おしゃれで使いやすいキッチンへ|賃貸・戸建てでDIYできる所は?

2023/06/01

「キッチン収納や家電が他のインテリアと比べて浮きがち…どうにかしたい!」

「自分の理想のキッチンにしたいけど賃貸は無理かな…」
「手軽にできるDIYってどんなものがあるの?」

とお悩みではありませんか?

DIYをしてみたくても、どんな風にすればい良いのか、またどこまでやってもいいのかが気になるところですよね。

本記事では、
・キッチンで簡単にできるDIY
・DIYするのが難しいキッチンの場所
・賃貸の場合どこまでDIYできるのか

について紹介しています。

自分の気分が上がるキッチン、また遊びに来てくれた友だちに、「キッチンがおしゃれで素敵」と思ってもらえるキッチンを目指して、楽しくDIYを始めてみませんか?

こんなことがわかります

  • キッチンDIY|出来るところと出来ないところ
  • 賃貸のDIYはどこまで出来るのか
  • キッチンDIYをどう学ぶか

こんな方におすすめ

  • キッチンDIYの具体的な方法を知りたい方
  • どこまでDIY出来るか知りたい方
  • DIYをしっかり学びたい方

キッチンのDIY|簡単にできる場所

キッチンのDIYを考えている方は、気軽にできる場所から始めてみましょう。

キッチンの中でも簡単にDIYできる箇所は以下の通りです。

  • 棚や収納
  • 照明
    それぞれの場所のDIY方法やコツについて解説していきます。

壁のDIY

壁は面積も大きく、DIYでイメージをガラリと変えやすい場所です。

壁のDIYには、リメイクシートを貼る方法と、ペンキで塗装する方法がありますよ。

リメイクシートで手軽にDIY

リメイクシートはリフォームの中でも一般的で手軽にDIYを楽しめるツールです。

近年は素人でも簡単にセルフリフォームができるシートが多く販売されているため、スキーシー(空気が入らないようにするためのヘラ)を使えば、簡単できれいな仕上がりに。

特に賃貸の場合は、現状回復可能なシートを使用しましょう。シートを剥がす時には、ドライヤーの熱を加えるときれいに剥がれます。

DIY中に『失敗した!』という時にも使える技なので、覚えておくと重宝しますよ。

ナチュラルな雰囲気からシックな印象まで、仕上がりのイメージを想像しながら柄選びをしましょう!

ペンキ塗装でDIY

『ペンキ』と聞くと一気にハードルが上がる印象がありますが、初心者でも取り扱いやすいペンキを選び正しいステップを踏めば、そこまで難しく考える必要はありません。

以下のステップでペンキを塗っていきましょう。

1.ペンキが塗れる壁かどうかを確認する
2.壁紙の上から塗れるペンキ・ハケ・養生テープを用意する
3.壁紙をきれいに拭く(掃除機で掃除→固く絞った雑巾で乾拭き)
4.ペンキをつけたくない場所に養生テープを貼る
5.ペンキを塗る(1度塗り、乾いてから2度塗り)
6.養生テープを剥がす

ペンキが塗れる壁かどうかは、下記を試してみてください。

  • 霧吹きをした時に水を弾くか(弾かず馴染む方が良い)
  • セロハンテープがしっかりくっつくか
  • 出来れば目立たないところで試し塗り(ペンキを弾かなければOK)
灰色や茶色のペンキはムラになりにくく、初心者さんにもおすすめですよ。

棚・収納のDIY

棚や収納のDIYは、既存の見た目をリメイクシートやペイント板で変える方法と、新しく棚や収納そのものを作る方法があります。

リメイクシートやペイント板でイメージチェンジ

タイル地や木目調など、キッチンの雰囲気に合わせてリメイクシートを選びましょう。

シンク上やシンク下の収納には、ペイント板もおすすめ。

立体感も演出できてナチュラルな仕上がりになりますよ。

突っ張り棒で簡単に収納を増やそう!

