お月見と万葉の草花 2022.9.4
月齢8.2
月の出 13:23
月の入り 22:52
今日の草花 『ヒヨドリバナ』
「この里は
継ぎて霜や置く 夏の野に
我が見し草は もみちたりけり」
第十九 4268 孝謙天皇
“この里は
いつも霜が降りるのでしょうか。
夏の野で 私が見た草は
色付いていました”
この句は、752年
東大寺大仏開眼供養の行事後に
孝謙天皇が平城京の藤原仲麻呂の屋敷に
立ち寄った時に見かけた
「澤蘭」(さはあららぎ)を見て
詠まれたものです。
澤蘭は、
なんの種類かはっきりしていないそうですが
ヒヨドリバナはウィルスに感染すると、
葉が黄化症状を起こすので
その事を指していると。
世界最古の
植物ウィルスの記録とされています。
雲が多くて
今夜も月は見えません。
それでも、月が出ているかな?
と外に出てみれば
風がひんやりと涼しく
秋の虫の演奏会が耳に心地良いです。
自然の音は良いですね。
台風に近い地域の皆さん
お気を付けてお過ごし下さい。
それでは、また、明日。