。

オンライン講座でレジンを気軽に学べるサービスもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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