【初心者向け】ドライフラワーの作り方4選!おしゃれな活用方法もご紹介

2023/04/04
キレイなお花をもらったり買ったりすると「長く楽しみたいな」と思ってドライフラワー作りを考えますよね。

ドライフラワーは吊るすだけでできるとはいえ、自分で作った経験がある方は少ないのではないでしょうか。

今回は初心者さんでも簡単なドライフラワーの作り方4つを詳しく解説します。

おしゃれな活用方法やドライフラワーをよりキレイに作るコツまで一緒にチェックしていきましょう。

この記事ではこんなことがわかります▼

  • ドライフラワーの基本的な4つの作り方
  • ドライフラワーに向いている花、向かない花
  • 初心者がつまづきがちなドライフラワーのコツ

この記事はこんな方におすすめです▼

  • ドライフラワーを作ってみたい方
  • ドライフラワーがいつもうまくいかない方

簡単なドライフラワーの4つの作り方

ドライフラワーの作り方としてよく言われるのが、「逆さにして吊るす」だけのハンギング法です。

実はこれ以外にもドライフラワーの作り方はさまざまあります。
まずは基本的な4つの方法と、どんなシーンにおすすめかをあわせてご紹介します。

引用:ドライフラワーの作り方 by Atelier mimi

①ハンギング法

ハンギング法はまさに「逆さにして吊るす」方法です。

直接日光を避けた風通しのよい日陰に吊るし、1~2週間ほど放置するとドライになります。

吊るすときは一輪ずつに分けるとより早く乾き、束ねてスワッグにするとその後の保管やデザインが簡単です。

最も簡単な方法ですが、空気が乾燥して天候のよい春や秋なら屋外でも構いませんが、湿度の高い梅雨や天気の悪い日が続く冬は乾きにくいのがネックとなるポイント。

その場合はエアコンの風が当たる場所など屋外でハンギングするとよいでしょう。

引用:お花を楽しむキャンドル講座 by mippy_f_candle

②シリカゲルを使う

シリカゲルとは乾燥剤です。

よく食品などにも入っていますが、ドライフラワーを作る目的でホームセンターや100均などでも販売されています。

このシリカゲルを敷き詰めた容器と一緒に生花を入れることで乾燥しドライフラワーになります。

やり方はタッパーなどの密閉容器を用意し、3分の1ほどシリカゲルを入れます。

その上に花首をカットした生花を入れ、再びシリカゲルを入れて花を埋め込みます。
容器のふたを閉めて1週間ほど乾燥させると完成です。

シリカゲルは気候に左右されないため、梅雨の時期のドライフラワー作りにおすすめです。

もとの花の形と色を残したまま乾燥されるため、キレイな発色の花や花弁が多い花などに使うとよいでしょう。

③ドライインウォーター

ドライインウォーターとは、ごく少量の水に花を挿しながら少しずつ蒸発させて乾燥させる手法です。

花瓶に1~5cmほどの水を入れ、ドライフラワーにしたい花を密集しない程度で少なめに挿しましょう。

そのあとはハンギング法と同じく、風通しのよい日陰で1~2週間ほど乾燥させます。
ドライインウォーターは花瓶に挿したまま乾燥させるため、花の形が崩れません。

茎の細い花や柔らかな花弁を持つ花向きです。

④グリセリン法

グリセリン法とは、薬局やドラッグストアで販売されているグリセリンを使って花を乾燥させる方法です。

ドライフラワーなのにしっとりした仕上がりになり、ドライフラワー特有の縮みもないのでキレイな状態をそのまま残せます。
まずはグリセリン溶液を作りましょう。

グリセリンを熱湯で3倍に希釈し、容器に入れて冷まします。注意したいのがグリセリンは花弁に付着すると腐ってしまうため、

  • 木の実や葉…グリセリン溶液に浸す
  • 花…グリセリン溶液に挿す
どちらか正しい方を選びましょう。

浸した木の実や葉は1~2日ほどで完成、挿した花は1週間ほどでドライフラワーになります。

この方法は花が水を吸う力を利用するため、古い花ではなく新鮮で元気な状態の花で行うと失敗しにくいです。

ドライフラワーにしやすい種類とは?

