初心者必見!ディップアート基本の作り方から応用知識まで徹底解説
2025/01/25
「ディップアートって、繊細で美しいけど難しそう…私にも作れるかな?」
「どんな材料が必要なの?手順を知りたい!」
「レジンとの違いって何だろう?」
「どんな材料が必要なの?手順を知りたい!」
「レジンとの違いって何だろう?」
そんな疑問をお持ちの方にぴったりの記事です。
近年、ピアスやヘアアクセサリー、インテリアとして注目されている『ディップアート』は、繊細なガラスのようにキラキラと輝く美しさで、多くの人を魅了しています。
ディップアートはアメリカ発祥のため『アメリカンフラワー』とも呼ばれ、ワイヤーを使って繊細な花びらを表現するクラフトアート。
初心者の方でも気軽に始められるのが特徴ですが、いざ取り組むとなると「何から始めればいいの?」と迷う方も多いかもしれません。
そこで本記事では、
- ディップアートの基本的な材料や作り方
- 応用的なアレンジ方法
- 初心者が陥りやすい失敗例とその対処法
まで、丁寧に解説します!ぜひ最後まで読んで、魅力あふれるディップアートの世界を堪能してみてくださいね。
目次
こんなことがわかります
- ディップアートの魅力
- ディップアートに必要な材料と作り方
- 初心者さんが陥りやすい失敗と対処法
こんな方におすすめ
- ディップアートに興味がある方
- ディップアートに挑戦してみたい方
- 基本的な材料や作り方が知りたい方
ディップアートとは|3つの魅力

ワイヤーで造形した花びらや葉などを、ディップ液に浸して制作するディップアート。
本物とも造花とも違う、ガラスのような輝きと繊細さを持った美しい作品です。ワイヤーで花を作ることから、『ワイヤーフラワー』とも呼ばれています。
本物とも造花とも違う、ガラスのような輝きと繊細さを持った美しい作品です。ワイヤーで花を作ることから、『ワイヤーフラワー』とも呼ばれています。
ワイヤーの太さやディップ液の色を変えることで、花の種類や大きさ、カラーなどをカスタマイズでき自分の理想の作品が制作できます。ここでは、ディップアートの魅力を紹介します。
【ディップアートの魅力】
1.いつまでも色褪せない
2.用途が多彩
3.初心者さんでも始めやすい
【ディップアートの魅力】
1.いつまでも色褪せない
2.用途が多彩
3.初心者さんでも始めやすい
turtle「緻密で繊細な輝くお花!初めてのアメリカンフラワー講座」
魅力1:いつまでも色褪せない

ディップアートは、生花や造花とは異なり劣化することがないため、いつまでもキラキラとした輝きを保つことができます。
魅力2:用途が多彩

『アメリカンフラワー』や『ワイヤーフラワー』と呼ばれているだけあって、ディップアート作品は花をモチーフにしたものが多いですが、花だけではなく動物や野菜、果物など、さまざまなモチーフを表現できます。
用途はインテリアだけではなく、近年は、ピアスやイヤリング、ブローチを始めとするアクセサリーや、ヘアクリップやバレッタなどのヘアアクセサリーなど幅広い作品を作ることが可能です。
Dip art作家 四季「紫陽花のディップアートアクセサリー講座」
Dip art作家 四季「紫陽花のディップアートアクセサリー講座」
魅力3:初心者さんでも始めやすい

材料や道具を用意する際、すべてディップアート専用のものを準備しようと思うと大変ですが、中には代用できるものも多くあるので、初心者さんが始めるのにハードルの低い手芸だと言えます。
また、ディップアートは手順が比較的簡単なので、初心者さんでも美しい作品を作ることができますよ。完成品の美しさは次の作品作りの活力にもなるので、楽しく続けられるでしょう。
turtle「緻密で繊細な輝くお花!初めてのアメリカンフラワー講座」
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ディップアートとレジンアートとの違い

