イラストを描くのにおすすめのiPadは?定番アプリも紹介!
2023/08/28
いつでも好きな時に、iPadでスラスラっと絵が描けたら楽しいですよね。
趣味としても、お仕事としても、十分に活用できるiPadでのデジタルイラスト制作。
年々iPadの機能は進化し、まるで紙に描いているような滑らかな描き心地を体感できます。
本記事では、用途別のおすすめiPadやアプリ、デジタルイラストの活用方法や学び方を紹介します。
ぜひ、あなたにぴったりの相棒と一緒に、デジタルイラストの世界を楽しんでください。
目次
こんなことがわかります
- イラスト制作におすすめのiPad
- iPadのイラスト制作アプリ
- iPadを使ったイラスト制作を教えてくれる講座
こんな方におすすめ
- iPadでイラストを描いてみたいけど、どのiPad・アプリを選べば良いかわからない方
- デジタルイラストの活用方法を知りたい方
- iPadでのイラスト制作を学びたい方
iPadを使用したイラスト(デジタルイラスト)制作の人気や魅力
iPadを使用したデジタルイラスト制作は、多くのアーティストやクリエイターに人気があります。
デジタルイラスト制作の人気の秘密、また魅力を紹介します。
【持ち運びが便利でどこでも制作できる】
iPadは軽量で持ち運びが簡単。
従来のデスクトップコンピューターやグラフィックタブレットなどと比べて、場所を選ばずにどこでも制作が可能です。
【高感度のタッチスクリーン】
iPadは高感度のタッチスクリーンを備えており、Apple Pencilなどを使って直感的な描画ができます。
自然な筆圧や傾きを再現しながら、紙のような感覚で描画することが可能です。
【豊富なデジタルアートアプリ】
App Storeにはデジタルアート制作に特化したさまざまなアプリがあります。
高度な描画ツール、レイヤー管理、ブラシカスタマイズなど、プロのアーティストでも満足できる機能を備えています。
【ミスを簡単に修正できる】
デジタル環境では、ミスを元に戻す(Undo)機能が便利です。
また、レイヤーを使って要素を分けることで、修正や調整が簡単に行えます。
【効率的に作業・保管できる】
デジタル環境では、色やテクスチャの変更、レイヤーの再利用などが容易です。
また、デジタルデータとして保存されるため、物理的な保存スペースを取らずに作品を管理できます。
【共有やフィードバックが容易】
iPad上で制作した作品は、インターネットを介して瞬時に共有できます。
ソーシャルメディアやオンラインギャラリーを通じて、他のアーティストやファンからのコメントやフィードバックを受け取ることが可能です。
iPadで制作したデジタルイラストの活用方法
デジタルイラストは、インターネットやクラウドサービス上だけではなく、リアルの作品・製品としても活用できます。
主な活用方法は下記の3つです。
- オリジナルのアート作品制作
- イラストを活用したクラフト作品
- パッケージやラベルとして
オリジナルのアート作品制作
iPadでのイラスト制作はお絵かきだけではなく、アート作品を生み出すことも可能です。
iPadの性能が上がったことで、細かい描写やまるで本物の筆で書いたようなリアル感も演出できるようになりました。
また、デジタルイラストはキャンバスや用紙に印刷できるため、作品の実物を自宅やギャラリーで展示したり、オンラインプラットフォームで販売したり、アート愛好家に提供することもできます。
イラストを活用したクラフト作品
デジタルイラストは、手芸やクラフト作品に活用することができます。
イラストを布に転写して刺繍やアップリケを施したり、個性的なテキスタイルアートや布小物を制作することも可能です。
パッケージやラベルとして
既存の商品や手作りの商品がある場合、iPadで作成したデジタルイラストをパッケージングやラベルデザインに活用できます。
独自のイラストやグラフィックを使用することで製品のブランディング力が高まり、
その結果、商品が目立ち消費者に響くデザインに仕上げられるでしょう。
その結果、商品が目立ち消費者に響くデザインに仕上げられるでしょう。
デジタルイラストを描く際に必要な道具〜最適なiPadの選び方〜