どこでも簡単に手に入る突っ張り棒は、少し収納を増やしたい箇所にもってこいです。

キッチンツールなどをぶら下げる簡単な壁面棚なら、突っ張るところがあれば突っ張り棒1本で完成しちゃいます。

突っ張り棒を数本とプレートを使用すれば、お手軽な棚も。また突っ張り棒のカラーも、最近は白だけではありません。

ブラウンやナチュラル、黒、ゴールドなどもあるので、キッチンの雰囲気に合わせてチョイスしましょう。

手作り棚をDIY

ジャストサイズのキッチン収納がほしい方は、思い切って棚を手作りしてしまうのも1つの方法です。

突っ張りの専用ツールやアジャスターを使うと、立派な棚が簡単に作れますよ。

ぴったりサイズの方が使い勝手も見栄えも良いため、材料を手配する際には収納を作りたい箇所の正確なサイズを測っておきましょう。

ちょっとした収納なら「L字金具」で作る「作り付け風」の収納もおすすめ。

見せる収納としても大変人気で、「ちょっと置けたらいいな」を簡単に叶えてくれます。

キッチンカウンターもカラーボックスで簡単に

ちょい置きや収納としても大活躍のキッチンカウンター。

DIYならカラーボックスで手軽に作ることができますよ。

大きさや高さも自由自在。

カラーボックスをペンキで塗ってから使用するのもおすすめです。アンティーク風にしたり、ニスでツヤ感を出して大人な雰囲気にしたりと、上質な仕上がりにすることも可能です。

カラーボックスを好みの高さまで積み上げて上に合板を置きましょう。

ただ積み上げるだけだと不安定なので、補強するための合板(構造用合板)とカラーボックスのねじ止めは必須です。

DIYで小物収納|よりおしゃれキッチンに

素敵なキッチンにするために欠かせないのが、『小物』の存在。

キッチン全体の雰囲気と統一感のある小物が置いてあるだけで、ぐっとおしゃれ感が増しますよ。

収納もできる小物は、おしゃれも実用性も兼ね備えたおすすめDIYです。

しかし、理想のキッチン像・用途にマッチした実用的な小物を見つけるのはなかなかの難しさです。

そんな時は、自分のイメージに合った使いやすい小物をDIYしちゃいましょう!

DIYなら、好みや雰囲気に合ったカスタマイズができる上に、手作りの満足感や愛着もひとしおですよ。

  • カトラリーケース
  • キッチンペーパーホルダー
  • ディスプレイシェルフ
    など、家族の人数や必要な大きさ、キッチンの雰囲気を加味して作成してみましょう。

中でも、キッチンで大活躍なのが箸やスプーン、フォークなどを保管するのに便利な「カラトリーケース」。

持ち手をつけると持ち運びができるので、洗って片付けるときには作業台に、食事のときにはキッチンカウンターやテーブルに置いておくと大変重宝しますよ。

毎日の食事に使用するアイテムを、綺麗にすっきりとまとめられる便利アイテムです。

照明のDIY

雰囲気をガラリと変えるのに照明のDIYはとても有効です!

照明自体のデザインや明るさによって、キッチン全体の見え方が変わりますよ。

天井に埋め込む埋込型の照明、壁に取り付けるウォールライト、カウンターや食卓の上に取り付けるペンダントライトなどが一般的です。

照明器具の種類やデザインは、キッチンのスタイルや目的に合わせて選びましょう。

キッチンのDIY|難しい場所

キッチンには壁や棚など、簡単に施工できて原状回復が可能な場所もありますが、手を出さないほうが良い『DIYに不向きな場所』も存在します。

水道関連やガス関連はパーツも高価なので、失敗した時の代償も大きくなります。

そもそも資格が無い人や業者以外の人がしてはいけない箇所もあるので、確認しておきましょう。

具体的には、
・シンク|交換作業
・ビルトインタイプのガスコンロ|交換作業
・システムキッチン

シンクは、難易度が高く最初から業者にお願いした方が無難です。

ビルトインタイプのガスコンロは有資格者、システムキッチンは業者でないと、施工してはいけない決まりになっています。

キッチンのDIY|賃貸の場合はどこまでOK?