ディップアートもレジンアートレジンは、どちらもキラキラとした透明感のある輝きがあります。
しかし、両者はまったくの別物です。主に、使用している材料や制作できる作品が異なります。
【使用している材料】
【使用している材料】
ディップアート:ディップ液
30分から1時間程度で固まる液体
レジン:UVレジンやエポキシレジン
UVレジンは『UV-LEDライト』を用いて数分で固まる
エポキシレジンは固まるのに数日かかる
【制作できる作品】
ディップアート:繊細な立体造形・小さな作品
レジン:平面や厚みのある作品・より大きな作品も可能
ディップアートとレジンアートは、作品の雰囲気が似ていると感じる方もいるかもしれませんが、上記の違いを十分に理解しておきましょう。
Dip art作家 四季「紫陽花のディップアートアクセサリー講座」
ディップアート|必要な道具や材料

ディップアート制作に必要な、道具や材料を紹介します。
【道具】
【道具】
- ゲージパイプ
- 万力(まんりき)
- ヤットコ
- つまようじ
- 紙コップ
- 発砲スチロールやスポンジ
ゲージパイプは、ワイヤーを花びらの形に成形するためのディップアート用品ですが、ホームセンターなどで見かけるアルミパイプでも代用可能です。
サイズが合えば、ボールペンやマジックの持ち手部分でも作成できます。
サイズが合えば、ボールペンやマジックの持ち手部分でも作成できます。
万力は、パイプを固定するためにあると大変便利です。
【材料】
【材料】
- ワイヤー
- ディップ液
- うすめ液
- ストレンスナー水性(強度を高める)
- フローラルテープ(茎用)
- モール(作品に応じて使用)
ワイヤーの太さは、制作する作品の種類や大きさによって適したものを選びましょう。
初心者さんは、柔らかすぎず硬すぎない中程度の太さ(#26〜#30)のものがおすすめです。
ディップ液には、燃えやすい有機溶剤が使用されています。火気厳禁なので、作業場所には十分注意して制作してください。
また、溶剤の蒸気が密閉空間にこもらないように、換気扇を回したり、窓を開けて扇風機を回したりなどして十分に換気した場所で行いましょう。
ディップアート|作り方

道具や材料が準備できたら、さっそくディップアートを作ってみましょう。
ここでは、五弁花の作り方を紹介します。
五弁花は、花びらをいくつも作って束ねる方法ではなく、1本のワイヤーで一気に1輪(5弁の花びら)を制作する作り方です。
【五弁花の作り方】
1.ワイヤーを約30cmの長さに切る
2.ゲージパイプを万力(工具)に固定する(万力がない方は手でゲージパイプを持つ)
3.ゲージパイプ(もしくはボールペンの持ち手部分)にワイヤーを巻く
4.ワイヤーを1巻きしたら、少し引っ張りながら根元で交差ししっかり2回ねじる
5.3〜4を残り4回繰り返す(ゲージパイプの上から下へ巻いていく)
6.ワイヤーをゲージパイプからゆっくり外す(花びらの形が崩れないように注意!)
7.一直線になっている、各花びらの根元部分(ねじれた部分)をヤットコで持ちめしべのように丸くする
8.万力につまようじを固定し、7で成形しためしべの丸部分をつまようじに差し込む
9.5で最後に捻ったワイヤーを、1番目と2番目の花びらの間に1回巻きつけぐっと引っ張る
10.余った2本のワイヤーを根元で捻って固定する
11.花びらを1枚ずつ丁寧に成形したら、ワイヤー部分の完成!
12.ワイヤーでできた花びらを、ディップ液にしっかりくぐらせる
13.発泡スチロールなどにワイヤーを刺し、1時間程度乾燥させる
14.ディップ液が完全に乾いたら、五弁花のディップアートの完成!
ワイヤーは柔らかく、強い力で成形するとすぐに形が崩れてしまいます。
力加減に慣れないうちは、ゆっくりと丁寧に作業しましょう。
ディップ液の乾燥は、室温や湿度の影響で多少前後しますが、30分〜1時間程度で完了します。
ディップしたワイヤーフラワーに、マニキュアで色づけをしたり、強度を高めたりすることも可能です。
ディップしたワイヤーフラワーに、マニキュアで色づけをしたり、強度を高めたりすることも可能です。
ディップアート|応用知識

ディップ液の正しい知識とアレンジ方法を知っていると、視野がぐっと広がります。
ここで紹介する知識は応用編になりますが、制作できる作品の種類が大幅に増えるので、ぜひ知識として持っておきましょう。
turtle「緻密で繊細な輝くお花!初めてのアメリカンフラワー講座」
ディップ液の選び方・使い方

