お月見と万葉の草花 2022.9.8
月齢12.0
月の出 17:10
月の入り 2:13
今日の草花 『力芝』
「たち変わり 古き都となりぬれば
道の芝草 長く生にけり」
第6 1048 田辺福麻呂
“あんなに繁栄していた昔と変わって
今は、故京となってしまったので
道の芝草も こんなに長く
生い茂っている”
30年余り続いた平城の都から
740年 聖武天皇は京都南部の恭仁宮の
造営に着手します。
通る人もなくさびれていく平城京を
悲しんで詠んだ歌です。
芝草は、今は「力芝」を指しますが
この歌では、一般的な草なのかどうか
よく分かっていないそうです。
力芝は、それほど背丈は高くないので
私としては
一般的な草のことでは?と思っています。
わびしさが手に取るように伝わりますね。
こちらは、今日も降ったり止んだり…
服装にも悩みます。
寒暖差、激しいので
皆さんもご体調崩されないよう
お気を付け下さいね。
それでは、また、明日。