お月見と万葉の草花 2022.9.3
月齢7.0
月の出 12:12
月の入り 22:03
今日の草花 『女郎花』
「をみなえし
秋萩手折れ玉鉾(たまほこ)の
道行苞(みちゆきづと)と乞はむ
児のため」
第八 1534 石川朝臣老夫
“オミナエシと萩を手折っておいで
旅のみやげを願う児の為に”
主人が、お付きの人に
呼び掛けていると思われる句です。
主人の心の内までは
分かりませんが
萩と女郎花が野に
たくさん咲いていたであろうこと
萩とオミナエシの組み合わせは
素朴で秋らしく可憐なことは
イメージ出来ます。
女郎花、
画像は公園で育てられているものです。
そう言えば、二十年前位は
もっと野で自生する
オミナエシがあったような記憶があります。
今から千三百年後の人々は
野に咲く女郎花を
見る事が叶うでしょうか。
少し心配になって来ました。
晴れていたら
ほぼ半月のお月様。
女郎花色のお月様も
早く見たいものです。
それでは、また、明日。