次にドライフラワーにしやすい花の種類をご紹介します。

ドライフラワーに向いている種類

  • バラ
  • ユーカリ
  • ミモザ
  • ラベンダー
  • かすみ草
基本的に花やグリーンそのものに水分量が少ないものは、乾燥させやすくおすすめです。

花びらや葉が大きくても乾燥した際に扱いやすいので、初心者さんでもうまくいきやすいでしょう。

ラベンダーなど生花の色が鮮やかなものは、ドライフラワーにするとくすんで違った雰囲気を楽しめます。

初心者ではドライフラワーにするのが難しい種類

  • ゆり
  • チューリップ
  • 菊、デイジー
これらの花は生花でもキレイな分人気が高く、「ドライフラワーにして長く楽しみたい!」と思う方もいるかもしれません。

ですが元から水分量が多く花弁もやわらかいため、ドライフラワーには不向きです。

また、ドライフラワーになるけれど難しいのがアジサイ。

ハンギング法だと花弁がすぐに取れてしまったりドライインウォーターだと傷んでしまったりとつまづく方も多いので、ある程度の慣れが必要です。

迷ったらフラワーショップで聞くのがおすすめ

一体何がドライフラワーにできて、どれができないのか分からない!と悩んだら、フラワーショップで尋ねてみましょう。

元からドライフラワーを販売している花屋も多く、プロの意見を参考にするとドライフラワーでも失敗が少ないです。

次の項目で、ドライフラワーの作り方のコツをご紹介します。あわせてこちらも参考にしてみましょう。

ドライフラワーの作り方、うまくいくコツとは?

ドライフラワーを作ってみたけど結局失敗してしまった、という方もいますよね。

原因は作り方の基本を間違えていたり、コツを押さえていないからかもしれません。

そこで作り方のポイントをまとめました。一つずつチェックしていきましょう。

引用:エノコロ草のブーケの作り方 by 花結草

ドライフラワーの前には水揚げをしっかりと

ドライフラワーは「長時間花を楽しんで、傷んできたからドライにする」のは間違いです。

弱っている状態からドライにするとうまくいかないため、初心者さんがつまづきやすいポイントでもあります。

切り花にして鑑賞する前に、ドライフラワー作りを始めましょう。

ドライフラワーにする花は水中で茎を一気にカットし、水揚げを行います。

花が水分をしっかり吸い込んだ状態でドライフラワー作りに入ってくださいね。

ドライフラワーに向いている季節を知る

例えばハンギング法は湿度の高い梅雨~夏は向いていません。

その時期はシリカゲル法など他の方法を使ってドライフラワーにするとよいでしょう。

ドライフラワーを作るのに向いている気候を知るのもポイントです。

手順を守っているのになぜか色が抜けやすい、腐りやすいのは、環境に問題があるのかもしれません。

引用:季節の草花ドライフラワー 初めてのレッスン 春編 by 花結草

スワッグを組むか1本ずつ吊るすかを慎重に選んで

ハンギング法では、スワッグを組むか1本ずつ吊るすかで方法が分かれます。

早く乾燥するのは1本ずつのやり方なので推奨されてはいますが、その後スワッグにしてディスプレイしたいときは乾燥したドライフラワーが傷ついて千切れやすいデメリットがあります。

ただし、ドライフラワーの一輪挿しでも十分雰囲気が出ておしゃれですよね。その後どんな形で楽しみたいのかを考えながら合わせてみましょう。

自分ではうまくいかない…習うのもおすすめ

ドライフラワーは簡単な方法でできますが、やってみるとなぜか失敗した、うまくいかないと悩む方も多いです。

フラワーアレンジメントの経験がある方でも「ドライフラワーはうまくできない」と懸念することもあります。

とはいえ、ドライフラワーは長く花を楽しめたりインテリアとして活用したり、他にもさまざまなアレンジ方法のある人気のアイテムです。

自分ではうまくいかないのなら、オンライン講座で習うのもおすすめです。

オンラインなら自分の好きなタイミングで始めることができ、ストレスなくドライフラワーを学べますよ。

見ているだけでおしゃれ!ドライフラワーを作ってみよう

見ているだけでおしゃれな気分が楽しめるドライフラワー。

花の美しさを長時間満喫できる方法なので、ぜひ自分でもドライフラワー作りに挑戦してみましょう。

ドライフラワーは生花を扱うことから、失敗も多く挫折してしまう方もいます。

もし自分ではうまくできなかったら、講座で作り方を習うなどワンランク上の仕上がりも目指してみてくださいね。