【初心者向け】手書きPOPの書き方とコツを徹底解説!|センス不要で売上アップ

2025/08/04
「手書きPOPを作ってみたいけれど、センスがないし、字もきれいじゃないし…」「何を書けば売れるのか、よくわからない…」そんなふうに感じていませんか?

でも実は、手書きPOPは“センス不要”で、初心者でもすぐに始められる販促ツールです。しっかりポイントを押さえれば、売れるPOPを誰でも作れるようになります。

POPはただの飾りではありません。来店者の目を引き、商品の魅力を伝え、売上に直結する力を持つ、いわば店頭の”営業パーソン”です。だからこそ、「手書きPOPをきちんと書けるようになりたい」という気持ちは、販促効果を高めるための大切な一歩といえます。

本記事は、初心者でも失敗しない手書きPOPの書き方やコツを、やさしく丁寧に解説します。 「センスがない」とあきらめていた方も、書き方のひと工夫で売れるPOPが作れるようになるのでぜひ参考にしてみてください。

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■手書きPOPとは?意味と役割をわかりやすく解説

引用元:売れる!たった2色で始める手書きPOP実践コース
「POP(ポップ)」とは、「Point of Purchase(購買時点)」の略です。お客様が商品を手に取る“その瞬間”に魅力を伝えるための販促ツールで、”沈黙の営業パーソン”とも言われます。口で説明する代わりに、文字やデザインで商品の価値を伝える -そんな大切な役割を担っています。

中でも近年注目されているのが、「手書きPOP(ポップ)」です。手書きならではのあたたかみや人間味が伝わりやすく、見る人に親しみや信頼感を与える効果があります。印刷されたPOPよりも目に留まりやすく、お客様の視線をしっかりキャッチしてくれるのも魅力のひとつです。

「字が下手でも大丈夫?」「センスが必要じゃない?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、手書きPOPはセンス不要大切なのは、伝えたいことを“きちんと伝えるコツ”を押さえること。それだけで誰でも「売れるPOP」を作れるようになります。

活用シーンも多種多様で、たとえばこんな場面で大活躍します。

  • 小売店の店頭や棚前
  • 美容サロンや整骨院のメニュー案内
  • ハンドメイド作品を並べるマルシェやイベント出店
  • 飲食店の季節メニューやおすすめ紹介
手書きPOPは、ちょっとした工夫と書き方で販促効果を何倍にも高められる強力なツールです。次章では、なぜ手書きPOPで販促効果を高めることができるのか?その理由を解説します。

■なぜ手書きPOPで「売れる」のか?

「手書きPOPって本当に効果あるの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、POPを“手書き”にするだけで、商品の見られ方や売れ行きが大きく変わることがあるんです。ここでは手書きPOPが販売効果をもたらす理由を解説していきます。

手書きPOPは目に留まりやすく、見た人の心に響く

デジタルや印刷されたPOPは作りやすく便利ですが、画一的でどこか無機質な印象があります。一方手書きPOPは、紙の風合いや手書き文字でぬくもりが生まれ、自然とお客様の目を引きます

人は「自分に向けられた手紙」のようなものに反応しやすく、文字の大きさ、色づかい、ちょっとしたゆらぎで、温かみとオリジナリティを感じさせてくれる手書きPOPはお客様の目に留まりやすいのです。

手書きPOPは親近感・信頼感で購買意欲を刺激する

「おすすめです!」「リピーターさん多数」など、手書きの一言が添えられるだけで、お客様の受け取る印象はガラリと変わります。POPに“人の声”が感じられると、商品への信頼感が増し、「買ってみようかな」と背中を押されるのです。

特に初心者が書いたPOPほど、飾らない等身大の言葉で共感を得やすい傾向があります。あなたらしい言葉で表現したPOPは伝える力を充分持つと言えるのです。

手書きPOPは”誰かの声”が伝わるから、感情を動かせる

手書きPOPの魅力は、ただ情報を伝えるだけでなく、そこに“誰かの声”が感じられることにあります。文字のゆらぎやちょっとした装飾から、「これおすすめですよ」「私も使ってます」という書き手の気持ちが自然と伝わります。