デジタルイラストを描く上で欠かせないiPad。
使うために必要なスペックが搭載された機種を選ぶことが大切です。
本章では、
- iPad機種
- ストレージ
- Apple Pencil
について、おすすめを解説します。
iPad機種
デジタルイラスト制作に適したiPadの機種について解説します。まず、2023年8月現在、発売されているiPadを画面サイズの大きい順に紹介します。
- 12.9インチiPad Pro(第6世代)
- 11インチiPad Pro(第4世代)
- iPad Air(第5世代)
- iPad(第10世代)
- iPad(第9世代)
- iPad mini(第6世代)
結論、全ての機種がApple Pencil対応なので、どのiPadでもイラスト制作は可能です。しかし、イラストの描きやすさやスペックには違いがあります。本章では初心者〜中級者におすすめの機種について紹介します。
【初心者〜中級者】
- iPad(第9世代)
- iPad Air(第5世代)
・iPad(第9世代)
初めてデジタルイラストを制作する方や、価格を抑えたい方、イラストは趣味で描くという方には十分なスペックです。
Lightning端子なので、ストレージを増やしたいときやディスプレイと接続したい時に、難しくなることがありますが、外部デバイスと接続する予定のない方は気にしなくて良いでしょう。
・iPad Air(第5世代)
初級者〜中級者におすすめ。
デジタルイラストを本格的に勉強したい方やデジタルイラスト制作に慣れている方、長期的な利用を考えている方、動画編集を考えている方に適しています。
端子がUSB-TypeCなので、ストレージの追加や外部デバイスへの接続が容易です。
iPad Air(第5世代)はフルラミネーションディスプレイ(ガラスと液晶画面が一体化)が搭載され、より紙に直接描く感覚を体感できますが、搭載されていないiPad(第9世代)でも描くうちに慣れてくるのであまり心配いりません。
ストレージ
デジタルイラストの中でも、「静止画しか書かない!」という方は、64GBあれば大量のイラストを保存することができます。
しかし、「ゆくゆくは動画やアニメーションにも挑戦したいかも・・・」という方や、デジタルイラスト制作以外にゲームのアプリや写真・動画などをインストールしたい方は、256GBあると安心です。
Apple Pencil
iPadでデジタルイラストを制作する際の相棒、Apple Pencilは第1世代と第2世代があります。
個人の好みにもよりますが、第2世代をおすすめする声が大多数です。第2世代は、第1世代と比べて充電が簡便になり、ペン自体の長さが短く軽くなっています。
また、ペンの1部分がフラットになっている部分があり持ちやすいと感じる人が多く、
机上で転がり落ちるというストレスもなくなったことが第2世代が選ばれる大きな要因です。
机上で転がり落ちるというストレスもなくなったことが第2世代が選ばれる大きな要因です。
tomatoko「デジタルイラストの描き方 ~基本1~」
iPadでデジタルイラストを描くためのおすすめアプリ
iPadでイラスト制作する際には、アプリの使用が必須です。
描写・操作のしやすさや、機能・価格を考慮した、おすすめのアプリを3種類紹介します。
- Procreate
- Adobe Fresco
- クリップスタジオ
tomatoko「デジタルイラストの描き方 ~基本1~」
Procreate
Procreateは、プロ仕様の機能が搭載されたiPadペイントアプリの定番です。
Procreateは1,220円と有償ですが、買いきりなので1度購入してしまえばその後さまざまな機能を使用できるため大変便利なアプリです。
操作画面(UI)がシンプルで邪魔にならず、広いキャンパスに伸び伸びと描写できます。
用意されている鉛筆や水彩などのブラシの他にも、カスタマイズしたブラシや他のユーザーのブラシ、Photoshopのブラシを読み込み、使用することが可能です。
tomatoko「デジタルイラストの描き方 ~基本1~」
tomatoko「デジタルイラストの描き方 ~基本1~」
