【保存板】スマホで猫をかわいく撮るコツ|失敗しない撮影テクニックとおすすめ設定
2025/10/31
    猫の何気ない仕草や表情を写真に残したい―そう思ってカメラを構えても、いざ撮るとうまくいかないことってありますよね。ブレてしまったり、暗く写ってしまったり、せっかくのかわいい瞬間を逃してしまったり……。
この記事では、猫をスマホで撮るときに押さえておきたい基本から、目線の引き出し方、構図の工夫まで、すぐに使える撮影テクニックをまとめました。
特別なカメラを持っていない方も大丈夫。ちょっとしたコツを知っているだけで、スマートフォンカメラでも驚くほどかわいい猫写真が撮れるようになります。ぜひ参考にしてみてください。
    目次
◼︎猫をかわいく撮るための基本を知ろう
 
          「猫の撮影って難しい…」と感じる最大の理由は、動きの速さと気まぐれさにあります。
カメラを向けるとプイッと逃げてしまう、せっかくの決定的瞬間にピントが合わない…そんな経験ありますよね。
まずは基本のポイントを押さえましょう。
        カメラを向けるとプイッと逃げてしまう、せっかくの決定的瞬間にピントが合わない…そんな経験ありますよね。
まずは基本のポイントを押さえましょう。
1)猫撮影の基本となる「光」の使い方
 
              ・自然光を活かして撮影しよう
猫をきれいに撮るなら、明るい窓辺や昼間の柔らかい光が差し込む場所を選びましょう。室内の照明だけでは色味がくすみやすく、毛並みの質感が伝わりにくくなります。
特に白猫や淡い毛色の猫は、光をうまく使うことでふんわりと柔らかく写ります。
        特に白猫や淡い毛色の猫は、光をうまく使うことでふんわりと柔らかく写ります。
・逆光の活かし方
逆光は一見難しそうですが、猫の輪郭や毛並みを柔らかく浮かび上がらせる効果があります。
窓を背にして撮るときは、猫の顔が暗くならないよう、スマホ画面をタップして少し明るめに調整しましょう。
        窓を背にして撮るときは、猫の顔が暗くならないよう、スマホ画面をタップして少し明るめに調整しましょう。
・レフ板の使い方
光を調整するアイテムとしてとても便利なのがレフ板です。白い紙やノートでも代用でき、光を反射させて顔の影をやわらげます。
自然光が片側から入る場合、反対側にレフ板を置くと毛並みがふんわり明るく写ります。
        自然光が片側から入る場合、反対側にレフ板を置くと毛並みがふんわり明るく写ります。
・室内撮影で失敗しないコツ
猫を撮影するときは室内照明の下よりも、できるだけ自然光の入る場所を選びましょう。自然光撮影が難しい場合、室内灯は色味が偏りやすく影も出やすいので、猫の正面や斜め前から柔らかく照らすのがコツ。
白熱灯より昼白色ライトを使い、明るさはやや控えめ+露出補正で微調整すると自然な色味に仕上がります。
        白熱灯より昼白色ライトを使い、明るさはやや控えめ+露出補正で微調整すると自然な色味に仕上がります。
2)アングルを変えると猫の印象も変わる
 
              ・真上からのアングルで猫を撮影する
真上からのアングルは、寝ている姿や丸まったポーズを可愛らしく見せたいときに最適。猫の体のフォルムや模様をきれいに写せます。背景に余白を残すとおしゃれにまとまります。
        ・真正面アングルで猫を撮影する
真正面のアングルは、猫の表情や目の輝きをしっかり写したいときにおすすめ。猫と目線を合わせることで、自然で生き生きとした印象に。
        ・下からのアングルで猫を撮影する
一方、下からのアングルは迫力や存在感を出したいときに効果的です。窓辺などで見上げるように撮ると、光が差し込みドラマチックな一枚に。
        ◼︎猫撮影におけるスマホカメラの基本設定
 