だからこそ、お客様の感情にそっと届いて、購入のきっかけになることも。温度のある言葉は、デジタルにはない力を持っています。

■手書きPOPを書く前に準備したい、基本の道具

引用元:売れる!たった2色で始める手書きPOP実践コース
初めて手書きPOPに挑戦する方にとって、「何を用意すればいいの?」というのは気になるポイントですよね。ここでは手書きPOPを書く際に準備をしたい、基本の道具をわかりやすくご紹介します。

【道具①】POPを書く水性顔良マーカー・インク

まず用意したいのは、にじみにくく発色の良い水性顔良インクマーカーやペンです。太さや色にバリエーションがあると、強調したい文字や装飾にも使えて便利です。初心者の方は、黒・赤・黄色の3色から始めると、見やすくバランスも取りやすいのでおすすめです。

【道具②】POPを書くための紙

次に用意をしたいのは、POPを書くための紙(台紙)です。水性顔良インクを使って薄い画用紙に描くと毛羽立つことも多いので表面が滑らかでハリがありインクの発色が良いケント紙など厚みがありインクが裏写りしにくい紙を選びましょう。サイズは設置する場所に合わせてA6〜A5程度が扱いやすいです。

【道具③】下書き用ツール

さらに、方眼定規・鉛筆・消しゴムなどの下書き用ツールもあると安心です。文字のバランスや配置を整えることで、仕上がりがぐんと見やすくなります。

■伝わる手書きPOPを作る「3つ」の基本

引用元:売れる!たった2色で始める手書きPOP実践コース
売れるPOPにはいくつかの共通点があります。特に大切なのは、伝えるべき情報を整理すること。

ここでは、初心者でも失敗しないPOPの書き方として覚えておきたい「3つの基本要素」をご紹介します。「手書きPOPってどう書けばいいの?」 と迷っている方は参考にしてみてください。

【基本1】 目を引く「キャッチコピー」を意識する

POPを見たお客様にとって最初に目に入るのがキャッチコピーです。ここで注目を集められるかが、POPのその先を読んでもらえるかの分かれ道となります。

キャッチは”短く・強く”が鉄則です。読み手の「気になる!」「知りたい!」を引き出すワードを意識して、短く・強く表現しましょう。

<キャッチコピーの例>
  • 「今だけ限定!」
  • 「人気No.1の秘密はコレ!」
  • 「もう乾燥に悩まない!」
手書きならではの温かみある文字で書くことで、視線を集めやすくなるのもポイントです。

【基本2】 魅力が伝わる「商品説明」を添える

キャッチコピーで目を引いたら、次は商品の特徴やメリットを伝えます。ここで意識したいのは、お客様にとってのベネフィット─つまり、その商品を使うことで得られるうれしい未来を表現することです。

<商品説明の例>
  • 特徴:肌なじみのよいオイル配合
  • メリット:ベタつかず、しっとり仕上がる
  • ベネフィット:朝のメイクが崩れにくくなる!
読み手が”自分ごと”として想像しやすい表現を心がけましょう。手書きPOPの手書き文字なら、やさしさや親近感も自然と伝わります。

【基本3】 「価格」や「特典」を訴求する

お客様にとって購入の最後の一押しとなるのが、価格やキャンペーン情報などの訴求ポイントです。

<価格などの訴求例>
  • 「1個 980円(税込)」
  • 「今だけ20%オフ」
  • 「2個購入で送料無料!」
キャッチコピー・商品説明に加えてこのような情報を記載することで、購入のハードルを下げたり購買行動の後押しにつながります。

■売れるPOPに近づく!手書きPOPのアイデア集

引用元:売れる!たった2色で始める手書きPOP実践コース
手書きPOPはちょっとしたアイデアを取り入れるだけで、販促力がぐんとアップします。ここでは、“売れるPOP”を作るための工夫やフレーズのヒントをご紹介します。「何を書けばお客様の心に届くのかわからない…」そんなお悩みをお持ちの方は参考にしてください。

1.キラーフレーズを使う

限られたスペースでお客様の目を引くには、即決したくなる言葉――「キラーフレーズ」が効果的です。キラーフレーズを使うことで、お客様の「気になる」「試してみたい」という気持ちが後押しされます。