Adobe Fresco
実際に筆で水彩画や油彩画を描写しているような「ライブブラシ」が特徴。
絵の具の広がり方や、水の量、乾かす時間まで調節ができ、自分で色を混ぜることもできます。
Adobe Frescoは、無料版と有料版(月額1,080円)があります。
無料でも利用できますが、有料版も初回30日間は無料でお試しできるので、気になる方はぜひ使用感をチェックしてみましょう。
他のAdobe製品を利用している方は、使用ライセンスを持っている可能性があるので1度確認してみてください。
CLIP STUDIO PAINT
CLIP STUDIO PAINTは、世界で3,000万人以上が使用しているアプリです。
下書き、ペン入れ、着色など、デジタルイラスト制作に必要な機能が揃っており、イラストをはじめ、漫画やアニメーション制作に向いています。
無料版と有料版があり、有料版は月額480円ですが、新規ユーザーには最大3ヶ月の無料期間が付与されます。
むらまつしおり「iPadでデジタルイラストを始めよう!Procreateの基本的な使い方(初心者さん向け)」
むらまつしおり「iPadでデジタルイラストを始めよう!Procreateの基本的な使い方(初心者さん向け)」
iPadで描くデジタルイラストとペンで描くイラストの違い
iPadで描くデジタルイラストとペンで描くアナログイラストの違いを、項目別に見ていきましょう。
- 必要な道具
- 修正や編集
- 読み込みや書き出し
- 描き心地
- 臨場感や達成感
【必要な道具】
デジタル:タブレットやタブレット対応のペン、ソフトやアプリ、印刷する場合はプリンター
アナログ:用紙、鉛筆、色鉛筆、消しゴム、絵の具、筆、クレヨン、パステル、トレス台、アクリルガッシュ、入力する場合はスキャナー
アナログの方が圧倒的に道具が多く、消耗品も多いためコンスタントに費用がかかる。デジタルは、初期費用がかかるもののランニングコストは少ない。
【修正や編集】
デジタル:「元に戻す」機能・レイヤー管理機能があり、修正や編集が容易。
アナログ:修正や編集に労力が必要。
下書きの場合は消しゴム等で修正できるが、清書や色塗りはやり直しが効かないため、ときには描き直しになることも。
【描き心地】
デジタル:描く・消すが容易で、便利な機能がたくさんある。最初はなかなか筆運びに慣れないが、少しずつ要領がわかってくる。
アナログ:「描く感覚」は、デジタルに勝ると感じる方が多い。視覚だけではなく、触覚、嗅覚まで使って描くため、リアリティが高くフィット感がある。
iPadを使ったイラスト制作が学べる講座
iPadを使ってイラスト制作する手順や方法は書籍やネット上にあふれていますが、いざ始めよう!と思うと、何から始めれば良いかわからないことってないですか?
膨大な情報の中から、正しい情報を必要な分だけ収集するのは思っているより大変です。
そんな方のために、「遠回りせず、楽しく描くところまですんなり進められる手順」を教えてくれる講座を紹介します。
デジタルイラスト初心者さんのために、
- デジタルイラストの用語の説明
- 使用する道具やアプリ
- 使用方法
- ダウンロード方法
- 保存方法
- iPadを使った簡単なイラストの描き
を順番に解説してくれますよ。
慣れない作業は、準備が大変で描く前に挫折してしまうこともありますが、そんな心配を吹き飛ばしてくれる講座です。講座は動画講義なので、好きなときに何度でも視聴することができます。
さらに購入から7日間はメールで質問もできるので、手順や描き方でわからないところが出てきたら、直接質問して解決できますよ。
面倒臭い設定や準備はサクサク終わらせて、デジタルイラスト制作をスタートしましょう。
自分に合ったiPadでデジタルイラストライフを楽しもう!
10年前とは比べ物にならないほど進化し、素人でも操作しやすく描きやすくなったiPad。
自分の用途にあった機種を選んで、デジタルの描き方に慣れていきましょう。
アプリも進歩しているので、様々な画材や色彩、デザインを取り入れながらオリジナルのイラストに仕上げることができますよ。
うまく講座を取り入れながら、イラスト制作を楽しんでくださいね。