              最近のスマホは高性能ですが、オート任せではもったいないです。ちょっと設定を調整するだけで、猫の毛並みや瞳の輝きがぐっと引き立ちます。ぜひ撮影前にチェックをしてみてください。
        1)撮影前はフラッシュを必ずオフに
フラッシュは猫の目に強い光が当たり、驚かせてしまうことがあります。さらに、光が反射して目が白く写ってしまうことも。フラッシュは必ず撮影前にオフにして、やさしい明るさで撮影しましょう。
        2)露出補正で明るさ調整を
画面をタップすると、太陽マークやスライダーが表示されます。明るさを少し上げるだけで、毛並みや表情がふんわりと引き立ちます。白飛びしない程度に調整するのがコツです。
        3)ピントを合わせてシャッターを切ろう
猫の写真は「目」にピントを合わせるのが基本。目がくっきりしているだけで、全体の印象が格段に良くなります。撮影前にしっかりタップしてピントを固定しましょう。
        4)連写、バーストモード撮影でベストショットを狙おう
猫は動きが読めません。シャッターを長押しして連写することで、瞬間的な表情やしぐさを逃さずキャッチできます。撮影後に一番良い一枚を選ぶのがおすすめです。
        5)グリッド線を活用しよう
カメラ設定でグリッド線を表示させると、構図を整えやすくなります。猫の顔や目を線の交点に合わせると、自然でバランスの良い写真に仕上がります。
        6)ポートレートモードで立体感や柔らかい雰囲気を表現しよう
ポートレートモードで撮影すると、背景がふんわりとボケ、猫の存在感が際立ちます。明るい場所で使うと毛並みが柔らかく写り、優しい雰囲気の一枚に。小物を一緒に撮ると、奥行きのある写真に仕上がります。
        ◼︎猫の表情、仕草を引き出す撮影テクニック
 
              猫をかわいく撮るためには、表情や動きの“自然さ”が何より大切です。無理にポーズを取らせようとせず、猫の気分やタイミングに合わせて撮るのが上手く撮影するコツ。
ここでは、猫の魅力を引き出すためのポイントを紹介します。
        ここでは、猫の魅力を引き出すためのポイントを紹介します。
1)カメラ目線をもらうコツ
猫がじっとこちらを見てくれた瞬間は、まさにシャッターチャンス。音を使って目線を誘導するのが効果的です。
指を軽く鳴らしたり、ビニール袋をカサカサ鳴らしたりすると、猫の好奇心を刺激できます。
指を軽く鳴らしたり、ビニール袋をカサカサ鳴らしたりすると、猫の好奇心を刺激できます。
また、おもちゃを使って遊びながら目線を誘導する方法も自然です。カメラのレンズ近くで猫じゃらしを揺らすと、目線が自然にレンズ方向へ。おもちゃを動かすスピードを少し変えると、興味を持った瞬間の表情を逃さず撮れます。
        2)自然な姿を引き出すコツ
カメラを意識していない“何気ない瞬間”こそ、猫の本当のかわいらしさが出るものです。ごはんや遊びタイムは、自然な表情をとらえるチャンス。 食べる前のワクワクした目や、夢中で遊ぶ姿など、動きの中に生き生きとした表情が見られます。
また、お昼寝中の姿は撮りやすいタイミングです。寝顔や伸びをしている姿、まどろんでいる瞬間など、穏やかで柔らかい雰囲気を感じられる一枚になります。光が柔らかく差し込む窓辺など、明るい場所を選ぶと毛並みもふんわり。
さらに、パーツに注目するのもおすすめです。手足の肉球、しっぽ、耳、ひげなどをクローズアップすると、いつもと違う猫の魅力を発見できます。背景をぼかして部分を際立たせると、作品のような仕上がりになります。
        3)猫の嫌がるサインを見逃さないで
可愛い瞬間を撮りたくて夢中になると、つい撮影時間が長くなりがちですが、長時間の撮影はNG。 猫がそっぽを向いたり、耳を伏せたり、しっぽをパタパタさせ始めたら「もうやめて」のサインです。無理に続けず、短時間で楽しく終えることを心がけましょう。
猫が安心して過ごせる環境でこそ、自然な表情や仕草が引き出せます。撮影は「猫と一緒に遊ぶ延長」と考え、楽しみながらその一瞬を切り取ってみてください。
        ◼︎構図と背景の工夫で”映える”猫写真に
 
