お月見と万葉の草花 2022.9.1
月齢4.6
月の出 9:54
月の入り 20:51
今日の草花 『露草』
「朝露に 咲きすさびたる月草の
日くたつなへに 消ぬべく思ほゆ」
第十巻 2281 詠人知らず
“朝露をうけて咲いていた月草(露草)が
日が暮れるにつれてしぼんでゆくように
あなたを待っている私の心も
消え入りそうになります”
青く小さな花を咲かせる露草は
朝に咲き夕方にはしぼむ一日花。
月草、蛍草とも呼ばれ
衣を青く染めるのにも使われていました。
万葉の人々は、この花に
儚さ、移ろいやすさを感じていたようで
露草を詠った9首はいずれも恋の歌です。
台風の被害の方も出ているようですが
お住まいの地域は大丈夫でしょうか?
こちらも昼は雷雨で
お月様はとても望めないと思っていましたが
夕方雨が止み
優しい月の光を見ることが出来ました。
どうぞ良い夜を。
それでは、また、明日