<キラーフレーズの例>
「今だけ!」
「残りわずか」
「人気No.1」
「リピーター続出!」
「スタッフ愛用中♪」

2.感情に響く言葉を使う

売れるPOPには、“共感”を呼ぶ一言も欠かせません。「あ、私のことだ」と思わせる言葉選びが販促につながるので、商品のターゲットに合わせて言葉を選びましょう。

<共感を呼ぶ一言の例>
主婦向け:「毎日のプチストレス、これで解消!」
子育て中の親向け:「子どもも喜ぶ」
自分へのご褒美を探している人向け:「がんばった今日の私に」

3.季節やイベントに合わせた一言を添える

POPは、その時期やタイミングに合った言葉が添えられていると、よりお客様の目に留まりやすく、共感や購買意欲を引き出すきっかけになります。

<季節性を意識した一言の例>
春:「新生活応援セット」「入園・入学準備に」
夏:「汗ばむ季節にぴったり」
秋:「食欲の秋に」「秋の夜長のお共に」
冬:「今年のご褒美に」「新年はお気に入りのアイテムで迎えよう」

■はじめての手書きPOP|よくある質問にお答えします

引用元:売れる!たった2色で始める手書きPOP実践コース
「手書きPOPを書いてみたいけど、これって私にもできるのかな?」そんな不安を感じている初心者の方に向けて、よくある質問とその回答をご紹介します。

Q.字に自信がないのですが、大丈夫ですか?

まったく問題ありません!手書きPOPで大切なのは「字のうまさ」ではなく、丁寧に書くことと、気持ちをこめること。むしろ少し不揃いな手書き文字には“味”があり、お客様の目に止まりやすいことも。うまく書くより、「伝わる」POPを目指しましょう。

Q.どんなペンや紙を使えばいいですか?

初心者の方には、発色が良くて扱いやすいPOP用水性顔良マーカーがおすすめです。紙はにじみにくく、発色も安定するケント紙を選ぶと安心です。

Q.イラストが苦手です…絵が描けないと効果は出ませんか?

ご安心ください。手書きPOPに必要なのは“アート”ではなく“伝わる工夫”。イラストを描くというよりも、吹き出しや線、ワンポイントのアイコンで十分です。装飾にもルールがあるので、そこを押さえるだけで見やすさは格段にアップします。

Q.内容が毎回ワンパターンになってしまいます…

同じ商品でも、季節やターゲット層に合わせて切り口を変えるのがコツです。たとえば「暑い日にうれしい冷たいドリンク」「お子様も喜ぶ」など、場面や感情を意識した一言を添えるだけで、売れるPOPに変化します。

<手書きPOPを実践的に学びたい方へおすすめの講座>

引用元:売れる!たった2色で始める手書きPOP実践コース
「何から書けばいいかわからない…」「もっと売れるPOPにブラッシュアップしたい」そんな方には、初心者向けの《手書きPOP実践コース》がおすすめです!
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  • 講師の書き方が動画で見られるからわかりやすい
  • センス不要!すぐに現場で使える内容
この講座では、現場で実際に販促効果を上げてきた手書きPOPのプロが、手書きPOPのノウハウを丁寧に解説しています。「手書きPOPが書けるか不安…」という初心者の方でも、楽しみながら実践できます。

■「伝わる手書きPOP」は初心者でも作れる!

引用元:売れる!たった2色で始める手書きPOP実践コース
手書きPOP(ポップ)は特別なセンスがなくても、初心者でも始められる販促ツールです。大切なのは、「伝えたいことを1枚に込める」という意識と、基本の書き方のコツを知ること。

文字にメリハリをつけたり、色数をしぼったりといったポイントを押さえることで、読みやすく伝わる、“売れるPOP”を誰でも作ることができます。

まずは1枚書いてみましょう。うまく書こうとするよりも、「誰かに届けたい!」という気持ちが込められたPOPは、きっとお客様の目にも、心にも届くはずです。

そして、手書きPOPは販促だけでなく、売上アップやブランドづくりにもつながる、大きな武器になります。商品への想いやこだわりを手書き文字で伝えることができるのは、他にはない強みです。