幸せを運んでくれる!?水引ピアスの作り方
2023/07/13
水引と言うと、お祝儀袋の装飾や正月飾りを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
特にお祝儀袋は、可愛くおしゃれなものもたくさん登場しています。
古くから伝統的な行事に使用されてきた水引ですが、現代ではアクセサリーやインテリアとしても親しまれるようになりました。
その中でも、ピアスやイヤリングは和装にはもちろん、普段のファッションアイテムとして
注目を集めています。
本記事では、
・水引アクセサリー作りに必要な道具や材料
・水引アクセサリーの作り方(あわじ結び・梅結び)
・作品アイディア
を紹介します。
縁結びや幸運、魔除けの効果もある水引。
そっと願いを込めて作ったオリジナルのアクセサリーは他にはない大切なものになりますよ。
基本的な結び方を習得して、可愛い水引アクセサリー作りを楽しみましょう。
特にお祝儀袋は、可愛くおしゃれなものもたくさん登場しています。
古くから伝統的な行事に使用されてきた水引ですが、現代ではアクセサリーやインテリアとしても親しまれるようになりました。
その中でも、ピアスやイヤリングは和装にはもちろん、普段のファッションアイテムとして
注目を集めています。
本記事では、
・水引アクセサリー作りに必要な道具や材料
・水引アクセサリーの作り方(あわじ結び・梅結び)
・作品アイディア
を紹介します。
縁結びや幸運、魔除けの効果もある水引。
そっと願いを込めて作ったオリジナルのアクセサリーは他にはない大切なものになりますよ。
基本的な結び方を習得して、可愛い水引アクセサリー作りを楽しみましょう。
目次
こんなことがわかります
- 水引アクセサリー作りに必要な道具や材料
- あわじ結び、梅結びの方法
- 水引アクセサリーのアイディア
こんな方におすすめ
- 可愛い水引アクセサリーを作ってみたい方
- 水引クラフトは挫折したことがある・・・でも再挑戦してみたい!という方
- 水引アクセサリーの作品例を見たい方
水引の起源
丁寧に織りなされた曲線美が美しい水引。
水引は遥か昔、飛鳥時代の600年代に海路を乗り越え無事に帰ってこられますようにと願いを込めて、中国から持ち帰った贈答品に紅白の麻布をかけ無事持ち帰ったことが由来とされています。
その後平安時代には宮中の「贈答品の装飾」に使用され、その後江戸時代には庶民の間でも贈答が盛んになり、今でもその文化が継承されているのです。
水引は日本独特の文化で、結び方や本数にも意味合いが込められています。
水引をお祝い事などに使用する場合は、本数は割り切れず縁起の良い奇数と決まっており、「3本5本7本10本」を使用するのが一般的です。
一方、水引アクセサリーは水引の本数に特別決まりはありません。作りたいデザインに合わせて本数を決めて問題ありませんよ。
叶えたい願いなどを思い浮かべながら、結び方や本数の意味合いを考えて水引アクセサリーを制作するのも楽しいですよ。
紙単衣「連続あわじ結びで作る 4つの水引雑貨講座」
水引アクセサリーの魅力
水引アクセサリーとは、文字通り「水引」を用いて制作するアクセサリーのことです。
アクセサリーのバリエーションが豊富
縁起の良い意味合い
環境への配慮
水引アクセサリーは環境にも配慮した選択としても注目されています。
水引は自然素材で作られ、リサイクルや再利用が可能です。
そのため、サステナブルなファッションの一環として水引アクセサリーを身につけることで、地球への優しさを表現することもできます。
そのため、サステナブルなファッションの一環として水引アクセサリーを身につけることで、地球への優しさを表現することもできます。
日本の伝統文化に触れられる
水引の結び方や使われる色には意味が込められており、その意味を学びながら制作することで、日本の伝統文化に触れる良い機会となるでしょう。
水引ピアスを作るために必要な道具・材料
水引アクセサリーの中でも、気軽に取り入れやすいピアスは大変人気があります。
この章では、水引ピアスを制作するために必要な道具や材料を、ピアスのタイプがフックタイプの場合とキャッチタイプの場合、それぞれ紹介します。
水引ピアス作りに必要な材料は、以下の通りです。
(フックピアスの場合)
【材料】
・水引(あわじ結び):2個
・シルバーワイヤー
・丸カン(大):2個
・丸カン(小):2個
・銀フックピアス:2個
【道具】
・はさみ
・平ヤットコ
・丸ヤットコ
(キャッチタイプのピアスの場合)
【材料】
・水引(梅結び):2個
・ピアス金具:2個
・ピアスキャッチ:2個
【道具】
・接着剤
水引の基本の結び方について(あわじ結び・梅結び)
水引にはさまざまな結び方が存在します。
この章では、水引の基本的な結び方としてあわじ結びと梅結びの方法を解説します。
あわじ結び
あわじ結びは、「結びきり」という水引の一種で、一度結ぶと解くことが難しいことから、
「1度きり」を願う結婚式や結婚のお祝いの場面で使われることが多い結び方です。
「1度きり」を願う結婚式や結婚のお祝いの場面で使われることが多い結び方です。
「末長く結ばれますように」と願いが込められたあわじ結びは、結婚式などのお祝い事に出席する際にもぴったりです。
【あわじ結びの作り方(30cmの水引を3本使用)】
1.水引を結びやすいようペンなどを添えてしごき、柔らかくする(両端5cmは残す)
2.水引の真ん中で揃えて持ち、しずくの形を作る(右手で持っている水引が上になるように)
3.右手で輪の重なったところをおさえ、左手で輪の上になっている水引を丸めて2つ目の輪を作る
4.左手で2つの輪が重なったところをおさえ、右手で輪の下になっている方の水引でもう一方の水引の上を通り、輪の手前から順に、下→上→下→上と輪の中を通していく
5.左右の輪を両手で持ち、真ん中の輪を小さくしていく
6.中央の輪が小さくなったら、左手で輪を持ち内側の水引から順番に引っ張り形を整える
7.左右ともに形が整ったら、あわじ結びの完成!