              「構図」と「背景」は光と同じくらい、写真の印象を決める大事な要素です。構図を工夫することで、誰でもプロっぽい仕上がりに近づけます。
        1)猫写真をプロっぽく見せる構図テクニック
・三分割構図
まず試してほしいのが、三分割構図です。スマホのグリッド線を表示し、画面を縦横3分割して考えましょう。
猫の顔や目を交点に合わせるだけで、バランスのとれた構図になります。視線の先に空間を残すと、猫がそこに「いる」感じが生まれ、自然で奥行きのある一枚に。
        猫の顔や目を交点に合わせるだけで、バランスのとれた構図になります。視線の先に空間を残すと、猫がそこに「いる」感じが生まれ、自然で奥行きのある一枚に。
・日の丸構図
次に覚えておきたいのが、日の丸構図。猫を中央に配置することで、視線をしっかり集められます。特に真正面の表情やあくびなど、インパクトのある瞬間を撮るときにおすすめです。
ただし、背景がごちゃごちゃしていると中央配置の良さが消えてしまうので、背景はできるだけシンプルに整えましょう。
2)猫写真を素敵にする背景の工夫
・背景をシンプルにすると主役(猫)が引き立つ
背景は、猫の存在を引き立てる「ステージ」です。まず意識したいのは、背景をシンプルにすること。余計なものを写さず、色数を抑えるだけで、猫が主役として引き立ちます。
白や木目、無地の布など、落ち着いた背景が理想です。
        白や木目、無地の布など、落ち着いた背景が理想です。
・カラー背景や小物で世界観を演出
一方で、カラー背景や小物を使って世界観を演出するのも効果的です。淡いピンクやグリーンの布、季節の花やお気に入りのおもちゃを添えると、写真に温かみやストーリーが生まれます。
小物は猫のサイズに合わせて控えめに配置するのがコツ。猫より目立たないよう注意しましょう。
        小物は猫のサイズに合わせて控えめに配置するのがコツ。猫より目立たないよう注意しましょう。
・床、ベッド、窓辺など、日常を背景にするコツ
床・ベッド・窓辺など、日常の風景を背景にすると、自然な生活感が伝わる一枚に。
朝の光が入る窓辺、柔らかい布団の上、木の床などは、光の反射も美しく、猫の毛並みをきれいに見せてくれます。
        ◼︎猫撮影を楽しむための心構え
 
              猫を撮るときにいちばん大切なのは、「無理をしないこと」です。カメラを構える側が焦ると、猫も落ち着かなくなります。猫がリラックスしてこそ、その子らしい表情や仕草が生まれます。
        1)無理に撮らない、猫のペースを大切に
まず意識したいのは、猫のペースを大切にすること。カメラを向けすぎず、遊びの延長のように撮影してみましょう。おもちゃで遊んでいる最中や、くつろいでいる瞬間にシャッターを切ると、自然でやさしい表情が残せます。
そして、何より大切なのが「猫と人との信頼関係」です。普段から猫の様子をよく観察し、お気に入りの場所や、時間ごとの過ごし方を知っておくと、撮影チャンスがつかみやすくなります。
「この時間は窓辺で日向ぼっこ」「夜はお気に入りの毛布の上」など、猫のリズムを理解することが、最高の撮影テクニックにつながります。
        「この時間は窓辺で日向ぼっこ」「夜はお気に入りの毛布の上」など、猫のリズムを理解することが、最高の撮影テクニックにつながります。
2)撮影技術よりも愛猫の自然な表情を楽しもう
最後に覚えておきたいのは、撮影技術よりも“自然な表情”を楽しむこと。完璧な構図よりも、愛猫が安心して見せてくれた何気ない表情こそ、世界でたった一枚の宝物です。
カメラを通して「猫と過ごす時間」を味わうことが、何よりの写真づくりなのです。
        カメラを通して「猫と過ごす時間」を味わうことが、何よりの写真づくりなのです。
◼︎スマホでも猫をかわいく撮れる!
 
              この記事では、
- 自然光と目線の合わせ方
- スマホ設定の使いこなし
- 表情を引き出す工夫
- 構図や編集のポイント
を紹介しました。
「設定の操作方法を実際の画面で見たい」「猫が動く中でどう撮ればいいのか知りたい」
そんな方には、『カメラマンに学ぶ!猫の撮影テクニック実践コース(スマホ撮影編)』がおすすめです。
実際の猫を撮影しながら、スマホの基本設定、光の効果的な使い方、カメラ目線を引き出すコツ、レタッチ方法などを動画で分かりやすく解説しています。
可愛い猫の表情を“自分の手で最高の一枚に”撮りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
 
 
   
             
             
 
     
    