ディップアートを行う上で欠かせないディップ液。
ディップ液の選び方

ディップ液には、透明色と不透明色の2種類があります。
不透明色は、白色やパール色が沈殿しているので、底からしっかり混ぜてから使用しますが、あえて混ぜずにディップ液の上澄み部分にディップして透明性を楽しむ使い方もできますよ。
ディップ液の使い方

ディップ液にはさまざまなカラーがありますが、各カラーを混ぜて作りたい色を作ることもできます。
さらに、原色とクリアを混ぜることで少し薄い透明感のある色に仕上げることも可能です。
ディップ液が保管中や使用中に硬くなってしまった際には、『うすめ液』を混ぜながら少量ずつ加えて、液中の泡が消えてから作品制作に使ってください。
アレンジ方法

ディップアートでは、さまざまなモチーフの作品が制作できますが、本章では『花』をモチーフにしたディップアートのアレンジ方法を紹介します。
【ブーケ・壁画風】
インテリアや大切な方へのプレゼントにぴったり。お部屋が一気に華やぐアレンジ方法です。
【生花風】
1輪だけ刺しても、何種類ものお花で立派に飾っても、どちらも画になるディップアート。
花器にぴったりのお花でアレンジしてあげてくださいね。
【リース風】
ミモザのリースやクリスマスをイメージしたリースなど、アレンジは無限大。
ディップアートの他にも、ビーズやドライフラワーなどをあしらって、より華やかに仕上げることもできます。
【ガーランド風】
ディップアートが学べる『初めてのアメリカンフラワー講座』

初心者さんでも気軽に始められるディップアートですが、細部までこだわった繊細で豪華な作品を作ろうと思うと、自分の実力を歯がゆく感じることもあるでしょう。
そんな方には、プロから学べるオンライン講座がおすすめです。今回は、おすすめのオンライン講座を2つご紹介します。
初心者さんでも気軽に参加可能な講座で、ディップアートの基礎から汎用的なスキルを教えてもらえます。
道具の使い方から作品制作の工程1つ1つまで動画の中で丁寧に解説してくれるので、何も知らない方でも安心です。
maaaaasan「好みの色味で仕上げる!ディップフラワーアクセサリー講座」
初心者さんでも気軽に参加可能な講座で、ディップアートの基礎から汎用的なスキルを教えてもらえます。
道具の使い方から作品制作の工程1つ1つまで動画の中で丁寧に解説してくれるので、何も知らない方でも安心です。
maaaaasan「好みの色味で仕上げる!ディップフラワーアクセサリー講座」
ディップアートが学べる「初めてのアメリカンフラワー講座」

この講座では、人気の「チューリップ」「ひまわり」の2種類のディップアートの制作方法を学びます。
同じ作り方でも、色を変えるだけで雰囲気も種類も違う花を作ることができるようになります。キット付きの講座を選べば、専用の道具や材料を探す時間も必要ありません。
自宅にいながら、始めたいタイミングでいつでもレッスンを開始することができます。
「好みの色味で仕上げる」ディップフラワーアクセサリー講座

この講座では、好みの色のマニキュアで花びらを染め上げた、2種類の「ディップフラワーアクセサリー」の制作方法を学びます。
レッスンでは、ワイヤーワークから色付けの方法、レジンでの仕上げまで、ディップフラワーアクセサリーの基礎が丁寧に解説されています。
レッスンでは、ワイヤーワークから色付けの方法、レジンでの仕上げまで、ディップフラワーアクセサリーの基礎が丁寧に解説されています。
プロが初心者の頃に独自に考えた、初めてでも失敗しにくい「お花」の作り方を学ぶことができるレッスンです。
上品で繊細なディップアートを作ってみよう

難しそうに見えるディップアートですが、意外と初心者さんでも始めやすそう!と感じてもらえたのではないでしょうか。
作品モチーフの種類や色、大きさまで自由にカスタマイズできるディップアート。
自分で大切に作った作品は、お部屋に置いておくだけでも元気をくれる存在になってくれることでしょう。
まずは小さい作品から、自分好みのディップアートを作ってみてくださいね。