キッチンを使用していると、
「もう少し明るい雰囲気だったらいいのに・・・」
「ここに収納があればいいな」
と思うこともあるでしょう。

持ち家の場合は、ある程度ご自身の好きなようにDIYすることができますが、賃貸の場合は引っ越す時の負担などを考えると手放しでDIYを進めることはできませんよね。

賃貸をDIYする際は、『原状回復できるかどうか』が1つの目安になります。

壁紙やクロスは、6年で価値がゼロになると見なされます。

そのため、新築で入居しても6年以上住む場合はどれだけ汚しても原状回復の義務は発生しません。

先ほど紹介した壁紙のペンキ塗りも、壁紙やクロスが6年以上経過している状態であれば、賃貸でも可能ということになります。

心配な場合は、管理会社やオーナーさんに施工したいDIYの内容を詳しく話して、許可をもらってから行いましょう。

賃貸を借りる場合、一般的に「画びょう程度の穴なら原状回復しなくてもOK」というルールがあります。

理由は、画びょうは短く、壁紙やクロスに刺さりその後ろにある石膏ボードに微かに届くかという程度だからです。

一方、釘やネジは長く、壁紙やクロスを突き抜け石膏ボードも傷つけてしまいます。

石膏ボードは退去後のリフォームで取り替えることはなく、傷ついた石膏ボードを修繕する手間がかかるため、原状回復義務(弁償金)が発生する可能性があります。

施工したいDIYが、画びょうでできるものなのか、釘やネジを使用する必要があるものなのかが、賃貸DIYができるかどうかの1つの目安となります。

キッチンDIYの学び方

「工具の使い方や、やり方がよくわからない・・・」

と不安な方は、自分に合った方法で知識や技術を学びましょう。

DIYの学び方には、
・書籍
・教室
・オンライン講座
があります。

書籍は、ひとりで黙々と作業ができて、疑問が出てきてもご自身で調べて解決していける方におすすめです。

DIY教室は、DIYをしているところを間近で見て、その場で製作・質問できるというメリットがありますが、近くで講座が開催されていないとなると参加が難しいというデメリットも。

DIYのオンライン講座は、ご自身の好きな時間に受講可能で、疑問はチャットやメールなどで受け付けてくれるところが多いですよ。

FANTIST公式 はじめてのDIYインテリア入門コース
by 山田芳照

動画を見返せるため、わかりにくいところや苦手なところを何度も見ることができます。

自分のペースで着実にスキルアップしたい方におすすめです。

FANTISTのDIY入門コースでは、
・キッチンで大活躍する持ち運び可能な「カラトリーケース」
・おしゃれな魅せる収納が実現する「折りたたみ式ディスプレイシェルフ」
・映える収納が楽しめる「六角形ウォールラック」

を制作します。

DIYで使用する道具から使い方まで、基礎から丁寧に学べるため『すぐに使えるスキル』が学べますよ。

古くても賃貸でもキッチンのDIYを諦めなくて大丈夫!

朝・昼・夜ご飯と、主婦が使用する頻度の高いキッチン。

好きなものに囲まれた、落ち着く空間にしたいですよね。

キッチンDIYには、少しずつ自分の理想に近づいていく楽しみがあります。

好みのカフェや雑誌、ネットやインスタを見て、ご自身が思い描く理想のキッチン像のイメージを膨らませておくと取り掛かりやすいですよ。

小物も上手に使って、みんなで楽しく使えるお気に入りのキッチンにしましょう。

山田芳照「はじめてのDIYインテリア入門コース