一見細かそうな作業に見えますが、コツを掴んでしまえば面白いように形が作れるようになりますよ。
梅結び
梅結びは、「松竹梅」と表現されるように縁起の良い花をモチーフにした結び方です。
梅の形は固くほどけにいため、「長寿や結婚式」などで使用されます。
祝儀袋などで見たことがある方も多いのではないでしょうか。
途中まであわじ結びと同じなので、あわじ結びができるようになったら、梅結びにも挑戦してみましょう。
【梅結びの作り方(30cmの水引を3本使用)】
1.あわじ結びの状態から開始
2.あわじ結びの表を手前にして、両手で水引を持つ
3.左手で持った水引をあわじ結びの中央の輪の中に上から入れ花びらを作る
4.もう一方の水引を、3の花びらの輪に上から通しもう1枚花びらを作る
5.裏から水引を引いて形を整える
6.梅結びを裏に返し、余りの水引を交差させて針金を巻きつけ固定する
7.ワイヤーを根元1〜2mm残して切断し、平ヤットコで挟んで倒す
8.余った水引を表から見えない長さで切って、梅結びの完成!
あわじ結びができていれば、水引を2回通すだけで梅結びが出来上がります。
華のある梅結びは、アクセサリーや小物のアクセントとしてもぴったり。
ぜひマスターしてくださいね。
ぜひマスターしてくださいね。
水引ピアスの作り方
お待たせしました!
この章では、水引ピアスの作り方を紹介します。
フックタイプのピアスとキャッチタイプのピアス、それぞれの作り方を解説するので、好みに合わせて作ってみてください。
フックタイプの水引ピアスの作り方
今回は、「あわじ結び」を使ったピアスの作り方を紹介します。
1.あわじ結びで余った水引部分を上にして、作りたいサイズに合わせてクロスする
2.ワイヤーをU字に曲げ、クロスした水引の上からU字部分を被せるように置き、裏でワイヤーを1度ねじる。
3.平ヤットコでさらに4回ねじり、余ったワイヤーをハサミで切る
4.ねじったワイヤーを平ヤットコで横に寝かせてなじませたら固定完了
5.大きい丸カンのカンを開け、水引が重なる部分に通す
6.大きい丸カンに小さい丸カンを通し、大きい丸カンを閉じる
7.小さい丸カンを開けてピアス金具を通し、小さい丸カンを閉じる
8.余った水引部分をカットしたら、あわじ結びを使ったピアスの完成!
ゆらゆら揺れるあわじ結びのピアスは、爽やかな夏のワンピースにも、シンプルなTシャツスタイルにもよく合います。
ゴールドや白、黒などの水引を使うとシックでモダンな雰囲気を演出できますよ。
手作りの作品は、サイズや色を自分次第で好きに変えられます。ご自身やプレゼントしたい方に合わせて材料選びをしましょう。
キャッチタイプの水引ピアスの作り方
続いて、キャッチタイプの水引ピアスの作り方を紹介します。
1.ピアス金具に接着剤をつけ、梅結びの裏に付ける
2.接着剤が完全に乾いたら、梅結びのピアスの完成!
梅結びができれば、材料を用意するだけで簡単にピアスができてしまいます。
小さく作っても、少しボリュームを大きくして作っても可愛いですよ。
梅結びをフックタイプにしたり、パールなどと合わせてお祝い事につけていっても素敵です。
水引ピアスの作品アイディア
水引ピアスは、デザインも大きさも自由自在に作れるところが魅力の1つ。
作品のアイディアをたくさんみて、自分が作りたい!と思う作品を見つけましょう。
水引で結ぶ、「あわじ(あわび)結び」のピアス・イヤリング
あわじ結びは、形がアワビに似ていることから別名「あわび結び」とも呼ばれています。
シックな色合いが並ぶこちらの作品。
水切りに紅白のイメージが強かった方は、洋服にも合わせやすい色に変えることで「日常使いしやすそう!」と思った方もいらっしゃることでしょう。
この作品は、あわじ結びの余りの水引部分に、カツラ(ピアスなどのアクセサリー金具とつなぐための便利な金具)を使用しています。
カツラを付けることで高級感が増し、ナチュラル・シンプルなコーディネートとの相性もよくなります。
見た目が大ぶりでも水引は大変軽いので、つけ心地も抜群です。
【水引アクセサリー】梅結びのピアス・イヤリングの作り方
2色の水引で作られた梅結びのピアスです。
シンプルな色の組み合わせなので、和装でも洋装でも違和感なくつけられそうですね。
品のある水引のピアスは、フォーマルな場所でも活躍します。
水引でつくる、市松模様のピアス・イヤリングの作り方
カラフルな市松模様のピアスです。
「永遠・発展」などの意味合いを持つ市松模様のピアスは、縁起がいいですね。
普段のおしゃれのワンポイントや、パーティースタイルにも合いそうな色合いです。
1色で揃えてシンプルに、水引を何色も使ってカラフルになど、色のチョイス次第で、さまざまな表情を魅せてくれるでしょう。
縁起の良いおしゃれな水引ピアスを作ってみよう
日本に古くから伝わる水引。
水引を学んでいくと、先人たちが作ってくれたさまざまな編み方に魅了されることでしょう。
水引を使ったピアスやアクセサリーは、作り方とコツを覚えると気負わずサクサク作れるようになりますよ。