「お月見と草花」6日目
月齢 5.1
月の出 10:58
南中 16:09
月の入 21:15
こんばんは。
今夜は、こちらでは
曇り空でお月様は見られませんでしたが
皆さんのお住まいの所では
いかがでしたか?
月がないと、虫達の声も
少し弱いような気がするのは
気のせいでしょうか…
今日の草花は
「吾亦紅」です。
昨日、こちらでもご紹介しました
ムラサキエノコロ草を使ったブーケの中にも、
アクセントとして入れています。
深いエンジ色の吾亦紅が
風になびく草原で
すくっと立っている姿に出会うと、
触れて壊したりしないように
そーっと遠回りをしたくなります。
草原自体が減っているので
吾亦紅も、
なかなか身近な花とは
言えなくなって来てしまいました。
それでも
この季節
お花屋さんにはたくさん並びます。
今度、吾亦紅を見たら
そばに寄ってよく見て下さいね。
吾亦紅の花は上から開き、
だんだん下へと咲き進みます。
黄色い雄蕊がチラッと見えるのが
今、咲いている所で
下の方は蕾
上の方は咲き終わった萼になります
咲く前、咲いている所、咲いた後の色が
ほとんど同じなので
吾亦紅の花期はずーっと長いように
思えるのですね。
これも、
秋の野に長く咲いているように
昆虫にアピールする為の
吾亦紅の知恵です。
花が目立つ植物というのは
ほとんどの場合
何かの方法で虫に寄って来てもらう為の
工夫をしています。
大きな花は大きな虫
小さな花は小さな虫を
受粉を手伝ってもらいたい
虫に来てもらう為に
そういう姿になるように進化して来ました。
この花は誰にアピールしているのかな?
と虫になったつもりで見つめることは
作品のデザインにも活かされて来ますので
そんな目で、また、草花を
見てみて下さいね。
今日もお疲れさまでした。
それでは、また、明日。