お月見と万葉の草花 2022.8.31
月齢3.8
月の出 8:50
月の入り 20:22
今日の草花 『桜』(ウワミズザクラ)
長歌の冒頭部分
「あぢさはふ 妹が目離れて しきたへの
枕もまかず 桜皮(かには)巻き 作れる舟に
真楫(まかぢ)貫き 我が漕ぎくれば…..」
第6巻 0942 山部赤人
“遠く離れて妻を見る事もできず
枕を交わすこともなく
桜の樹皮を巻いて作った舟に
櫂を通して 我らが漕いで来ると….”
長い歌なので途中までですが
舟から見える島々や浦、故郷の方向
そういう景色を詠みながら
旅の途中でも妻のことばかり思って来た
というような歌です。
桜皮細工と言えば秋田県が有名ですね。
山桜の皮は古代から
様々に利用されて来ました。
画像はウワミズザクラの実
熟す前と後と
実の色が様々に色付いています。
ようやく今日の夕方
西の空に浮かぶ
お月様に会えました!
金色の舟のような
美しいお月様でしたよ。
皆さんの場所からは
見えたでしょうか?
8月も終わりますね。
それでは、また明日。